暗号通貨

ビットコイン上昇の最近の潮流は?【富裕層の購入が増加中】

暗号通貨市場、ビットコインが継続上昇しています。現在の流れは、個人投資家の短期的な売買目的というよりも、企業や機関投資家による中長期的な視点での買いが継続的に続いることにあります。今日はこの辺りの最近のニュース、記事をまとめてみます。

マイクロストラテジー社の450億円の買い

マイクロストラテジー社による450億円相当のビットコインの購入は、今年最大の暗号通貨関連の話題のひとつとなりました。同社の動きは、大手企業による初めての、かつ最大のビットコインへの大型投資となりました。マイクロストラテジー、セイラーCEOのシンプルな答えは「ゴールドは復活できない」ということでした。セイラー氏は、ビットコインが優位を獲得していると考えている。ゴールドを貯め込むことは「価値保存の時代遅れなアプローチ」と述べています。ビットコインは「金の100万倍優れている」とも話しています。

セイラーCEOによると、マイクロストラテジー社のビットコインへの取り組みは、同社の5億ドルの現金資産がFRB(連邦準備制度理事会)によって食い物にされていることに気づいたことから始まったといいます。緊急経済刺激策はアメリカの通貨供給を感謝祭のパレードの風船よりもはやく膨らませており、同社経営陣は内部留保を現金から別のものに移行させるしかないと感じる中での実行となりました。

ここ10年ほど、M2──現金、当座預金口座と普通預金口座、定期預金証書、MMF(マネーマーケットファンド)の合計の供給量は5.5%と控えめに成長したとセイラー氏は指摘しています。「企業の資金戦略を合理的に考えると、2011年から2020年までの購買力を維持するには、資本コストとして5.5%以上を確保しなければならない。しかし新型コロナウイルス感染拡大が経済を低迷させ、その影響を抑えるために取られた対策がM2を20%増加させ、企業資金がその購買力を維持するためのハードルが上がった。現金資産、あるいは世界中のあらゆる資金の資本コストは現在20%になるとセイラー氏は述べました。

米ドルという紙幣の価値の継続下落を予測し、紙幣からの逃避先として、金よりも圧倒的にビットコインが優れていると言う判断を下し、ビットコインを大量に購入したということですね。

資産運用会社の100億円を超えるビットコイン購入

大手資産運用会社Stone Ridge Holdings Groupは10月13日、準備資産への追加として1万BTC以上のビットコイン(当時100億円超)を購入しました。同社はビットコイン購入の発表に際し、「中央銀行のお金印刷による不利益をヘッジするため」、「自社の準備資産戦略の一環だ」と説明しています。

金持ち父さんロバートキヨサキ氏もビットコインを勧める

「金持ち父さん貧乏父さん」の著者として有名なロバート・キヨサキ氏が、ビットコインの高騰を受け、次のようにコメントしています。

” ビットコインのブームは、金や銀のパフォーマンスを打ち負かしている。「ビットコインを買えるだけ買ったほうが良い」ということだ。列車は動いており、すでに米ドルは死にかけている。ドルが崩壊した時、重要なのはどのくらいの金と銀とビットコインを持っているかになるだろう。”

非常にわかりやすく明確なコメントだと思いますし、AI TRUSTとしても常々言い続けていることです。ビットコインへの資金の流れは加速することになるでしょうね。

富裕層がビットコインを買っている

仮想通貨ヘッジファンドAdaptive Capitalのウィリー・ウー氏は、 156,000人のフォロワーに対して「誰がこのラリーを仕掛けたのか?」と疑問を投げかけ、「それは、富裕層によるsmart moneyだ」と指摘しています。smart moneyは、大口投資家の”賢い資金”を示します。ウィリー・ウー氏の発言を裏付けるように、ビットコイン高騰の過程で平均取引額は大幅上昇しており、その傾向は大口の好む、取引所を介さない市場外のOTC取引にも表れている。重要なのは、新たなsmart moneyが流入している点だと語っています。

富裕層の資金も継続的にビットコインに流れ込んでおり、ビットコインが2017年当時のバブルの時よりも、より多くの層に資産として信頼、浸透していることは明確です。

中長期的な目的でのビットコイン購入は、中長期的な価格形成をより強固なものにしていきます。様々な金融市場の中で、2022年の最も高い成長を示すのは暗号通貨市場であり、ビットコインとなる可能性は高いと言えるでしょうね。

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