恐慌特集

バブル崩壊後の投資について考える

暗号通貨市場は11月9日の時価総額高値の2.94兆ドルから、5月30日は1.21兆ドルまで59%下落しました。

米株式市場も高値からかなり下落した水準ですが、まずはこの後の2回のFOMCでの利上げが行われるまでは、市場はボラティリティの高い展開が続くことになるでしょう。

過剰流動性バブルが崩壊するのか?
暗号通貨バブルの崩壊だけで済むのか?

これはまだまだこの後の展開次第だと考えますが、「下落相場が終焉した場合、その先にどのような投資が効果的か?」この点について今回はまとめてみましたので参考にしてください。

市場が弱気ムードに包まれている時こそ投資のチャンスは最大化しますから。

① 米大手IT関連株

まずは手堅い投資先としてはアメリカの大手IT関連株、GAFAMへの分散投資だと考えます。

株式市場がまだ調整を続ければ、GAFAM株も下落するでしょうが、高値から比較すればかなり下がっていますから、ドルコスト平均法での買いは今の水準からであれば正しいと考えます。

プラットフォーマーの強みはこの後も続きます。アメリカ議会の規制の動きはリスクとなりますが、メタ(Facebook)を除いた4社に関しては圧倒的な強みをそれぞれ持っていますから、長期的な視点で考えれば手堅いと思います。

ただし、注意点としては為替の問題です。

一時の円安の流れは一旦収束していますが、円高に戻っていく率は低いと思いますが、かといって一方的な円安の流れは止まっています。

どの為替水準で買うのか?

日本円からの投資の場合、この点の見極めは重要です。そういった意味からもドルコスト平均法は、正しい投資方法だと考えられますね。

② BTC,ETHへの投資

米優良株への投資よりも有望と考えるのはBTC、ETHへの投資です。GAFAMの過去の10年の時価総額の増加と同様のことが、BTC,ETHには訪れると考えます。

ただし、底値の見極めが重要になります。

暗号通貨バブルが2018年に崩壊した時は、BTC,ETHの価格が上昇するまでにはかなりの時間を要しました。昨年11月から比較すれば暗号通貨市場は59%、5月末で下落していますが、今が底値だとはまだ見ていません。アルトコインの諦め売りの状況を見ていると、まだ大きな下げが訪れる可能性の方が圧倒的に高いと考えられます。

底値をしっかりと押さえることができれば、そこからの上昇率については圧倒的に高いものとなり、数年間のスパンで考えた場合、10倍程度の上昇は十分にあり得ると思います。ただし、これはあくまでも底値からの計算です。だからこそ、底値の見極めが重要なのです。

イーサリアムについてはマージという大型アップデートもあります。それを考えると、上昇率についてはBTCよりもETHが上回ると考えられますが、世界中で最も浸透しているのはBTCですからこの2つを軸として考えるのが良いでしょう。

底値で買った後は、ステーキングがおすすめ

底値で買うことができれば、そのタイミングからのステーキングも意味ある投資方法になります。仮に年間8%の利率だとしても、トークン価格が仮に5倍まで上昇すれば、実質利回りは年間40%ということになりますから、他の金利とは比較にならない高さになります。

非常に妙味のある投資ができるタイミングが近づいていると感じています。ETHはマージのアップデート後に価値を大きく高めると考えていますから、底値で拾うことができれば、ステーキングは非常に効果的な投資方法になると考えています。

この最適化の方法も今後シェアしていきます。

③ 成長するアルトコインへの投資

底値で買えるという前提で考えた場合、主軸のアルトコインの上昇率についてはBTCやETHを圧倒的に上回ることになるでしょう。

しかし2018年の暗号通貨バブル崩壊後と昨年の11月の暗号通貨時価総額高値時を比較しても、当時の時価総額上位100銘柄のうちの半分程度はほぼ無価値化しており、昨年の上昇時でも上昇をせず市場からほぼ消え去っています。

トークンの見極めが非常に重要

2018年と同様に、時価総額上位100位の半分程度はこの後ほぼ無価値化していくと考えるのが理にかなっているのです。トークン保有者からすれば残念なことではありますが。

どのトークンが残るのか?
価値を再度大きく伸ばしていくのか?

このことについては残念ながらここでは書きません。最も上質な情報というのは価値が高いということは当然のことですから。クリプトトレンドリサーチの中でこの情報は公開していきます。

50倍、100倍、500倍のチャンスがあるのがバブル崩壊後からの次の上昇時です。

重要なことは確実に利確をすること

ただし、重要なことは確実に利確をすることです。

暗号通貨には価値の裏付けなど全くありません。

昨年12月以降の市場の下落を見れば明白ですが、下落し始めればどこまでも価格は落ちていきます。優良株のような適正価格というものは一切ありません。本当にどこまでも下落していきます。

そして、上位100位以内であっても半分は無価値化するわけで、底値だと思っても、半分はそこからさらに無価値化します。

底値の見極め
価値が再上昇するトークンの見極め

この2点をしっかりと把握することができれば、最も大きなリターンにつながる投資であることは間違いありません。

クリプトトレンドリサーチではこの後は底値&再上昇銘柄の検証。ここに一番力を入れていきます。アルトコインの底値についてのレポートはこのレポートの次にアップしたいと思いますので今しばらくお待ちください。

④ インバウンド関連

暗号通貨以外にも目を向けていきましょう。日本のインバウンド関連というのは、この後は大きく成長することになると思います。なんといってもこの円安です。

海外の人からしてみれば、日本は本当に安いのです。日本はサービスが上質で食事が美味しく安い。魅力的な観光地は日本中に溢れています。

インバウンド関連の上場株は有効な投資先です。ただし銘柄の選定は慎重に行わなければなりません。インバウンド関連での起業のチャンスもまだまだあると考えられます。今の円安は継続すると考えられますから、インバウンド関連ビジネスは長期的な恩恵を受けることが予想できます。

ターゲットの選定も重要なポイントとなるでしょうね。

どのようなビジネスにチャンスがあるのか?
中華系の富裕層のニーズに応えるのか?
より幅の広いインバウンドをターゲットとして捉えるか?

自分であれば中華系の富裕層をターゲットにします。今のロシア・ウクライナの状況を彼らは見ています。中国に住むリスクの高さを真剣に考え悩んでいます。彼らが求める日本の不動産の売買はビジネスとしてこれからも大きく成長するでしょうね。

だからといって日本の不動産投資が魅力があるかと言えば否です。人口が減少し続け、物件は既に大きく余っています。上昇の余地があるのは一部の不動産のみだと考えます。円という紙幣の価値が限りなく下落する段階では円を持つよりも不動産の方がマシではありますが。

円の価値の限りない下落は長期的な視点ではありえますが、5年、10年というスパンでは訪れません。金利が安くても今は日本の不動産は魅力が薄いです。

しかし、数年後に首都圏のタワマンが需給バランスが崩れ暴落するようなことになれば話は別です。相対的に割安感が出ますので、そのタイミングで買うのはありだと思います。外国人富裕層にその後転売という流れも考えられますしね。

⑤ タイ、パタヤの限定されたコンドミニアム

中国人富裕層をターゲットに考えた場合、非常に妙味が高いと思うのはタイのパタヤの限定したエリアのコンドミニアムへの投資だと考えています。

タイは観光立国で、パタヤは東洋のハワイとも言われ、コロナ禍に入る前までは中国人観光客で街は溢れかえっていました。

それがコロナ禍になり、タイ国内も規制等が強化されたことで、バンコクの飲食店の多くが潰れパタヤも全く閑散としてしまいました。これによって不動産の投げ売りが加速し、パタヤの場合、高値から比較すると半値近くまで下落した物件も出てきています。

しかし、今が市場が底値と考えられ、中国からのインバウンド顧客が流れ込んでくれば、中国内から資産を逃したい富裕層、さらには日本の不動産には手が出ない中間層もパタヤの不動産を買うと考えています。

そして、ロシア人がパタヤには再度やってくるでしょう。ロシア人からしてもパタヤは非常に人気のある街です。ルーブルがタイで使えなくなったことで、クレジットカードも使えず、ロシア人もタイを去りました。

しかし、彼らは暗号通貨への資産逃避を進めており、落ち着いた段階でパタヤに戻ってきます。そこでの買いが入りますので、パタヤの不動産価格は、過剰流動性バブルが崩壊したとしても、これからの下落は限定的だと考えられます。

1.5倍程度までは短期的に上昇する可能性がある

そして、今よりも1.5倍程度までは、うまくいけば短期的に上昇すると考えています。

ただし、気をつけなければいけないのはバーツ高です。

円に対してバーツはかなり上昇しましたが、米金利高が続ければ、タイからアメリカに資金は逃げドル高バーツ安がある程度まで進むと考えています。為替推移も見つつ、投資戦略を練ること。

これが重要なのです。

賃貸物件としても魅力的

タイのパタヤの一部エリアのコンドミニアムの魅力は賃貸という面からみてもあるのです。エアビーアンドビーで運用することが可能な物件を選べば、インバウンド観光客がパタヤに戻って来ればある程度の高い運用利回りが見込めます。

投げ売り物件を押さえたとして、今のまだまだ観光客が少ない状況であっても利回りは6%程度は見込めます。観光客がパタヤに戻り、回転率が上昇すれば、利回りは8%程度まで上昇すると考えられます。

ホテル、エアビーの空室率が下がれば、宿泊料金は大きく上昇します。今はコロナ前の高値と比較すれば、ホテル代は半分程度まで下落していますので、もし元に戻ったとすれば利回りは10%を超えてきます。高い賃貸利回りが見込めれば当然ながら不動産物件価格も大きく上昇します。

日本の不動産を買うよりも効率が良いとなれば、中国人富裕層、中間層の投資資金はパタヤに流れ込んでくることになるでしょう。

今の時点では、世界の不動産市場の中で、最も魅力が高いものはパタヤの特定地域のコンドの投げ売り物件だと思っています。なんといってもエアビーで運用しておけば、自分の使いたい時には自分で使うこともできますから。

リゾートに別荘を持った上でそこから賃料を稼げる。
さらには大きな値上がり妙味もあるとなれば?

分散投資には必須の投資先だと考えるわけなのです。

今、自分自身はタイのバンコクに住んでいますが、既に幾つかパタヤのコンドを買っています。エアビーアンドビーに回すための物件と、長期賃貸用の物件です。長期賃貸用の物件は暫くは貸さずに別荘替りに使う予定です。

地上階だけでなく、高層階にもプールがある非常に質の高い物件です。

35平米で1,100万円程度でしたが、5箇所あるプールや高層階のジム、他の共有設備などを考えても、それだけで1,000万円以上の価値があると感じています。

暗号通貨資産とは分けた分散資産としては、自分の選択肢としてパタヤのコンドミニアムが最優先でした。この後も一定数まで買っていき、基本的にはエアビーアンドビーで回していきます。現地に友人の不動産管理会社があるため、そこに管理を全て任せる形にしてあります。

今は投げ売り物件が出ていますので、もし興味がある人がいれば現地不動産会社を紹介しますので言ってください。

投げ売り物件を今なら上手く安価で抑えられますので。