シオノギのコロナ治療薬であるゾコーバがようやく承認されました。国内の製薬会社の薬が重症者以外にも対象に使える事になるのは非常に安心材料になりますね。
ワクチン接種してもコロナにかかる人はかかりますし、かかった時に飲み薬があるのは安心です。コロナの場合、後遺症リスクが高いですから、そのリスク回避にもなりそうです。
今日は日本の株式市場は祝日で休み。明日はシオノギ株はストップ高をつけるか。そして、それが続くのか?日本株全体にも好影響を与えることになるかもしれません。
2020年、最初にコロナのパンデミックが起こった時は誰も状況がわからず、どこまで拡大するのか?経済にどれだけマイナス影響を及ぼすのかもわかりませんでした。そして金融市場は混乱し、株式市場は大きく下落しました。
コロナが落ち着けば安心感から日本株は上昇
しかし、流石に感染が継続して続く中、経済を再開するなか、経済への影響も限定されてきています。
更には万人用の飲み薬がいつでも手に入る状況にあれば、風邪とコロナは変わりがないものと多くの人は考えるようになれますし、安心感から経済の後押しになる可能性も高いです。
そうなれば、日本株を押し上げる効果が出てくると考えられるわけです。
シオノギ製薬の年初来高嶺は8,350円ですが、まずはこれを超えてくるのは確実でしょうし、そこからどこまで伸びるか注目していきましょう。
海外でのコロナ感染状況は?
日本は新たなコロナ拡大期に入っていますが、世界に目を向けてみると、欧米では実際には感染拡大はしているのですが、そもそも無症状であれば病院にもいきませんから、実際にどれだけ感染拡大しているかが不明です。もうすでに完全にコロナを社会・経済が受け入れています。
お隣の中国は引き続きゼロコロナ政策を行っています。21日の本土新規感染者は2万7307人です。上海を中心に急増していた今年4月に付けた過去最多の2万8973人に近づいています。製造業が集積する南部・広東省広州市が感染拡大の中心となっており、同省の21日の新規感染者(8588人)のうち大半を占めています。
引き続き厳しい移動制限阻止がとられていますから、感染拡大による制限地域の拡大は経済には相当大きなダメージを及ぼします。
↓↓中国でのコロナ感染拡大と資源価格推移の相関性↓↓
中国の工場が止まれば出荷に影響を及ぼしますし、そこに影響される企業も多いので、この辺りは注意が必要ですね。
iPhoneの生産が遅れるApple。次の決算はどうも悪い数字が出てきそうです。もしそうなれば市場ショックは大きいと思います。
↓↓GAFAMの株価はどうなる?↓↓
テスラの株価についても注目
そしてなんといってもTeslaです。生産と販売が合わせて大きなリスクに晒されているわけです。4日前にTwitterについての記事を書きましたが、その中でTesla株の下落、ショートについて書いていますが、すでに大きく下がりました。
Twitterの混乱はさらに広がっていますし、イーロンマスク氏にとっては逆境が長引きそうです。ちなみにイーロンマスク氏は今年に入って14兆円資産が減ったそうです。当然のことながら、人類史上過去最大の減少です。
アメリカの金利はFOMCでこのあとまだ3回は利上げが行われるでしょう。合計1%が今の想定ですが、インフレが高止まりすれば1.5%程度までの利上げが予想されます。
昨日の10年債利回りは3.76%でしたが、この後は再度上昇し5%に近づくと考えています。当然アメリカ株には重しになり、どこかのタイミングからは再度の下落基調と考えます。
NASDAQ株には厳しい局面が再度訪れることになるでしょうね。ショートするには良いタイミングだと思います。