チャットGPTが登場してからは様々なAIが出てきています。
その中でもScale AIはOpenAIのGPT-3.5のFine-Tuningのための優先パートナーでもああるサービスScale AIについて解説していきます。
Scale AI(スケールAI)社とは?
Scale AIは、データラベリングによるトレーニングデータの提供を行いAIアプリケーションの開発を加速することをミッションとしています。
サンフランシスコに本社を置き、600人以上の従業員を擁しています。2016年に設立され、これまでに77億以上のアノテーション(ラベルづけ)を行い、$603Mの投資を受けています。
主要な顧客としてはOpen AI、Microsoft、Toyotaなどがあり、データ中心のエンドツーエンドソリューションを提供しています。
会社名 | Scale AI(スケールAI) |
設立 | 2016年 |
創業者 | Alexandr Wang, Lucy Guo |
本社 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンフランシスコ |
製品 | Scale Data Engine, Scale Generative AI Platform |
ウェブサイト | https://scale.com/ |
Scale AIの歴史
2016年に設立されたScale AIは、短期間で急成長を遂げています。
Wall Street JournalやFortune、Forbesなどのメディアでも取り上げられ、データラベリング会社として$7.3 billionの評価を受けています。
この急成長は、スマートソフトウェアへの需要の拡大を反映しています。
Scale AIは高品質なトレーニングデータを提供
Scale AIは、自動運転車、マッピング、AR/VR、ロボティクスなどのAIアプリケーション向けに高品質なトレーニングデータを提供しています。
主要な製品としては「Scale Data Engine」、「Scale Generative AI Platform」、「Scale Spellbook」などがあります。
これらの製品は、リテール&eコマース、防衛、物流、自動転送車、ロボティクス、AR/VRなどの分野でのAIの実用化をサポートしています。
Scale AIの公式ホームページ要約
Scale AIの本社はサンフランシスコ、従業員数: 600人で投資額: $603M、設立年は2016年です。
様々なトップ企業、OpenAI, Microsoft, Toyota, Brex, Flexport, OpenSeaなどの大手企業からの信頼を得ており、データ中心のエンドツーエンドソリューションを提供しています。最高品質のデータセットの開発をサポートしています。
また、Wall Street JournalやFortune、Forbesなど数多くのニュースメディアで取り上げられています。
ミッション
AIアプリケーションの開発を加速すること。
主要製品
Scale Data Engine
Automotive AI、Generative AI & RLHF、Scale Spellbook
Scale Generative AI Platform
Scale Forge、Scale E-Commerce AI
Scale AIは今後どうなる?
Scale AIの直近の会社の評価額は、73億ドル程度です。(2021年の実績)
資金調達について
Series E
2021年4月13日にDragoneer Investment Group, Greenoaks, Tiger Global Managementなどから3億2500万ドルを調達。
Series D
2020年12月1日にTiger Global Managementなどから1億5500万ドルを調達。
Series C
2019年8月5日にFounders Fundなどから1億ドルを調達。
Series B
2018年8月7日にIndex Venturesなどから1800万ドルを調達。
Series A
2017年5月23日にAccelなどから450万ドルを調達。
Seed Round
2016年8月22日に資金調達。
Scale AI社の直近のニュース
2023年8月7日:CheggがScale AIと提携し、学生の学習支援に注力
2023年6月6日: Scale AIのCEO、米国がAI機材供給で中国に遅れをとるリスクに言及
2023年5月10日: Scale AI、企業向けの安全性とセキュリティを持つ生成AIプラットフォームをローンチ
2023年2月17日:Scale AI、AIプロジェクト15件を進め1億1700万ドルを資金調達
2023年1月10日:Scale AIのレイオフが市場に冷水、生成AI熱が高まる中
まとめ:Scale AIはこのあとも大きく化ける可能性が高い
いかがでしたでしょうか?
Scale AIの注目ポイントをまとめると・・・
・顧客はOpenAI, Microsoft, Toyota, Brex, Flexport, OpenSeaなど有名企業多数。
・データラベリングは生成AIに限らず、広く各種AI、機械学習、企業向けカスタマイズ、などに共通して求められる基盤部分を開発しており、ゴールドラッシュにツルハシを売る、という観点から注目の企業です。
・資金調達も進んでおり、収益化も開始
この後、Scale AIについても動向を見ていき、メルマガでも情報を配信していきます。
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