年々増える災害、ここ数年、毎年のように過去最強クラス、数十年に一度などのワードが飛び出し猛威を振るっています。冬になると落ち着くイメージはありますが、阪神淡路大震災は1月、東日本大震災は3月と寒い時期に起きているのです。
また、政府の地震調査委員会が発表している南海トラフで想定されるマグニチュード8から9の巨大地震については、今後30年以内に発生する確率は80%となっており、いつ起きてもおかしくないとされているのです。
年の瀬だからこそ、新年に向けて災害への備えと備蓄を見直しましょう。
ローリングストック
まず何よりも備えておきたいのが備蓄ですが、特に必須なのが水と食料です。
最低3日分は確保したいところですが、余裕を持った1週間分が望ましいです。
目安としては大人で1日3リットル、子供でも年齢にもよりますが2リットルは欲しいところです。(生活用水含む)
大人2人子供1人としても1日8リットル、3日で24リットルになるので、2Lのペットボトルで12本、余裕を持つなら倍の24本を確保するといいでしょう。今はコストコやホームセンターなど安価にまとめて購入できますので、確保自体は難しくありません。
コツとしては、ずっと貯めておかないことです。最近の清涼飲料水は賞味期限が長く数年もつものが多いですが、定期的に使うようにして足りなくなった分だけを補充する、ローリングストックが望ましいです。
ストックするだけでなく普段の生活の中で消費させ、定期的に補充することで備えましょう。そしてこれは水だけではありません。用意しておきたいストックは他にもたくさんあります。
災害時に備えておきたい備蓄食品
・レトルト食品
・カップ麺
・パックごはん
・缶詰(パン・肉・魚・野菜)
・ビスケット、チョコレート
・果物、野菜ジュース
火を使わなくても調理できるものを心がけるといいいでしょう。
さらに最近では、レスキューフーズという非常食が登場しました。これはいつもと同じ美味しくて温かい食事がしたい! 火や電気を使わずに、いつでもどこでも簡単に加熱・加温ができ、 温かくおいしく、しかも食べやすいというコンセプトで作られています。
非常食の分野では老舗のホリカフーズが製造しており、カレーや牛丼、ハンバーグなどラインナップも幅広く発熱剤が付いているので、いつでも温かい食事をとることができます。
保存についてもほとんどの商品が3年6ヶ月と長持ちするので、ぜひ試してみてください。
「レスキューフーズ」と検索すればすぐに見つかります。
用意しておきたい生活用品
・災害用トイレ、トイレットペーパー、ティッシュペーパー
・マッチ、ろうそく・カセットコンロ
・除菌スプレーやウェットティッシュ
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
・ラップフィルム
・調理器具
ラップはお皿に巻くと使い捨てとして使えるので重宝します。
ライフラインのうち復旧に最も時間がかかるのは、ガスだといわれています。温かい物を口にするため、調理器具を用意することも大切です。
避難した場合に必要なもの
・歯ブラシ、マウスウォッシュ
・メガネ、コンタクト
・ゴミ袋
・アイマスク、耳栓
・手袋やカイロ(冬)
・使い捨てスリッパ
・ラジオ
そして絶対に欠かせないのは、電気の確保です。震災時に幅広いエリアで停電になることはよくありますので、懐中電灯やヘッドライトなど灯りは常に準備しておきましょう。
さらにあると便利なのがモバイルバッテリーです。何よりもスマホの充電がなくなってしまうと、連絡手段が途絶えてしまいます。最近では大容量のポータブルバッテリーも手に入りやすくなっています。太陽光で充電できる持ち運びしやすいソーラーパネルとセットで保有していると、かなり安心ですね。
備えあれば憂いなし
災害はいつ起こるかわかりません。一度に揃えるのは大変かもしれませんが、常日頃の準備がいざというときにモノを言います。
一度揃えてローリングストックをしておけば役立つはずなので、ぜひ心がけてみてください。
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