暗号通貨

【10万ドルポートフォリオ】2022年4月運用実績

AI TRUSTが運営するクリプトトレンドリサーチですが、10月1日より、10万ドルの専用ポートフォリオを組み、利用者のみなさんに日々の状況を共有しています。

今回は、4月の運用実績を今回は公開してみたいと思います。

4月のBTC価格推移

先月のBTCの価格は月初の47,000ドル台が高値で、月末(5月1日)の37,700ドル台が安値と総じて下落し続ける展開となりました。

※BTC過去1ヶ月推移

NASDAQも金曜日には前日比4.2%安と今年最大の下げとなり、年初来安値を更新しました。4月月間では13.3%下げています。

下落率はリーマン・ショックが起きた2008年9月(11.6%安)を上回り、08年10月(17.7%安)以来の大きさになっています。

10万ドルポートフォリオの運用実績

4月は非常に苦戦した1ヶ月となりました。運用者の海外移動が重なったこと。そしてブロックチェーン関連の打ち合わせが日々続いたことで、相場の見極めが後手後手になりました。

本来であれば7日の時点で一度全て見切ってポジションをゼロにできていたものが、市場を見る時間を取れず、その判断が11日までずれ込んだことで、11日のポジションの解消時には-15,112ドルの損失を出しました。

その後は細かなトレードでの利確とショートで利益を積み上げることで、なんとか-3,380ドルまで損失を減らすことができました。月間の運用利回りは-3.38%です。


※4月の売買

上記が4月の売買詳細となりますが、重要なポイントは損切りを行なったことで、損失を最小限に食い止めたことにあります。もし11日に損切りをせず、今の時点までポジションを全て持っていたとすると、損失は-44,400ドルまで広がっていました。

そして、ポジションをほぼフルに持っていましたので(借入はゼロ)、その後の動きが取れなくなったことになり、短期売買での利益積み上げ、ショートでの利益積み上げができていなかったことになり、6,000ドル程度の利益は減っていたことになります。トータルでは今よりも50%近く利回りは下がり、大きな損失(含み損)となっていました。

大きな損をだしてでも売り切ること!!

今の市場では ” 下落時には大きく下落するから損をしてでも早く売り切ることが重要 ” だと何度も何度も言い続けていますが、昨夜からのアルトコインの下落を見れば、言い続けていることの大切さが再認識できたかと思います。

昨日はFILのショートを行い利確しましたが、時価総額36位から40位の銘柄の下落率をみると10%を超えるものが並んでいます。

時価総額が50位まで下落したFantomに至っては1日で17%近く、1週間で36%近く下落しているのです。

Fantomは年初から注目され、FLAMingo銘柄の一角でしたが、一部の開発陣の離脱など、マイナス材料が出て大きく下落してからは、投資家の離脱ムードが鮮明になっていました。

10万ドルポートフォリオでも4月11日の売りでポジションを無くした後は、買いの対象銘柄から外しています。Filecoinもそうですが、一度大きく下落をし、チャートが崩れてしまうと、少しの上昇で売りが発生するために価格は大きくは上昇できず、さらには調整時の価格下落時はBTCや他のアルトコインと比較して下げ幅が大きくなるのです。

ショート対象としては非常に妙味があるため、ショート投資家からの格好の餌食ともなり、価格が大きく下落するのです。これも何度も言い続けていることですが、暗号通貨には価値の裏付けなど一切ありません。上場企業の株のように配当などありませんから、下落する時にはどこまで下がるかわかりません。

ましてや、先月途中から言い続けていることですが、今の市場は買いが非常に細く、出来高が小さいため、下げ始めると下落スピードが加速することが、今回の下げで改めて理解できたかと思います。