2021年は一気に脱炭素社会に向けて世界が加速します。日本では、年末年始は2回の大寒波に見舞われ、地球温暖化はデマなのでは?と一部の方は考えているようですが、過去100年の中で確実に地球は温暖化しています。
シベリアの永久凍土が溶け、そこからメタンガスが溢れだせば、地球の気温は今世紀末までに4度上昇するとも言われています。そのような事態になれば、世界の中で、人が住むことができる場所は大きく限られることになり、さらには深刻な食糧不足に陥り、未知のウイルスの蔓延も続き、人類は生存の危機に立たされることになるでしょう。
今回は脱炭素社会に向けた取り組みを、個人個人が大きなチャンスとしてどのように活用すべきか?この点についてまとめてみたいと思います。
世界的な大きな転機がきている
新型コロナ禍の中で、世界経済は大きく落ち込みました。そして世界全体では数億人単位の雇用が消失しました。そのような中で、脱炭素社会への取り組みというのは、新たな大きなビジネスチャンスとして世界各国が捉えています。特に中国は国策として力を入れています。新たな巨大な雇用を生み出すためにも、ドラスティックな展開で世界が進むことになるでしょう。
日本でも菅政権の柱として伸ばしていく分野ですから、様々な助成金も出ることになるでしょう。この中では個人が使えるものも多数揃ってくると考えられますので、助成金の情報には敏感になっておくべきでしょう。既に太陽光発電、売電事業を個人で行われている方も多いかと思いますが、最初に参加した人がより大きなチャンスを掴めたのも事実なのです。
株式市場では既に昨年12月から関連銘柄株が大きく上昇しました。特段の業績に伴う情報等がなくても、関連銘柄というだけで大きく株価は上昇しました。そしてこのあとも、まだまだこの分野の関連株は継続的な上昇を見せるでしょう。特に様々な助成金を活用できる立場にあるわけですから、今後は実態としての業績の大きな伸びも期待できるわけなのです。
個人がこの分野でどのような投資チャンスがあるのか?
関連銘柄の株式を購入するというのは有望な投資方法となりますが、やはり重要なことは、自ら実践して、脱炭素社会に向けた行動を取りつつ、その有効性を理解することにあると考えます。その先にこそ、本当に大きなチャンスを見つけ出すことにもつながるのです。
誰もが実践でき、そして今後実際にその流れに向かうだろうと考えられることがこの2つです。
① 電気代ゼロ化
② 移動コストゼロ化
この2つに関しては利益を生み出す投資というよりも、継続的にかかっているコストをゼロにすることで、固定的にかかる生活コストを継続的に下げることが目的です。今すぐにゼロ化は不可能だとしても、近々にでもこれは実現できる可能性が高いし、だからこそ、これを今から実践テストしていくことが大切なのです。
具体的な手法としてはソーラー&蓄電池、バッテリーという組み合わせになります。
中国では太陽光発電、風力発電への投資は加速
中国での脱炭素社会への転換で、太陽光発電、風力発電への投資は加速しており、ソーラーパネルの価格は継続的に今後も大きく下がっていくことは確実です。現在の価格の1/3、1/5まで、さらにはもっと大きく下落するかもしれません。スマホの価格が現在中国では1万円程度から買えますが、製品の普及台数が大きく普及することで、価格はそれに伴い継続下落していくのです。
ソーラーパネルの価格が下落することで、今までよりも圧倒的に低コストで家庭の屋根への設置ができるようになります。蓄電池、バッテリーも急激に進化しています。日本で100万円程度で売られている蓄電池と同レベルの容量の大型バッテリーが、中国では既に1/5以下、20万円程度で売られています。
屋根や敷地の開いたスペース、駐車場の上にソーラーパネルを設置し、大型バッテリーを利用することで、家庭で利用する電気代をゼロにすることが可能となっていくのです。しかもこの組み合わせを、以前であれば考えられない安価で価格で導入ができるようになり、結果的に、短期で購入資金を回収ができる上、さらにはそのあとも継続的に支出を抑え続けることになるのです。
余った電気については売電することもできますから、より多くのスペースにソーラーパネルを置けるのであれば、継続的な売電収入を得ることも可能になるのです。
EVの進化に2021年は注目
AI TRUSTでは2020年年初からテスラに注目し続けてきました。世界での電気自動車の普及が加速すると考えていたからです。このあとの電気自動車の進化に注目してください。中国では既に50万円以下の電気自動車が街中を走っています。アップル社も電気自動車の製造を宣言していますが、IT各社の電気自動車は当然のことながら自動運転カーを早々に実現させていくことになるでしょう。
家庭でのソーラー&蓄電池(バッテリー)に電気自動車を組み合わせることで、移動費ゼロが可能になりますし、さらに自動運転カーが登場すれば、自身が運転する必要がなくなるだけでなく、人に貸してお金を得るということも可能になるのではないかと考えられます。
自動運転カーが当たり前の世界になった時は、公共交通の多くが自動運転カーになりますし、人工知能の進化に合わせ、タクシーも自動運転カーとなる時代がやってくるでしょうし、ソーラーでの大量の電気を提供できる仕組みを持っていれば、売電で得られるチャンスはより大きなものになるでしょう。
この分野の最新の状況、情報を理解し、活用することで、そこからさらに大きな投資、ビジネスのチャンスを掴むこともできると考えられます。そのためにもまずは自らが活用する最適な方法、ものがあります。こちらについても23日のウェブセミナーで詳細を披露します!!
2021年以降の世界経済、金融市場はどうなる?
①過剰流動性バブルの行方と世界経済
②ビットコインの効果的な積み増し方法
③上昇した暗号資産の効果的な分散方法
④ファイルコイン の行方-IPFSの浸透と価格推移予測
⑤世界の方向性に合わせた脱炭素社会における投資
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