経済ビジネス

【 世界時価総額ランキング 】平成元年の日本の輝き、令和では悲惨な状況

世界時価総額ランキングとは

世界時価総額ランキングをご存知でしょうか。時価総額とは、上場企業の株価に発行済株式数を掛けたものをいいます。企業の成績表とでもいいましょうか。

時価総額が大きいということは、業績だけではなく将来の成長に対する期待も大きいということで、株をされる方などは注目している数字です。そんな時価総額ですが、世界時価総額ランキングの比較をすることで、歴史を振り返ることも可能です。

なんとなく、日々過ごしている中でも、世界中の企業はしのぎを削っています。今回は、そんな世界の時価総額ランキングを平成と令和で比較して検証したいと思いますので、どうぞお付き合いください。

昭和から平成へ移り変わり

まずは歴史を振り返ってみましょう。平成元年です。この記事を読まれている方の中には、まだ生まれていない方やバリバリ働いていた方様々でしょうが、僕自身は、中学1年生でした。当時は昭和64年がわずか7日で終了し、平成になったということは鮮明に覚えています。平成おじさんといわれた、のちに内閣総理大臣になる、今は亡き小渕恵三氏が高々に「平成」と掲げ、新しい時代の幕開けに人々は胸を躍らせたのではないでしょうか。

そんな平成元年ですが、日本ではすでにバブルのピークを迎えていたといわれます。高度経済成長後にやって来たバブルの恩恵は、中学生の僕としては全くなにも受けていませんが、のちに営業マンとして働く際に、バブルを経験した世代の人たちから「あの頃は・・」という経験していない身としては、想像もつかない内容をよく聞きました。1万円札を手に持ちタクシーを止める。買う株は全て上がる。

女性でいえば、アッシーくん(運んでもらう役目)、メッシーくん(ご飯を食べさせてくれる役目)などがいた時代。いい方は悪いですが、猫も杓子も能力がなくても、努力しなくても、お金が稼げたということです。当然そんな中、努力を続けた日本の企業は世界でも大きく成長しました。

世界の時価総額ランキング<平成元年日本が上位独占、>

そんな輝かしい時代の平成元年。時価総額ランキングを見てみましょう。

1位:NTT(日本):1638.6億ドル
2位:日本興業銀行(日本):715.9億ドル
3位:住友銀行(日本):695.9億ドル
4位:富士銀行(日本):670.8億ドル
5位:第一勧業銀行(日本):660.9億ドル
6位:IBM(米国):646.5億ドル
7位:三菱銀行(日本):592.7億ドル
8位:エクソン(米国):549.2億ドル
9位:東京電力(日本):544.6億ドル
10位:ロイヤル・ダッチ・シェル(英国):543.6億ドル

上位5位までがなんと日本!! という誇らしいランキングとなっています。銀行の強さが際立ちますね。ただし平成はバブル崩壊で、日本経済にとってはこのあとは厳しい時代に突入していきます。

日本のバブル崩壊を改めて検証する

失われた30年

平成の30年は、失われた30年ともいわれています。正直、中学生から大人になった今、ほとんどの時間が平成だった僕にとってはあまりピンと来ません。さらには、平成生まれの人たちでいえばなおさらではないでしょうか。節約志向の子供が多いというのも、この失われた30年の中での無意識の日本人の行動がそうしているのはないでしょうか。中国に抜かれ経済大国の座も3位に落ちています。

世界時価総額ランキングに異変<令和の最新状況>

日本の失われた30年は、世界の時価総額ランキングにも大きく影響が出ています。令和の最新2020年6月末時点での世界の時価総額ランキングは以下の通りです。

1位:サウジアラムコ(サウジアラビア):1,720.2億ドル
2位:アップル(米国):1,581.165億ドル
3位:マイクロソフト(米国):1,543.306億ドル
4位:アマゾン・ドット・コム(米国):1,376.033億ドル
5位:アルファベット(米国):966.497億ドル
6位:フェイスブック(米国):646.946億ドル
7位:テンセント・ホールディングス(中国):619.854億ドル
8位:アリババ・グループ・ホールディング(中国):610.803億ドル
9位:バークシャー・ハサウェイ(米国):433.463億ドル
10位:ビザ(米国):375.425億ドル

圧倒的な強さだった平成元年の日本は、令和には世界の時価総額ランキングベスト10に一社もありません。ベスト10どころか、最高順位でトヨタ自動車の46位です。

世界のトヨタといわれている日本のトヨタ自動車ですら世界の時価総額ランキング46位です。ちなみにトヨタ自動車は平成元年は11位です。1位のサウジアラムコは国有石油会社ですので、個人的には論外です。それでいえば、米国の強さが目立つということです。

上位企業をみても分かるように、みなハイテク企業です。いかに新しい分野に積極的に参入し、そこを一気に伸ばした企業が高い価値となったかが分かる時代になっています。

中国が少しずつ勢力を伸ばしているのが、平成元年の世界時価総額ランキングの日本と米国に見えて少し奇妙な感じがします。もちろん米中次第ですが、30年後の世界の時価総額ランキングの上位がほぼ中国なんてこともないともいえません。

第二次世界恐慌、条件は横並び

最後に、世界各国のGDPが史上最悪とのデータが出始めています。日本も同様でしょう。ただしこれは何処の国も条件はほぼ同じです。なんなら感染の影響の少ない日本はある意味チャンスともいえます。

世界恐慌をたどるのであれば、これから数年厳しい時代はやって来ます。しかし、世界経済は何度も何度も回復を見せています。当然日本も同様にいえます。日本企業のこれからの成長に期待したいですね。

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Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。
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