経済ビジネス

【投資熟考3月26日】投資市場の変化に注意を!!

投資市場全般を見渡すと、3月半程度から変化の兆候が見られています。短期でのトレードを行う投資家はこの変化には注意しましょう。

特に暗号通貨市場では顕著になってきています。過剰流動性バブルはまだ当面続きますが、暗号通貨市場に関して言えば、しばらくは調整局面が続くかもしれません。

ロビンフッターの退出?

アメリカで1人あたり15万円程度ずつ配られた助成金ですが、多くの専門家は多くの額が金融市場、投資市場に流れ込むと予想しており、それにより株価、ビットコインの大きな上昇が起こると考えられていました。

AI TRUSTでも同様の考えで、ビットコインは特に大きく上昇すると予測していました。実際に配られ始めた直後は大きく上昇しましたが、その後の継続上昇にはつながらず、そこから相場は反落することになりました。

 テスラ車をBTCで購入のニュースもロビンフッターの売り場に

1月、2月であれば、イーロンマスク氏によるツイート ” BTCでテスラが買える ” このサプライズで1万ドル単位の上昇があったでしょう。しかし今回はこのニュースが流れた後、3%程度の上昇に止まりました。そしてアメリカの昼時間には下落し始め、だらだらと市場は下落しています。

米昼時間に下落傾向に

2月までの暗号通貨市場は、アメリカの昼時間に24時間内の高値をつける傾向にありましたが、この傾向が変わってきています。ロビンフッター達のビットコイン投資の熱が覚めつつあるようです。今回の15万円の助成金も、アメリカでのワクチン接種が広がることで、コロナによる外出規制の緩和が広がり、既に飛行機の搭乗者数も昨年来からの最大値になっており、旅行やレジャー用に投資資金、助成金を振り向けようとしていることが明確です。

SPAC市場でも明確な変化が

今年に入り既に昨年1年よりも調達額が上回っているSPAC市場ですが、ブームが覚めつつあります。多くの投資家がSPACのリスクに気がつき始め、株価が下落し始めています。今月資金調達した銘柄は調達時よりも下落するものが多数を占めるようになっています。SPACという局地バブルは崩壊する恐れもありますので、手を出さないことが賢明でしょう。

ビットコインの流動性は継続して減少している

イーロンマスク氏の次の行動をどう読み解くか?記事の中では、テスラへの支払いでBTCが使われた場合、そのBTCは売らないと言っています。これは市場に流動するビットコインの数が継続的に減少することを意味します。

1月以降のビットコインの流動性を見てみると、取引所におかれるビットコインの総数が継続減少しています。個人投資家、ロビンフッターが継続売却する中で、機関投資家等の買いは継続的に行われています。機関投資家のビットコインは取引所にはおかれませんので、市場に流動するビットコインが継続減少することになるのです。

結果的には先々ビットコインの価格の上昇を促すことになります。

短期的な調整局面がどの程度続くのかは、このあとの状況を見てみなければわかりませんが、下値では確実に機関投資家の買いが続いていますので、過剰流動性バブルの継続する状況の中では、ビットコイン価格の大暴落というのは起こらないと思います。(と言っても半値になる可能性は調整局面では十分にあります。ビットコイン、暗号通貨は他の金融資産と違い、圧倒的にボラティリティが高いですから。)

テスラの狙いはどこにある?

イーロンマスク氏の次の狙いはどこにあるのか?2つの可能性がまずは考えられると思います。

①エコエネルギーでのマイニング

イーロンマスク氏のソーラーシティ社のエネルギーを使い、自社でビットコインのマイニングを行う可能性が高いのではないかと考えています。ビットコインは大量の電力を消費し、結果的に地球環境に悪影響を与えると多くのアナリストは訴えています。そしてこのことが、今のビットコインの価格形成における大きなリスクとなっています。

テスラ&ソーラーシティという協力体制の中で、エコエネルギーでの全量マイニングを行うことになれば、地球環境にも優しく、市場には大きなサプライズとなり、ビットコイン価格を大きく上昇させることになるでしょう。

②テスラ社によるマイニングマシン開発

スペースXでの実績をみれば、イーロンマスク氏の持つテスラ・スペースX・ソーラーパワーという組み合わせの中で、自社での圧倒的に効率の高く、そしてエネルギー消費の少ないマイニングマシンの開発は十分可能ですし、ここに大きな狙いがあるのではないかと考えています。

自社のマシンで、太陽光による原価のかからない電力で、効率よくビットコインを採掘する。そしてテスラ車の購入はビットコインで行える。得たビットコインは売却しない。どんどんビットコインはテスラ社の下に集中することになります。価格形成がより行いやすくなりますし、市場流動性がどんどん細まることになりますので、ビットコイン価格は継続して大きく上昇します。

ビットコイン価格が大きく上昇することで、テスラ社の持つ資産は継続的に大きく膨れ上がっていきます。この仕掛けにより、テスラ社の企業価値はさらに大きく上昇することにつながり、金融市場からフィアット(現金・紙幣)の資金調達が割安に大きくできることになります。

そしてその資金を使い、さらに事業拡大を行うことができるようになりますし、実質的にビットコインというデジタルマネーのメインフレームのひとつの支配権も持つことにもなるのです。

フェイスブックはリブラによって自社の経済圏を広げようとしましたが、世界各国から非難・敬遠されました。これに対し、既に世界各国が認めているビットコインを牛耳ることで、自社の経済圏を広げる。これがイーロンマスク氏の戦略のように感じます。

この筋書きがもしあっていれば、ビットコインの価値は将来的に1億円になってもおかしくありません。しかしこの筋書きが全く違うもので、さらに、ビットコインマイニングが環境に与える悪影響が大きすぎると多くの機関投資家も考えれば、機関投資家所有分の全てが売りに回る可能性があり、それによってビットコインは大暴落し、暗号通貨市場全体に氷河期が訪れる。これもあり得る話です。

個人的な考えとしては、イーロンマスク氏にはまだまだ次の考えがあると思いますし、今問題と考えられていること、リスクと考えられていることを全てクリアーしていくと思いますし、ビットコインは長期的にさらに大きく上昇する。改めてそう考えています。

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チャーリーTAKA
チャーリーTAKA
日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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