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貿易赤字定着とドル円の関係

【貿易赤字拡大】15ヶ月連続で赤字が続く

日本の10月の貿易収支は2兆1623億円の赤字となりました。

これは民間予測調査での1兆6100億円の赤字額を大幅に上回った形です。

日本はエネルギーも食糧も、生活の基盤となる多くのものを輸入に頼っています。様々な意味から考えてもリスクが高い状況にあると感じます。

貿易収支、10月は2兆1623億円の赤字 赤字額が予想上振れ

財務省が17日発表した貿易統計速報によると、10月の貿易収支は2兆1623億円の赤字となった。ロイターが事前に実施した民間予測調査(1兆6100億円の赤字)の赤字額を大幅に上回った。

貿易赤字は15カ月連続。貿易収支のうち、輸出は前年比25.3%増の9兆0015億円だった。輸入は前年比53.5%増の11兆1638億円で、輸出入ともに過去最大となった。

https://jp.reuters.com/article/japan-trade-oct-idJPKBN2S7005

そして、貿易赤字は15ヶ月連続で、赤字は完全に定着化しています。

ウクライナ戦争は長期化の状況の中で、エネルギー価格の大幅な下落は想定し難く、高止まりすることになるでしょう。ドル円は現在139.5円台近辺にありますが再度円安に進むことが考えられます。

アメリカ小売高上昇

アメリカの小売高は8ヶ月ぶりの大きくな上昇を見せています。高いインフレ、値上げの中でもアメリカの消費者は耐性を持っているということです。

米小売売上高、8カ月ぶり大幅増-利上げペース減速の議論複雑に

10月の米小売売上高は市場予想以上に増え、伸びが8カ月ぶりの大きさとなった。数十年ぶりの高インフレに見舞われ、景気見通しが悪化しているにもかかわらず、財への需要が広範囲に持ちこたえていることが示唆された。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-16/RLG091T0AFBS01

コロナ禍でアメリカでは大量の資金が個人に配りました。3回にわたって合計3,200ドルの大盤振る舞いです。紙幣のばら撒きすぎによって需給関係が変わりものの価値が上昇し、紙幣の価値が下落して、インフレが起こっているわけです。

こちらのフォーブスの記事では3回の給付金のお金の使い道が書かれています。

1回目は多くが消費に回っていますが、その後は貯蓄などに使う割合が増えています。

コロナ対策で支給された3回の給付金、米国人はどう使ったか

1回目の給付金については、どの年収レベルでも、消費に充てた傾向が強かった。しかし、所得が高めの人は貯蓄に回しがちで、その傾向は2回目と3回目で特に強くなった。

https://forbesjapan.com/articles/detail/41725

結局のところ、お金のばら撒きは無駄なインフレを生みだし、低所得層。中間層を苦しめることになるわけです。

今後のドル円の動きは?

貿易赤字の定着が意味することは、実需として日本は大量のドルをこの先も必要とするということになります。

原油や食料品の仕入れはドルで行うからです。企業の原材料もドルで仕入れますので、ドルを買う必要があります。ドルの需要が今後も大きいということで、ドル高に繋がります。

そしてアメリカの小売売上高が強いということは、インフレ率の高止まりにつながりますのでFOMCでの利上げ継続の後押しになります。日米間の金利差はますます広がることになるわけです。

そして、アメリカは2%までインフレ率を抑えるためには、実際のインフレ率よりも5%以上の開きがあるわけですから、今の金利で収まるはずがありません。実質的な金利差拡大はこのあとまだ続きますし、その状態が長く続きますので円安の流れはまだまだ続くのです。

イギリスインフレ率11.1%

イギリスのインフレは40年ぶりの上昇幅で、なんと11.1%となりました。

イギリスのインフレ率11%超 40年ぶりの高水準 光熱費の高騰など原因

イギリスの消費者物価指数が発表され、光熱費の高騰などが原因によるインフレ率は11%を超えました。国家統計局は「家庭用の電気・ガス代の値上げが最大の原因」と指摘しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/80930c432807d5e0ff58e934663ae41f88d3e261

イギリスは完全にスタグフレーション入りになるでしょうね。すでに経済はマイナス圏に落ち込んでいます。中央銀行での利上げは継続されることになりますし、想定よりも利上げが強化される形にもつながるでしょう。

そうなると、イギリスの不動産は大きく下落するリスクが高くなります。経済が下落する中で家を買う需要は落ち込んでいます。その中で利上げが行われるわけです。

イギリスでは5年契約での固定金利で住宅ローンを組んでいる家庭が多いです。次回の借り換え時の金利負担に耐えられなくなると思います。不動産が大量に市場にでてきます。需給バランスが変わり、この先数年で20%程度は不動産価格は下がると思います。

ポンドドルの為替は利益が取りやすい

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