週間市場動向

【投資熟考4月25日】金融市場のなだらかな下落、投資は冬の時代に向かうのか?

金融市場全体が弱含みの展開が続いています。下落からの反転があっても、上昇は継続せず、売り圧力の強い展開が続いています。

これは株式市場、暗号通貨市場共に言えることです。4月20日までの1週間に米大型株から引き揚げられた資金は196億ドルと、2018年2月以来の大きさでした。
米株式ファンド全般からの資金流出は昨年12月以来の額だったといいます。

金融市場が長い冬の時代に向かって行くのか?
投資家はより難しい判断が必要とされる時代となるのか?

今日はこの辺りに焦点を当ててみたいと思います。

金利はどこまで上昇するのか?

継続して高止まりするインフレ環境と、米金融政策が引き締められる中での金利ショックによる株安はようやく実感されるようになったに過ぎません。

金利スワップの動向によれば、9月のFOMC会合までに200ベーシスポイントの金融引き締めが織り込まれました。

これは5月および6月、7月、9月に政策金利がそれぞれ0.5ポイント引き上げられ、フェデラルファンド金利誘導目標レンジの上限が2.50%になることを示唆します。一度に0.5ポイントの利上げが実施されれば、2000年以来、22年ぶりとなります。

ECBも3カ月後に利上げを開始するとの見方を市場は強めています。そして急激に上昇するインフレを抑えるため、利上げは来年末まで続くと見込まれています。

※過去半年の米10年債金利推移

過去半年に10年債金利が大きく上昇していることがこちらのチャートで理解できるかと思いますが、このあとの半年で更に大きく本格的に金利は上昇します。借入金の大きな成長期業にとっては今後は成長への大きな足枷になることは確実です。 

NASDAQ市場への影響は?

金利上昇は確実にNASDAQ市場の上昇には大きなマイナス影響を与えます。借り入れの大きな企業にとっては利払い負担につながり、業績悪化につながります。

高い金利では新規の設備投資には慎重にならざるを得なくなり、先々の企業の成長性を押さえます。そして、今までは豊富な自己資金を使い自社株買いを行うことで、高株価を演出できたものが、借入金利が高くなるとすれば、自己資金を自社株買いに振り向ける割合も減り、相対的に株価の上昇を抑えることになります。

一部の圧倒的に強いプラットフォームを持つ企業を除き、多くのIT等の成長分野の企業の業績は今がMAXである可能性も高く、株価は既に天井を過ぎている可能性が高いです。

ネットフリックスは会員数が減少で株価も35%下落

先週はネットフリックス株の決算発表で、会員数が減少したことで、なんと株価は翌日の市場で35%を超える下げとなりました。

下記チャートを見ると下落の大きさには驚かされます。1月末には450ドルを超えた株価だったものがずるずると350ドル台まで下落した後、決算発表により現在は215ドルまで下落しています。

※ネットフリックス 過去3ヶ月株価チャート

金曜日のベライゾンの決算発表でも失望売りとなり株価は2年ぶりとなる大きく下げをみせ、米株式市場全体のリスク回避の下げにもつながりました。今後も注目企業の冴えない業績発表が続けば、株式市場はリスク回避の売りが先行し続け、ダラダラと下げながら、途中の反発も弱く、大きな地政学的リスクが表面化した時、ショック安が起こる可能性も高いと考えるべきでしょう。

円安はまだまだ続くのか?

日銀の黒田総裁は今後も金融緩和を継続する必要があるとの認識を示しています。インフレ率は当面2%程度となる可能性があるとしつつ、インフレの広がりや背後にある経済状況などは米国と大きく異なると指摘した上で、円安についての言及はしていません。

9月の段階で日米の金利差が更に2%広がることを考えれば、円安は更に進む可能性は高いと考えるべきでしょう。貿易赤字の拡大ということもありますが、円が今買われる理由は今はありません。日本市場が休みになるGW最中には早ければ130円台を突破する可能性も高いと思います。

過去3ヶ月のドル円チャートを見れば、米10年債金利との連動が明確に理解できるかと思います。この後数ヶ月の利上げペースを考えればどうなるか?自ずと理解できますよね。

過去3ヶ月のドル円チャート

欧州も利上げが開始されることになりますから、ユーロに対しての円安も進むことになります。

新興国通貨に対しても円安が加速していますが、世界のほとんどの通貨に対して円安は進むことになるでしょう。

暗号通貨関連株は既に冬の時代に

暗号通貨関連サービス銘柄は暗号通貨そのものよりも現在厳しい苦境に立たされています。暗号通貨への投資家の裾野は急速に広がっているものの、暗号通貨は全般的に売られやすい地合いが続いています。BTCは年初来11%、ETHは16%それぞれ値下がりしています。コインマーケットキャップのデータによると、暗号通貨の価格は年初来安値からは持ち直しているものの、合計の時価総額は約19%落ち込んでいる水準にあります。

しかし、株式市場に上場する暗号通貨関連銘柄の株価はさらに下げがきつい状況にあります。米取引所最大手のコインベースは今年に入って株価は40%下落しています。暗号通貨専業の米銀行持ち株会社シルバーゲート・キャピタルは11%の値下がり暗号想通貨のマイニング会社であるマラソン・デジタルは35%安、ライオット・ブロックチェーンは33%安、テラウルフは61%安と、いずれも大きく売り込まれています。

暗号通貨市場よりも関連上場株の下落が先行しているということは、今後の暗号通貨市場を読み解く上でも非常に重要なポイントだと思います。少なくとも、一昨年や昨年の夏から秋にかけてのような、一方的な価格の上昇は当面来ないと考えるべきでしょう。

Coinbaseのチャートを見ると、まさにBTCの価格が天井の時に高値をつけ、その後はずるずると右肩下がりの様相となっています。

Coinbase 過去半年チャート

暗号通貨市場の先行きは?

AI TRUSTが運営するクリプトトレードアルファでは、暗号通貨市場及びマクロ経済分析を継続的に続ける中で、今の暗号通貨市場には非常に大きな歪、歪みが幾つもあることを見つけています。

※2014年からのBTCチャート

2018年のバブル崩壊前と同じ幾つかの問題がみて取れます。暗号通貨市場は必ずどこかのタイミングで大暴落すると考えています。

暗号通貨バブル崩壊はいつ起こるのか?

暗号通貨バブルは必ず崩壊すると断言します。問題は ” そのタイミングがいつ訪れるか? ” ということです。

バブル崩壊時は大きな下落が継続的に起こりますので、売り(ショート)から入る投資ができれば、短期間で非常に大きなリターンを得られますので、AI TRUSTとしては大きなチャンスがあると考えており、特に悲観もしていません。

暗号通貨投資を行う上で重要なことは、主軸トークンは長期的な目線で保有しつつも、マクロ経済動向を注視し、相場下落の可能性が高い状況に陥った時は、損切りしてでも売り切ることが重要です。たとえ今の暗号通貨市場のバブルが崩壊したとしても、改めて次の暗号通貨市場の成長が訪れます。

しかし、その時には暗号通貨時価総額上位100位以内の銘柄の半分は入れ替わっていると考えています。2018年のバブル崩壊の時と同じことが起こるでしょう。著名なアルトコインであっても、バブル崩壊前には売り切ってしまい、改めて次の上昇期に買い直すことが賢明なのです。 

2014年からのBTCのチャートをみてください。2018年の暗号通貨バブルの崩壊は当時としては非常に大きなショックではありましたが、過去1年に起こった二度の下落の規模は、実はボリューム的には当時よりも大きなものでした。今後も同様の下落が起こることは当然だと理解した上で、投資は行うべきだと考えます。

バブル崩壊のタイミングは?

現在の世界のマクロ動向をみている中で、ウクライナ戦争での化学兵器や核兵器の使用。中国の不動産バブル崩壊という懸念されるリスクはありますが、これらが表面化しなければ、今年の夏まではダラダラと一定のBOX圏で上下動する展開が続くのではないかと今の時点では予測しています。

クリプトトレンドリサーチの利用者の皆さんには昨年11月末から何度も市場下落注意のタイミングでレポート、メルマガを発信し、毎回確実に下落のタイミングを事前に警告できています。

今後の大きな下落についてもクリプトトレンドリサーチを利用する皆さんにはしっかりとお伝えしていきます。

バブルは崩壊せず、次の大きな成長の訪れの可能性も!!

暗号通貨市場に関して言えば新たな大きなブームが来る可能性もあります。今注目しているプロジェクトのひとつが ” sweatcoin ”  といいますが、日々歩くだけで独自の暗号通貨をもらうことができるのです。

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※STEPNチャート

既に6,400万人が世界で利用している!!

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数千万人規模の新規のユーザーが暗号通貨市場に参入し、さらには sweatcoin の価格が今年の夏に大きく上昇したとすれば?

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