暗号通貨

2022年の最注目銘柄”FLAMingo”とは?

FLAMingo (Fantom, Luna, Atom, Matic)

2022年上半期の暗号通貨市場の中で、最も安定して成長を示すトークンがFLAMingo といわれる下記の4種類のトークンだと考えています。

Fantom
Luna
Atom
Matic

価格自体は昨年から継続して上昇していますが、今の調整期でも価格をしっかりと保っており、下落後の戻りが非常に早いです。BTCやETHよりも投資妙味は高いと考えており、10万ドルポートフォリオの中でもこの4銘柄を組み込んでいきます。

下記の表を見ても、月間の検索ボリュームもかなり増えていることもわかります。

まだ日本では認知度は低いですが、世界の暗号通貨コミュニティの中では既にかなり話題となっています。

では、個々のトークンを解説していきます。

Fantomとは?

Fantom(FTM)とは「DAG」を活用した新しいスマートコントラクトプラットフォームです。Fantomはブロックチェーントリレンマ問題を解決する暗号通貨であり、アメリカの大手格付け機関「Weiss Ratings」から最高評価のAランクを獲得しています。イーサリアム(ETH)はB = Good、ビットコイン(BTC)はC = Fairと格付けされており、その中でもFantomは最高ランクを獲得していますから、非常に高い技術力を持っていることが分かります。

Fantomは仮想通貨におけるブロックチェーンではなく「DAG(Directed Acyclic Graph)」を用いて取引データの処理を行っています。DAGテクノロジーを活用したFantomは、分散型ネットワークで複数処理のトランザクションを同時に書き込めます。また、ネットワークの参加者が承認する仕組みで、多数の利用者がいると情報処理が向上してさらに高速で行ってくれます。

Fantomの特徴をシンプルに言うと

①素早い決済処理
②取引手数料がほぼ無料
③安全なスケーラビリティ

この3点にまとまると思います。DAGテクノロジーを活用したFantomは、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)の良い面を持ち合わせているのです。

上記ではFantomとBTCの過去3ヶ月チャートを並べてみましたが、12月半ば以降、BTCが継続的にだらだら値下がりする中で、Fantomは高い成長を続けていることがわかります。Fantomが過去最高値3.5ドルの水準を超えることになれば、そこからも大きく上伸びする可能性も高いと考えられます。

Lunaとは?

Terra(LUNA)は2018年に設立し、韓国中心に活動するブロックチェーン上で法定通貨と価格が連動するステーブルコインを発行しているプロジェクトです。Binance LabやPolychainなども出資しています。

Terraはグローバルな決済システムを目指すプロトコルで、透明性が高く早くてコストが低い決済を人々に提供することを目指しています。独自のアルゴリズムを活用し、法定通貨と価格が連動するステーブルコインを発行することで市場で安定した仮想通貨を使用可能にします。また、ステーブルコインを使用可能なEコマースの拡張やDEX、DeFiなどの仮想通貨関連サービス・システムへの汎用性を拡張することを試みています。

イーサリアム等他のブロックチェーンとの接続や預金サービスなどさまざまなサービスを開発しています。また、スマートコントラクトを活用しておりイーサリアムキラーとしてカテゴライズされることもあります。

Terraはドルやユーロ等の法定通貨と連動するステーブルコインを発行しますが、発行するステーブルコインを安定するために独自のアルゴリズムを活用しています。そのアルゴリズムによる価格の安定性の保持に使用されるのがLUNAです。

アルゴリズムではスマートコントラクトが活用されており、一定以上安定性が損なわれた場合に自動で市場におけるLUNAの供給量が増減します。例えば、一定額よりも米ドルのステーブルコインの価格が上昇した場合、アルゴリズムはLUNAを利用してUST(米ドルに連動するステーブルコイン )の市場の供給量を増加させて、価格を下げます。

また、米ドルのステーブルコインが下がったとき、アルゴリズムはLUNAの供給量をバーンするなどして減らし、USTの供給量を減らして価格を上昇させます。このようにアルゴリズムのためのステーブルコインであることから、LUNAはアルゴリズムステーブルコインと呼ばれることもあります。

2021年3月にTerraはAnchorという預金のプラットフォームをリリースしました。このプラットフォームにステーブルコインを預けることで金利としてリターンを得ることが可能です。例えば、ドルのステーブルコインである、USTを預けた場合、リターンとなる金利は当時は20%にもなりました。日本の大手銀行でのドル建て預金の金利が高くても5%程度であることを考えると20%のリターンが得られるというメリットは非常に高いといえます。

Terraのチャートを見ると、Fantomと同様に、BTCとは全く違う価格形成がされていることがわかります。

市場の下落時には大きく下げもしますが、その後の戻りが非常に早く、次の下落時に仕込んでおけば、短期の戻り、その後の大きな上昇が期待できると考えられます。

Atomとは?

コスモスは、異なるブロックチェーンに互換性を持たせ、相互運用するプロジェクトです。コスモスというのはエコシステム全体の名称で、そこで流通するトークンがATOMとなります。

現在暗号通貨の世界では様々なブロックチェーンが存在しています。具体的にはイーサリアムチェーンや、バイナンスチェーン、ソラナブロックチェーンなどです。それぞれのブロックチェーンには相互運用性が無いため、仮想通貨取引が非常に不便です。コスモスエコシステムでは、異なるブロックチェーンを相互運用可能なため、仮想通貨を利用する上での問題を解決可能にしました。

コスモスでは、DPoS(Delegated Proof of Stake)という承認のシステムが採用されています。DPosはPoS(Proof of Stake)を応用したものです。

コスモスではインターオペラビリティにより、異なるブロックチェーン同士を接続できます。その際に「Tendermint Core」という技術を使うことで、情報処理の高速化が可能です。特に、Tendermint Coreで作られたEthermint(イーサミント)という技術は、送金速度が非常に高速で、イーサリアムブロックチェーンの、約20倍の速度での送金が可能です。

コスモスではCosmos SDKを活用することで、ブロックチェーンをかんたんに作ることができます。JAVAなどの広く使われているプログラミング言語を利用でき、最短即日でブロックチェーンを作ることが可能です。コスモスSDKを利用したアプリはすでに多数存在し、2021年7月地点ですでに250個を超え、それ以降更に加速度的に広がってきています。アプリが急速に増えている理由がここにあるのです。

Atomのチャートを見ると、Terraと非常に似通った動きをしているのが理解できると思います。

昨年9月に44.5ドルの高値をつけましたが、この高値を意識した動きが続いており、市場調整時に少し下落しても、すぐに買いが入り価格が戻っています。弱気相場の中で異端なトークンであり、2022年の上半期に高い成長が見込めると考える理由なのです。

Maticとは?

PolygonのネイティブトークンであるMATICは、Ethereumブロックチェーン上で動作するERC-20トークンです。 トークンは、Polygonでの支払いサービスや、Polygonエコシステム内で活動するユーザー間の決済通貨として使用されます。

Polygonのチャートを見ても他の3つのトークンと同様に、調整期においても高い成長をしていることが理解できると思います。

4つの銘柄ともブロックチェーンとしての実需が高く、トークンエコノミーが拡大し、利用者の増加とともに手堅く価格が形成されています。

今の弱気な市場の中でも安定的な価格を形成しているということは、それだけトークンのニーズが高いということであり、市場の上昇期に入ればさらに人気化する可能性が高く、投資妙味が非常に高いと言えるわけなのです。

ただし、この後も暗号通貨市場はしばらく調整期が続くと考えられますので、市場の急落は必ずあるでしょう。上値を追いかけるようなことはせず、一定の水準以下での指値を入れておくことが良いのではないかと考えています。