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【プラチナ価格予想】2021年の見通しは?これからどうなる?

現在の貴金属市場で完全に出遅れ感があるのがプラチナです。

今後プラチナ価格がどうなるのか?2021年でのプラチナの価格予想も含めて説明していきます。

プラチナとは?

プラチナは鉱山生産量が金よりも少なく(量の面で希少)、用途が金よりも多様(質の面で優位)であるため、“プラチナは金よりも高価だろう”、というイメージ先行しがちです。 世間では各種会員のランクにおいて、ゴールド会員よりもプラチナ会員が格上であるケースは随所で見られます。

プラチナの需要は工業で常に発生する

プラチナは主に、ディーゼル車に設置される排ガス浄化装置に、排ガスを浄化するための触媒として用いられています。

欧州は、プラチナを自動車の排ガス浄化装置の触媒に用いる主要な地域で、この欧州の排ガス浄化装置向けの消費の増減が、プラチナの消費全体の増減に影響を与えます。近年、欧州の排ガス浄化装置向けの消費量はプラチナ消費全体の15%~20%とみられます。

希少性はプラチナが金よりも上

金の有史以来の採掘量は全体で50メートルプール約4杯分しか存在しないといわれています。希少な物質であり、その価値の高さは世界のあらゆる人々が認識している点で普遍的であるといえるでしょう。

そしてプラチナの総量は50mプール1杯分にも到底及ばないのです。これまで人類が手にしたプラチナの総量は、このプールでかろうじて足首が浸かる程度、わずか7,000トン程度にすぎないとされています。希少度だけで考えると、最低でも金の30倍以上となるのがプラチナなのです。

【プラチナ価格予想】2021年の見通し、これからどうなる?

こちらのグラフは金1gに対してプラチナ1.5g、銀80gでグラフ化したもののなります。

3月半ばの金融市場暴落時、金と比較し、銀・プラチナ価格はより大きく下落しています。その後の価格上昇局面では、AI TRUSTでは当初から指摘していましたが、銀価格が7月から急上昇しました。

そして金の継続的な上昇も在る中で、プラチナだけが取り残され、3月の暴落前の価格にようやく近づいたレベルです。上記のグラフをみても特に銀の上昇に対してプラチナの動きが鈍いことが明白です。この先最も価格上昇妙味が高いものがプラチナだと考えています。

金とプラチナの価格差に注目

以下のグラフは、プラチナの価格から金価格を差し引いた差の推移です。上に行くほどプラチナ価格が強く、下に行くほど金価格が強くなります。


かつて(2008年頃)はプラチナ価格が金価格の2倍(金価格がプラチナ価格の半分)だった頃がありましたが、現在は逆に、プラチナ価格が金価格の半分以下になっています。

特に3月以降は乖離幅の拡大が急激に続いたことでグラフの振れ幅が大きく、反転するタイミングに近づいていると考えられます。そして反転したタイミングでは価格が大きく振れる可能性も高いです。

過剰流動性資金が世界中で余る中で、そしてゼロ金利・マイナス金利が世界で広がり紙幣の価値が継続下落していますので、金・銀価格はボラティリティは高いものの底堅い展開も続くことが予測でき、相対的に取り残されているプラチナ価格は緩やかな上昇ではなく、急上昇も充分にありえると考えています。

継続的に世界の中央銀行が借金を積み上げ、各国の紙幣がばらまかれる中で、更にはゼロ金利、マイナス金利の中で紙幣からの逃避が金に向かいました。

そしてアメリカのロビンフッダー達が6月下旬から銀が割安に放置されていることに気が付き、先物市場で大量の銀の買いが継続したため、銀価格が高騰しました。

プラチナだけが貴金属市場、金融市場全体の価格上昇から取り残された状況にありますから、他の金融市場も含めて相対的に考えた場合、プラチナ価格の上昇には大きな妙味があると考えるわけなのです。

ABOUT ME
【AI TRUST編集部】大泉
AI TRUST編集部の為替担当大泉です。FX、為替歴は11年。今までにトレーダーとしても活躍。最近は為替の自動売買ソフトのアドバイザーなども務めており、為替のプロフェッショナル。
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