今週もFOMCをはじめとして幾つかの重要な金融イベントがあります。ボラティリティの高い1週間となることが予想されます。
先週はGAFAM決算がApple以外悪かったにも関わらず、米株が強く、暗号通貨市場も上昇し、BTCも久々2万ドル台を回復しました。
しかし、週末の更なる一段の伸びを期待しましたが、市場の買う力はまだまだ弱く21,000ドルを一時超えましたが、そこからは下落し、11月1日11時時点のBTCの価格は20,501ドルとなっています。
今週の市場を動かす金融イベント
11月2日 FOMC発表
11月2日には米でFOMCが最新の政策金利決定を発表します。0.75%の利上げはほぼ決定的で、これにより、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は3.75~4%のレンジに達します。
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米家計は強い → 高金利長期化も!
米国の家計が2021年半ばまでに積み上げた貯蓄は、所得や支出がパンデミック前と同等に伸びていた場合に貯蓄されていたであろう額をおよそ1兆7000億ドル(約252兆円)上回っています。
6月の時点で、約3500億ドルの余剰貯蓄は、下位半分の所得層によって保有されており、1世帯の平均額は約5500ドルに上ります。米家庭家計は強いです。
1950年以降の米国のどのリセッション前よりも米家計は健全です。そして米企業の財務、地方政府の財務も健全であることから、消費意欲が高いままに保たれ、インフレ率も高いまま推移する可能性もあります。
そうなればアメリカの高い金利は継続することになるでしょう。
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メルマガでも書きましたが、予想通り円安が進んでいます。再度の150円超えは早いと思います。
11月3日 イングランド銀行の金利決定
3日のイングランド銀行による利上げも0.75%が予想されています。スナク新首相となってからの初めての政策金利決定ですし、世界の金融市場の注目が集まります。
11月4日 米雇用統計発表
4日には10月の米雇用統計が発表されます。雇用ペースがどの程度鈍化しているかを見極める重要な指標となります。現時点でのエコノミスト予想では非農業部門雇用者数が19万5000人増への減速、失業率が3.6%への上昇となっています。
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11月8日 米中間選挙
8日は投開票の米連邦議会中間選挙です。与党・民主党は政策の停滞や歴史的なインフレで逆風が続いてきましたが、ガソリン価格の低下などで支持率を持ち直しています。下院では野党・共和党が多数派を奪還する勢いを維持する一方、上院は拮抗しています。
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米金利はどこまで上昇するか?
ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは米金融当局が政策金利を5%まで引き上げるだろうとの予想を明らかにし、従来予想より0.25ポイント引き上げました。
政策金利が来年3月に4.75-5%のレンジに引き上げられると予想し、今回のFOMCでの0.75ポイント利上げの後、12月0.5ポイント、来年2月と3月にそれぞれ0.25ポイントの利上げが実施されると予想しています。
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