あり得ないをあり得るに、歴史は繰り返す
過去にあり得ない、出来っこないということが、今ではあり得るようになったことは多く存在します。その積み重ね、それが人類の歴史ですね。少し壮大な内容ですが、例えばこれからAIによって労働力が人からAIに移っていくといわれています。
これを聞くと多くの人は、危機感や違和感を覚えるのではないでしょうか。しかし、よく考えると当然の流れともいえます。
過去の農作業の歴史を考えて見てください。人がクワを持って自力で耕している時代から、牛車を使っての農作業、そして現在は人が農業機械を動かしての作業となっています。最近では、その農業機械が無人や遠隔操作などになったため徐々に人が離れていっています。
これは、必ずしも人が不要になるのではなく、便利になっていっている過程だと考えられますが、このようにあり得ないことがあり得るようになった歴史は、自分たちが生きている間にも多く存在します。
パソコン、スマートフォンの時代
パソコンでの業務やスマートフォンで友達に連絡することなどが当たり前になっていますが、これも同様ですね。ここ数十年で急速に伸びました。僕の年齢は45歳なのですが、大学生のときに携帯電話(かなり大きな持っていたら恥ずかしい感じの)が登場しました。
そこから、PHSやスマートフォンなど年々便利になっていき、今では子どもたちですら持っていることがおかしくなくなっています。逆に苦手意識で、どちらかといえば避けていた高齢者も、まずは携帯電話、そしてガラケーからスマートフォンへと移っています。
これは、やはり使い勝手といえます。新しく進化したものは、使ってみると便利に進化しているので、慣れてしまえば後は、昔使っていたものが不便に感じますね。パソコンでいえばメールや、最近では、コロナ禍でテレワークが進み、自宅で仕事をする人が増えてきています。
このような時代を誰が想像したでしょうか。満員電車に揺られて会社に通い、帰りに一杯ひっかけて帰るのが普通だった時代がもう古くなろうとしています。
仮想通貨の歴史はまだ浅い
そんな中、ビットコインという謎のコインが、世の中に登場しました。これは、まだ歴史は浅く2008年「サトシナカモト」と呼ばれる匿名の人物がだれもが閲覧できるインターネット上に論文を提出したことが始まりです。
この論文を見てビットコインに魅了された人たちによって小さなコミュニティからビットコインは始まっています。運用は、2009年1月からですので、まだ11年目です。歴史としては浅いですが、知名度はどうでしょう。
日本でも2017年に仮想通貨バブルといわれる価格の急騰により、一気に仮想通貨は注目を集めました。その後、ハッキングや法規制などでほとんどの仮想通貨の価格は急落し、一掃された感はありますが、ビットコイン、仮想通貨自体は、変わらず残っています。仮想通貨の時代はまだ始まったばかりということです。
各国政府も注目、仮想通貨今後
仮想通貨が注目されると同時並行で世界で意識されだしているのが、キャッシュレス決済。特にスマホ一台あれば、財布が不要なウォレットは、日本でも国策として広げようという動きとなっています。これは、スマートフォンの普及が前述したようにかなり大きいからです。
紙幣、貨幣が当たり前、財布からの支払いが当たり前の時代が、「昔は皮の入れ物から紙のお金をだしていました」と歴史で語られる時代が近づいています。そこには、デジタル通貨と仮想通貨が並行して広がることが考えられます。ただ、今後の注意点としては、デジタル通貨と仮想通貨は全く別物ということを認識されるか?というところです。
デジタル人民元が先導の兆し、米国も警戒
現在、法定通貨のデジタル版でいえば、中国のデジタル人民元が頭角を現してきています。米中問題の真の争いは、実は貿易ではなく、” 基軸通貨争い “ ともいわれています。ここには米中はもちろんですが各国の通貨も当然デジタル化されていくでしょうが、セキュリティ面やあらゆる法整備も必要となってきます。
2020年現在でいえば、そんな中での仮想通貨は、目の上のたんこぶと捉えられている可能性も否めません。ブロックチェーンは認めるが、仮想通貨は信頼性に欠ける・・ というような声は、世界の中央銀行や政府は、口裏を合わせたかのように発しています。これらを懸念するのは、利便性などの批判ではなく、仮想通貨に国民が移動されては、中央政府としての位置付けに不都合が生じるからではないでしょうか。
長期的な仮想通貨の未来は明るい
中期的には、政府の規制は強まります。デジタル通貨とごっちゃになってしまう人もいて広まりは限定的かもしれません。しかし、仮想通貨の各コインが秘めている可能性は無限大にあります。
過去、アップルやアマゾン、グーグル、フェイスブックがここまで成長することをだれが予測したでしょうか。仮想通貨も多くの目的に基づいた作られているコインが存在しますが、この可能性は、未知数で非常に魅力的です。
資産価値として当然ゼロになるプロジェクトもあるでしょうが、何度も何度も淘汰されることによって、業界の未来は、磨かれていくと考えています。新しい内容が出てくるとどうしても拒否反応が起こります。しかし、それらが伸びだしたらどうでしょう。
電気はすぐに受け入れられた?飛行機はだれもがすごいといった?これらを考えると自ずと答えが見えてきます。過去の歴史が教えてくれます。この記事を10年後読み返したとき、今はまだまだ初動で、そこから一気に広がり想像もつかない未来となり、仮想通貨業界が世界経済を担う牽引をしてくれていることを楽しみにしています。
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