中国のコロナ感染が拡大しています。ゼロコロナ政策を行っても感染拡大は止まりません。
日本を含めて他国ではすでに多くの人が一度は感染しているため免疫力を持った人が多く、感染拡大しても重症化リスクは低いです。
中国のゼロコロナ対策で悪影響が出始める
中国の場合、ゼロコロナ政策を延々と行ったことが、結果的に悪影響を及ぼしているように思います。免疫力のないお年寄りは死亡するリスクが高く、死亡者が大量に出れば共産党体制が批判されますし、結局、後手後手に回らざるを得ない状況にあるように思います。
最近は経済成長率については重点を置かなくなっているように感じられますし、習近平氏による独裁体制が中国の衰退を早めるようにも思います。ただし、そうなった時に、国民の不満の矛先をかわすため、台湾への行動を早めるリスクについては常に考える必要があります。
日本の場合、海上輸送が滞った場合、エネルギーや食料品不足に陥る可能性が高く、これはすなわち物価の急騰につながります。インフレがさらに進むことになり、多くの国民の生活はさらに厳しくなると言うことです。
↓↓貿易赤字定着とドル円の関係↓↓
アップルの業績はどうなる?
米アップルのスマートフォン「iPhone」の生産を請け負う台湾のホンハイ精密工業の鄭州工場で22日夜から23日にかけて、待遇を巡って一部の従業員が抗議活動を行い警備部門などと衝突が起きました。
コロナ禍で工場内に閉じ込められた生活を送っている人も多いようです。そして工場内で相当コロナが蔓延しているようです。この工場ではすでに定期的に衝突が起こっています。
工場の稼働に悪影響が出ていますから混乱が長引くことで、iPhoneの供給に大きな悪影響が出ると考えられます。
↓↓中国でのコロナ感染拡大と資源価格推移の相関性↓↓
既にiPhoneの新型機種は売れ行きが芳しくなく、一定量のまとめ買いでの割引も開始されています。売れていないことで、供給が大丈夫だとしても、それはこの四半期の業績が悪化すると言うことです。
過去1年のチャートを見ると年初は182ドルだったものが11月には134ドルの安値をつけ、それが現在、市場全体の上昇の中で151ドルまで復活しています。
iPhone14 ProおよびiPhone14 Pro Maxの不足が、今年の第4四半期(10月~12月)の収益予想の下方修正につながる可能性は高いと思います。そうなれば11月の安値を割り込むことは十分に予想できます。安値で仕込むにはAppleは非常に魅力的な株だと思います。
ただし2023年は高い金利の中で企業業績は圧迫されますので、株式市場には厳しい1年になるとは思いますので買うタイミングの見極めが重要です。
↓↓米金利と米国株の相関性↓↓
次のAppleの決算発表は2023年1月の後半
次の決算発表は来年1月の後半となりますが、次回12月のFOMCでは0.5%の利上げが行われる公算が高いです。
・ここで市場は安心感が出て米株は上昇するか?
・それとも直近は上昇が続いていたのでファクトセルとなるか?
年内はとりあえず日本を含めた株式市場は強いと思います。
Appleの決算発表まではまだ2ヶ月ありますが、FOMCの利上げで実質金利は再度上昇していくことが考えられますので、1月後半はGAFAM決算を前後して、金融市場全体が揺らぐことがありそうです。
暗号通貨市場は昨日から上昇していますが、FTX問題の余波が広がる中での上昇であり、思っている以上に市場の底は固いように感じますね。