経済ビジネス

分断化された世界はどこに向かうのか?

過剰流動性バブルはいつまで続くのか?

新型コロナの変異種が世界中で猛威を振るう中で経済は再度落ち込みます。2021年の第一四半期については世界の先進国の多くではマイナス成長になるでしょう。日本国内でも、潜在的な失業者を加えた失業率は、飲食、サービス業、インバウンド関連を含めて増加をし、生活困窮者は継続増加をします。これは世界全体でも同様の状況です。

金融支援は継続的に続けられることになり、紙幣は大量に刷られ続けられますから、過剰流動性資金は紙幣から金融市場への逃避が続くことになるでしょう。少なくとも北半球が暖かくなる5月までは、経済の急激な回復は見込めませんから、そこまでは確実に過剰流動性バブルは続くでしょう。

2021年に入り既にビットコインは2回、20%以上の急落を見せましたが、1回目の急落はあっという間に元に戻り、高値を更新しました。2回目の下落は下がり方は1回目よりも急激なものでしたが、着実に戻っています。誰も経験したことのない高値圏ですから、ボラティリティの高い展開が続きますが、上昇基調が継続することになるでしょう。

バブル崩壊はどのような形で訪れるのか?

ビットコインの急激な上昇は売り物が少ない中での、継続的な買いが入ったことにより起こりました。今はこれがバブル化しはじめており、ボラティリティが本当に高く、1日の中での上下動が10%を超えるような水準が続いています。

株式市場は売り物が少ない中で買い注文が継続的に入っていますので、株価は急激な上昇につながりました。少し下げた展開になっても、新たな資金、買い手によって買われ、価格が大きく下落しません。実態経済とかけ離れた市場は、より投機的になっていると考えるべきです。しかし必ずいつかは終わりが訪れますから、そのときにはひどい状況に陥る可能性があります。

米金利が上昇し始めていますが、この点は注意深く見守る必要があります。国債価格の急落により、多くの資金がリスク回避の動きをするようになれば、市場が急落する恐れがあります。そして金融緩和策が終わりを告げ、さらにはバブル化した金融市場に警告を与え、急激な引き締めを行うようなことになれば、バブル崩壊につながる恐れがあります。

ただし今回はそうならない可能性もあります。

この理由はなぜなのか?刷られすぎた紙幣の価値の継続的な下落にあります。

刷られ続ける紙幣はこのあとどうなってしまうのか?

世界中があまりに多くの紙幣を刷り続けています。紙幣への信頼下落が既に資産インフレを起こしています。これが今の過剰流動性相場です。今世界をみてみると、食料品の価格の多くが上昇しています。悪性のインフレが起こり、紙幣価値が急落する可能性があります。実体経済が悪い中で、インフレが進み、紙幣価値が大きく下落するリスクがあります。

国、中央銀行としてみれば、それによって大きく膨れ上がった借金自体の価値も小さくなりますから、世界中で一度、ガラガラポンが起こるのかもしれません。紙幣価値が半分以下にあっという間になってもおかしくありません。その時は紙幣からの逃避はさらに続きますから、金融市場は暴落もなく、逃避資金がさらに入りますので上昇が加速することになるでしょう。紙幣価値が半分になれば、企業価値に対しての評価、PER、PBR等も倍の水準が適正ということにもなるわけです。その時には、デジタル資産に対しての信頼はより厚くなり、1BTCの価格が1億円になるのも、充分にあり得る話なのです。

ただしこのような状況になれば、二極化はさらに加速し、日本を含めて世界中で中間層が減り、貧困層が急増することになるでしょう。第二次世界大戦後は復興需要と大きな社会変化が起こり、ものや住まいに対して膨大な需要が発生し、経済を成長させました。しかしものや住まいが満たされた現代では、さらに人工知能、IT,ロボットが進化する現代では、残念ながら雇用を大きく生み出されることはなく、貧困層にとっては非常に厳しい時代が訪れることになるでしょう。

二分化されたアメリカをはじめ、世界はこのあとどのような方向に向かうのか?

中国はさらに大きく台頭することになるでしょう。マスク戦略、ワクチン戦略で、新興国、途上国を着実に囲い込んでいます。世界の重要機関のトップの中国人率がどんどん高まっています。IT分野の進化も目を見張るものがあり、これら技術も新興国、途上国に浸透していくでしょう。デジタル人民元もこれらの国で普及することになれば、基軸通貨も米ドルと中国元と二分化する可能性も高いです。

アメリカの分断は残念ながら元に戻ることは当面ありません。貧富の差が開きすぎています。不平不満の爆発が、トランプの言動によって煽られ、米議会への乱入にも繋がりました。バイデン大統領に変わっても、一度分断されたアメリカ社会は元に戻ることは難しく、民主主義自体のあり方が問われており、強権政権、トップを望む声が世界で増えているのも事実なのです。これによっての起こる様々なリスクも考えておく必要があります。

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2021年以降の世界経済、金融市場はどうなる?

①過剰流動性バブルの行方と世界経済
②ビットコインの効果的な積み増し方法
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ABOUT ME
チャーリーTAKA
日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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