ロシアによる一方的なウクライナへの戦争は、プーチン大統領としては短期的に圧倒的戦力で終了させる予定だったのでしょうが、ウクライナの抵抗にあい長期化しそうです。
ウクライナは世界各国から義勇軍の参加を求め、ロシアはシリアから友軍参加を求めており、さらに戦争は激化しそうです。
「21世紀に入り、まさかこのような戦争が起こるとは・・・・」
皆さんもそう思われているかと思います。
中東やアフリカで起こっている戦争・紛争は他人事に感じても、ヨーロッパで起こっている戦争はニュースの頻度も圧倒的に増えますし、インターネットが発達し、SNSを通じ、誰でも情報をアップできる時代だからこそ、現場で起こっている深刻な事態が理解できます。
今一番恐ろしいと感じることは?
何らかの形で核戦争に発展することです。
既にロシアは非人道的兵器を使っていますので、この先どのような兵器が使われるのかはわかりませんし、ウクライナ側が抵抗すればするだけ、圧倒的な火力を持つ兵器が使われるリスクは高くなるでしょう。
キエフの綺麗な街並みが焦土と化す可能性が高くなります。
金融市場、暗号通貨市場はその度に高いボラティリティに晒され、市場の急落はこのあともたびたび訪れると考えるべきでしょう。
ドル円は120円まで早いかもしれません
※ドル円5年チャート
ドル円はいよいよ117円台をつけていますが、120円までの円安は早いかもしれません。
2021年の年初の102円台から117円台まで一気に円安が進みました。一昨年から動かしていた為替EAも流石にこの一方的な円安では為す術もなく飛びました。
今の状況では為替EAは一切機能しませんので、利用は控えることが賢明でしょう。そして、ボラティリティが非常に高い状況ですので、高いレバレッジは避けることが賢明です。
プーチン大統領が暗殺されたら世界は終わる?
一部ではプーチン大統領を暗殺しようとする動きも出てきているようですが、プーチン大統領がもし暗殺された場合、その瞬間にAIが作動し、自動的に世界の敵国に向けて核爆弾が発射される仕組みになっているというニュースも一部で流れています。
もしそのような事態になれば、アメリカからも対抗する形で自動的に大陸間弾道弾は発射されることになり、世界は終わります。
人類は滅びることになりますが、制御できない核を持つことを選択した人類の自業自得だと言えるのかもしれません。
制御できない核を持つリスク
福島原発事故から11年が既に経過しましたが、未だにデブリを取り出せる状況にもなく、さらにこの先何十年かかるか、どれだけの費用が追加でかかるのか、全く見通しが立たない状況です。
ウクライナ戦争では、たびたび原発施設もロシア軍からの攻撃を受けていますが、砲撃での放射能漏れがなくとも、この先制御したコントロールが可能かと言えば、非常に疑問も残り、今までの戦争では考えられない大きなリスクを抱えたまま戦争が進んでいます。
ロシア国民の生活は確実に極貧化する
西側各国が経済制裁をどれだけ強めても、プーチン大統領は全く意に介さない中で、ロシア国民の生活はこのあと確実に極貧化していきます。
一方的に責められたウクライナは街が破壊され、帰る場所もない難民がヨーロッパに溢れることになります。既に多くの難民問題を抱えるヨーロッパ各国。ヨーロッパの治安は確実に悪化していきますから、日本人にとってヨーロッパはコロナ禍のあとも、当面訪れることが難しい場所になりそうです。
投資市場の調整局面は長引く
株式市場、暗号通貨市場については、FOMCでの利上げが0.25%で収まり、コロナ禍から世界が抜け出すことで、上昇基調に入っていくと当初は考えていましたが、様々な形での核のリスクが現実化した今、調整局面は長引くと考えた方が良いでしょう。
今、資産として何を持つべきか?
このような状況下の中で、今持っておくべきものは現金・キャッシュです。
” インフレの中で現金の価値は継続的に下がるのでは? ”と言われればまさにその通りなのです。
しかし、現金価値下落よりも、株や不動産が急落し、結果的には割安で後から買える可能性のほうが高いのです。
円だけを持つのはリスク
ただし、円だけを持つことは非常に大きなリスクとなります。
今の円安の流れは続きます。今、世界が円を買う理由がありません。ユーロに対しては円は高くなるとしても、地政学的なリスクを考えればユーロを使う機会は日本人には当面ありません。ドル、HKD、中国元あたりへの通貨分散は重要です。
BTC、ETHも持つべき
そして、円からの回避という意味で言えば、BTC、ETHへの分散は非常に合理的な行動です。暗号通貨は基本的にドルと連動していますから、たとえBTCの価格がドルに対しては変化しなくても、円換算では上昇しているということになりますから。
ドルを稼ぐ!!
AI TRUSTでは暗号通貨のトレードを当初から行っていますが、クリプトトレンドリサーチでは昨年10月からスタートした当初から、10万ドルのポートフォリオを全て公開しています。
3月13日時点での利回りは累計で100%を超えました。
今月も現時点で8.85%の利益を出しています。
今は市場の方向性が見えにくいため、長期的な保有は行わず、1週間から2週間での短期での売買を繰り返し、ドル(USDT)を日々積み上げているのです。
暗号通貨トレードはドルを積み上げる効果的な投資方法なのです。
積み上げたドルをどう活用するのか?
積み上げた利益は、基本的には暗号通貨市場の下落のタイミングに合わせて買っていきますが、大きく増えた部分については常に暗号通貨口座から銀行口座に移動させ、ドルを積み上げ有事に備えておきます。
NASDAQがもう一段下落すれば、GAFAM(Facebookは除きますが)株の分散購入は非常に有効な投資となると思います。
ただし、戦争が長期化し、核使用の可能性が高まった場合、金融機関から全てのドルを引き出しておき、手元に積んでおきます。既に頑丈な金庫は準備してあります。
そのドルを使って何を買うのか?
これはその状況になってみてから考えることになります。
プーケットから帰れないロシア人
タイ南部のリゾート地プーケットでは、ロシアからの観光客が帰国できず、立ち往生しています。ウクライナ情勢の影響でロシアに戻る直行便の運航が停止されたためで、3000~3500人が足止めされているそうです。
米クレジットカード大手がロシア業務を停止したため、ロシア人客は現地での宿泊費などの支払いもできない状態にあるそうです。
このニュースを見た時に考えたことは2つありました。
それが下記の2つです。
①暗号通貨の重要性・必要性
②買取ビジネスの可能性
①暗号通貨の重要性・必要性
ひとつは暗号通貨の重要性・必要性です。もし足止めされたロシアの人たちが暗号通貨をウォレットに保管していれば、タイ国内で近くにいる人に換金してもらうことは容易にできます。タイバーツやドルを手にし、支払いをすることができます。
②買取ビジネスの可能性
そして、もう一つは買取ビジネスの可能性です。この時期プーケットに来るロシア人は裕福な方々が多いですから、彼らの所有している時計やバックなどを安く買うチャンスは大きいと考えられます。
ロシア人もロレックスは大好きですから皆さん持たれていると思います。特にリゾートですからダイバーズウォッチが多いと考えられます。通常の半値以下でも手放す可能性も高く、かなり効果的な買取ビジネスができるのではないかと思います。
暗号通貨でドルを稼ぎ、稼いだドルでロシア人が所有するブランド品を買い叩く。それを日本や香港に持ち込んで高嶺で転売する。今のタイミングだからこその方法です。
柔軟な対応力、思考力、行動力が重要
ウクライナの悲劇を傍観するだけでなく、起こり得るリスクを考え、そしてその上で、そこに対応する柔軟な対応力、思考力、行動力。これらがますます重要な時代になってきていると感じます。
AI TRUSTではこれからも世界の最新の経済・金融市場を俯瞰し、読者の皆さんに有益な情報をお届けしていきます!!
引き続きよろしくお願いします。
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