週間市場動向

【投資熟考2月14日】ウクライナ緊張・インフレ率高騰、このあと何が起こるのか?

北京五輪の最中ではありますが、ウクライナ情勢の緊迫感がかなり高まっています。先週のアメリカでのCPIの発表は、予想を上回る7.5%の上昇となり、アメリカ株は急落しました。

※金曜日のNADAQチャート

※同時間帯のBTCの値動き

金曜日のNASDAQ市場は時間の経過と共に下落幅が大きくなり、下げ幅は3%ちかくなりました。ほぼ最安値圏で市場は閉じ、これに伴い暗号通貨市場も連れ安となり、NASDAQ市場が下げ幅を拡大する中でBTCも急落しました。

日経平均先物も大きく下落していますので、本日の東京株式市場は朝から大きく下げる展開が予想され、27,000円割れも十分に起こりうると考えるべきでしょうね。

緊迫するウクライナ情勢

ウクライナ情勢の緊張が高まる中、原油価格が上昇しています。ニューヨーク商業取引所のWTI先物3月限は、前日比3.22ドル高の1バレル=93.10ドルで先週末は終了しました。ロンドンICEの北海ブレント4月限は一時95ドルをつけています。

早ければ今週にもロシアによるウクライナ侵攻が行われる事が懸念されていますが、現地の関係者からの生の情報を集めてみると、2週間前と比較して圧倒的に緊張感が高まっているようです。

一部紛争が起こる可能性が高い

ウクライナ全土での全面的な戦争はないとは考えていますが、ドンバスでは長年、ウクライナ軍と親ロシア派分離主義勢力がにらみ合いを続けていますから、ここで一部紛争が起こる可能性が高いとAI TRUST編集部ではみています。

ロシア自体は戦争を自ら行いたいとは思えませんが、どうもアメリカの中で ” どうしても戦争に持ち込みたい輩・人たちがいる ” ように感じられます。一部のアメリカの人たちにとっては、常に戦争というのは大きなビジネスチャンスでもありますから。アメリカは世界一の資源国でもあり、戦争リスクを煽り、資源価格が継続的に高止まりすることは、自らの利益の最大化にもつながっていき、戦争を煽ることは彼らにとってはメリットでしかないのです。

紛争が始まれば、確実に原油価格は100ドルを大きく超えることになるでしょうし、紛争が始まらなくても、緊張感が高まる中で、原油価格は上昇を続け、結果的にはやはり100ドルを超える可能性は高いと考えられます。

高止まりするCPI、利上げは前倒しで行われる

原油価格、資源価格の高騰継続により、欧米でのインフレ率は高止まりが長期化する可能性は高くなります。インフレ率の継続的な高止まりにより、FRBに対してのプレッシャーはより強くなり、金利上昇圧力が増し、FRBからの緊急利上げの発表の可能性も出てきました。

緊急利上げを行わないにせよ、当初よりも利上げ幅は前倒しで大きく行われる可能性も高いと考えるべきです。

サマーズ元米財務長官は、米連邦公開市場委員会(FOMC)は今すぐに臨時会合を開催して量的緩和(QE)プログラムを終了させ、インフレ抑制への決意を強調するべきだと主張しており、鷹派的な意見を言う見識者の声が圧倒的に増えています。

FRBがそれに合わせる形で過度な利上げを行えば、景気後退リスクが高まることになり、過剰流動性バブルを崩壊させるきっかけにもなりかねません。

この点を引き続き注意深く観察していく必要があります。

株式市場は当面ボラティリティの高い展開が続く

GAFAMを中心として大手IT企業の決算が概ね堅調だったこともあり、株式市場は落ち着きを取り戻す流れになると先週は見込んでいましたが、CPIの高止まりに加え、ウクライナリスクが高まったことによる資源価格の高騰。

これらの要因が複合的に絡まったことにより、金利動向の見通しも難しくなりました。1月以降市場はかなり荒れていましたので、そこで痛い目にあっている投資家の行動は慎重になります。よりリスクを避ける動きは今週以降も顕著になるでしょう。

アメリカ株、日本株は要注意!

アメリカ株はNASDAQ市場を中心に、相当大きなボラティリティが続くと考えるべきでしょう。

そして日本株は27,000円を割り込むことがあると、悲観ムードが漂うことになり、ロシアのウクライナ侵攻により、原油価格が100ドルを超える展開になれば、市場の下落は大きくなり、25,000円を割り込むような状況も十分考えられます

今週は株式投資家にとり、非常に慎重な判断が必要な1週間となります。

暗号通貨市場はどうなる?

先週の時点では暗号通貨バブル崩壊は来ない可能性が高いと投資熟考でも書きましたが、基本的にこの根本的な考えは変わりません。

ただし、ウクライナ侵攻が行われ、株式市場がショック安を起こせば、当然のことながら暗号通貨市場は更に大きな下落があると考えるべきでしょう。

ウクライナ侵攻が行われ、NASDAQ市場が暴落し、日経平均が25,000円を割りこみ、マザーズ市場が暴落を起こせば、暗号通貨市場は大暴落することになります。今週はリスクを回避する行動をとっていくべきでしょう。

暴落が起こらなかったとしても、暗号通貨市場は当面の間は一定のボックス圏で推移する可能性が高く、例えばビットコインが一気に5万ドルを超えて伸びていくような展開は、金利動向の落ち着き、ウクライナ問題の落ち着き、エネルギー価格の沈静化。ここまでが見えてこなければないと考えるべきでしょう。

慎重な投資行動と適度な利確が重要になります。

投資脳を鍛えよ!!

ウクライナ問題により、ガソリン価格はこのあとも継続的に上昇していく可能性が高いです。アメリカの金利が継続的に上昇することで、円安は継続的に続き、120円に向かっていく、超えていくことも十分考えられます。

エネルギー高・円安により、様々な物価は確実に上昇します。物価が上がらなければ、その分企業はコストを人件費圧迫という形で転嫁します。

しつこく言い続けていることですが、世界中での高インフレは様々な形で日本人に悪影響を及ぼします。

個々人の生活スタイルの見直し、お金のかからない生活方法、そして何よりも投資力・強く生き抜く能力を鍛え続けること。無理ゲー社会だからこそ、自らの実践力でしか、明るい未来は切り開けないのです。

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