暗号通貨

【 アフターコロナ米経済復活 】米個人給付金支給開始・株、ビットコインに注目

注目の3月FOMC終了、1.9兆ドルの巨額財政出動

3月18日未明、米国でFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されました。パウエル議長はどういう判断をするのか?発言に注目が集まっていましたが、米国経済成長見通しが想像以上に改善されていること、2023年末まで政策金利を据え置くこと、量的緩和を縮小する時期は「まだ訪れていない」とのことを発信しました。

1.9兆ドルの巨額財政出動で、米国経済を中心に世界は回復していく可能性があります。米国では、新型コロナウイルスについても感染者は激減しており、メジャーリーグは100%観客を動員させて行う予定です。マスク着用もそれぞれに任せるとしており、すでにアフターコロナの流れとなっています。株価・ビットコインにさらなる注目が集まります。

スピード給付・米国給付金給付開始

1.9兆ドルの追加経済政策の柱となっているのが、個人給付1,400ドルです。トランプ政権下ではスピード給付で、日本人としては給付も給付するスピード感もうらやましい話でしたが、バイデン政権でもすでに届き出しているとのこと。

日本が素早く対応できないのは、税制が米国とは異り、米国では、基本的にほぼ全員が確定申告を行いますので、税務当局はほぼすべての国民の所得や住所、口座番号を把握しています。日本でいうマイナンバーカードのような仕組みがすでにあるからで、国民は特に何をする必要もなく、給付されます。スピード感のある給付金が一気に米国民に流れ込んでいる、これは強く意識しておくべきポイントです。

12月に急騰したビットコイン

12月末から1月上旬にかけてビットコインが急騰したのが、記憶に新しいですが、1BTC=300万円が420万円付近まで上昇しました。このきっかけは米国給付金にあるといわれています。米国ではその頃トランプ政権で2度目の給付金を行なっていました。金額は600ドルと1度目、今回の3度目としてはやや少額ですが、それが年末年始しまっている株式市場の中で、仮想通貨市場に流れたと考えられます。

今回も米国株式市場、ビットコインなど仮想通貨市場への資金の流入が個人の行動としては起こる、もしくはすでに起っていると考えられます。個人としては、急騰までのイメージはわきませんが、底堅い展開が続くことは戦略として入れています。

有事を理解していない日本は円安

新型コロナウイルスの対策で気になるのが、我が国日本。正直大丈夫か?と突っ込みたくなる内容満載です。米国の財政出動はいわゆる有事での対応。まさに世界で戦争が起っている、その戦争に勝つには国債を発行する、、理にかなった内容です。

実際、戦争で経済は成長します。行き過ぎた、やり過ぎたなどは後からわかることで現在確実に民間は傷んでいる中、日本の対応を見ていると困窮者対象、その対応も出し渋りなどが出ているようですし、時短営業を要請した店舗に対しての協力金へのスピード感や無意味な公平感が気になります。そしてはじめは評価されていた新型コロナウイルスに関しても対策や、ワクチン接種を中心に決してうまくいっているとはいえません。

日本経済は失われた30年の流れを引きずったまま転換できずにいます。さらにはコロナ復興増税まで匂わせているありさまで、日本経済の成長は現時点では見込めません。そうなると、円が買われる理由がなく円が売られる(円安)となる流れが続く恐れがあります。

オージー(豪ドル)円の強さ

強さでいえば、オーストラリアです。新型コロナウイルス感染者はすでにゼロとなっており、収束しているともいえます。資源国通貨であるオージーが買われる流れは、リスクオフでは見られる傾向ですが、米国経済の成長を中心に世界がアフターコロナの動きとなると、リスクオフからのオージー買い、そして円が売られやすいのであれば、オージー円買いに注目したいところです。

押し目買い、売る場面ではない

為替でいえば、通貨の兼ね合いで売り(ショート)も行いますが、基本的な考えとしては、売りで利益を得る場面ではなく、大きく落ちても拾って行きたいと考えられる場面です。ビットコインは10万ドル、NYダウは5万ドルと強気な予想もちらほら出始めています。全てを鵜呑みにすることは危険ですが、チャートだけを見て、そろそろもう買われ過ぎじゃない?という判断は避け、さらに1段、2段の上昇をイメージしたいところです。

ドル円は転換している

ドル円は、昨年は円高に進むと考えていましたが、チャートを見ると転換とも捉えられます。菅首相の円高牽制もあると考えられますが、まずは110円、112円、120円などを視野に入れています。米国の長期金利の上昇継続が見込まれることでのドル買いが続きそうです。

オージーに関しては、長期金利は米国よりオーストラリアの方が高いですので、この辺りも注目しておきたいところです。強いトレンドでは、オシレーター系は通用しませんので、この辺も意識して見ておくと面白い発見があります。

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Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。