投資

【 コツコツ増やす 】 ドルコスト平均法とは? メリットデメリットも紹介

投資素人はドルコスト平均法がおすすめ

銀行預金をしていてもほとんど増えない時代です。預金しているだけでは手数料を取られるようなニュースもちらほら出ていますので、今後これはもっと浸透していくでしょう。そんな中、資産はあるけどどう増やしていいか分からないという方に、ドルコスト平均法について解説します。投資といえば、投資ですが、投資は意味が分からない、思いっきり勉強するとか無理という方は、ぜひこのドルコスト平均法 を理解されて見てください。コツコツと資産を積み上げて増やしていく、そんなイメージですが、もちろん必ず増える訳ではありません。メリット・デメリットもあります。

ドルコスト平均法とは分散投資

ドルコスト平均法 とは、一括投資と違って、分散して積立てていく投資です。集中して一括で投資を行うと、そこから下落したときに資産は目減りします。未来の金融商品の価値が上がるか下がるかなど、だれにも分からない中で、ドルコスト平均法 は、同じタイミングで同じ資産を構築していきます。

ドルコスト平均法 とは米国での呼び方で、ドルを積み増していく投資手法です。英国では、ポンドコスト平均法といわれています。投資する案件によってさまざまですが、考え方は似たり寄ったりで、” 一定額を決まったときに買う ” ことで、分散して投資を行うことが可能になります。

分散することのメリットは、リスク分散ですし、いちいち目先の価格に一喜一憂する必要はありませんので、メンタル的にもゆとりが持てます。実際どのような内容なのか?ドルコスト平均法のポイントと具体例を用いて説明します。

ドルコスト平均法 のポイント

ドルコスト平均法 のポイントを上げておきます。

・10年〜30年の長期での資産形成
・金融商品を定期的に定額or定量で購入していく投資
・少額でも毎月定額の投資

定量で行うか、定額で行うかでも変わってきます。定量とは、同じ「枚数(口数)」を購入することですので、枚数は変わりませんが、購入時に価格が変わってきます。定額の場合は、例えば月額2万円と決めていれば、2万円にたいしての金融商品の枚数となりますので、保有枚数はその都度変わります。まずはここをどちらにするか決めておくといいですね。

ドルコスト平均法 具体例

ドルコスト平均法は、投資信託、為替、仮想通貨などさまざまな金融商品で行うことが可能です。ここでは、今ブームの仮想通貨、ビットコインで説明して見ます。もし、ビットコインをご存知ないという方も、特に他の商品と変わりはありませんので、先入観を捨ててご覧ください。

2017年1月、ビットコインは1BTC=10万円でした。これは、1BTCという枚数を保有するのに必要な金額が10万円ということを意味します。ただし、最低購入枚数が1BTCかといえばそうではありません。0.01BTCでも、0.5BTCでも可能です。また、1万円分をBTCに替えることも可能で、その場合のBTCはそのときのレートで異なります。

2017年12月、1BTCは220万円となりました。(取引所によって異なります)これは、あくまで結果論ですが、2017年1月に1BTCを10万円で投資していたら、年末には220万円になっているということです。10万円が220万円になったということですね。しかし、このようなバブル的な状況はごく稀です。ですので、毎月一定額or一定枚数を積み立てていくというのが、ドルコスト平均法の考え方です。

定量でドルコスト平均法を行う場合


・毎月0.01BTCを購入
・1年後には、0.12BTC
・0.12×その時点でのレート=1年間の価値

定額でドルコスト平均法を行う場合


・毎月2万円分のBTCを購入
・1年後には、24万円を使ってBTCの枚数を増やしている(枚数は月のレートによって異なる)
・(年間で取得したトータル枚数)×その時点でのレート=1年間の価値

日経平均などでいえば、現在23000円ほどを推移していますが、リーマンショック時は、7000円ほどでした。価値が上昇すれば当然下の方で購入していると利益が増え、価値が下落すれば上の方で購入している分は損失となります。

ドルコスト平均法は、これを分割していますので、トータルでプラスであれば利益が出ています。これを毎月積み上げていきましょうという投資の手段、考え方です。

ドルコスト平均法、メリット・デメリット

最後に、ドルコスト平均法のメリット、デメリットについて上げておきます。

ドルコスト平均法メリット

ドルコスト平均法のメリットは下記の通りです。

・目先の価格に一喜一憂しなくていい
・ルールが端的で淡々と行える
・価格の上昇で、大きく資産が増える
・下落したら下で、安くで買えるという安堵感

ドルコスト平均法デメリット

ドルコスト平均法のデメリットは下記の通りです。

・毎月の手数料がかさむ
・平均購入単価を下げられるが、損をしない訳ではない
・元本保証はない
・選ぶ金融商品によって当たり外れがある

あくまでも投資ですので、リスクは理解した上で行うべきですが、初心者の方でも、比較的取り組みやすい内容です。前述のビットコインもですが、ゴールドをドルコスト平均法で行なっている方は、現在大きな資産を築かれています。

逆にスワップ金利狙いで行なった、トルコリラで大きな損失を出した方もいるのではないでしょうか。選ぶ金融商品によっては、資産が目減りすることも、大きな資産を得ることも可能です。コツコツと積み上げるドルコスト平均法、余剰資金で長期的な視点で、チャレンジしてみるのも面白いですね。

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Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。