経済ビジネス

【 ジム・ロジャーズが未来を見据える 】今後狙い目の業種とは?

ジム・ロジャーズとは?

ジム・ロジャーズは、世界の三大投資家の一人。ウォーレンバフェット、ジョージソロス、そしてジム・ロジャーズ。

今回はその三大巨頭の一人、ジム・ロジャーズについて考えたいと思います。

ジム・ロジャーズは5歳のときにピーナッツを売っているという既に売買を行っており、大学生になると金融の街ウォール街でアルバイトをし株式投資を開始。見習いアナリスト・投資銀行を経て、ジョージソロスと共に1973年クォンタム・ファンドを設立。

現在はシンガポール在住でたまにポイントで発信しますが今回のコロナについても言及しています。以前のウォーレンバフェットと比較すると同じ投資家でも違いが大きく見えますので是非比較してみてください。

ジム・ロジャーズとジョージ・ソロスの役割分担

ジム・ロジャーズとジョージ・ソロスの役割分担が明確で興味深い。

相場の分析には、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析がある。

これをクォンタム・ファンドではこう分担している。

ジム・ロジャーズ⇒ファンダメンタルズ
ジョージ・ソロス⇒テクニカル

ジム・ロジャーズはファンダメンタルズ分析はアナリストの経験が活きていると思われますが、大抵の個人投資家は1人で全てを行っているのではないでしょうか?

もしくは、めんどくさいからテクニカル分析のみって方もいるでしょう。これでは本来の投資の奥深い部分までは解消されません。

専門性を持った2人の最強のファンド会社といえます。

売りでも買いでも株、通貨、商品、先物

イメージとしてはなんでもやる人。高いと思ったら売り、安いと思ったら買いこういう投資スタンスです。

幅広い金融商品を投資しているが暗号資産に対しては否定的です。ブロックチェーン技術を「最も面白い分野」とする反面、暗号資産にたいしては「政府の圧力によって消えていくだろう」と考えられています。

もちろん投資は考えは多々変わるのでこの辺は注目したいポイントですが、現時点で世界各国はデジタル法定通貨の流れ、そして暗号資産への規制強化が進んでいるのでジム・ロジャーズの見解は正しいといえます。

不安な時代は金や銀へ

現在のような不透明な通貨の流れの中で重視されるのが金や銀と話されており、自身も2019年から金を保有中とのこと。

新型コロナウィルスで過去最高を記録する金ですが、まだまだ不安な時代が続く中で興味深い発想ですね。

今後の狙い目は大打撃を受けた業界

ジム・ロジャーズはどちらかといえばアウトローな投資。だれもが求める安定した米国株ではなく、新興国株などこれからの国、企業に注目しています。

理由は彼のスタンスである、「安く買う」ここにあります。

そして、現在新型コロナウィルスであらゆる業界が大変な中での狙い目は大打撃を受けた業界と考えているようです。

大打撃を受けた業界の未来。

では大打撃を受けた、受けている業界はどのような業界でしょうか。これはイメージできる方も多いかと思われます。

・航空業界
・観光業界
・海運業界
・レストラン
・ホテル

これらの業界は落ちるところまで落ちる、もしくは倒産していくでしょう。

しかし、消えるでしょうか?

ここにジム・ロジャーズは絞っているようです。

安くなったときで買えば落ちている業界、企業はノウハウがない訳ではないのでその業界自体がなくならない限り復活するという考えはたしかに理にかなった考え方です。

しかし、新興国や個別株を分析するにはかなりの勉強と経験がいります。

十分な経験あっての発想ですが非常に参考になりますね。

日本の農業を推奨。

さらに日本の農業も推奨しています。

ジム・ロジャーズは日本株を2018年に全て売ったと話題になりました。しかし今後、日本の農業は注目しているようです。

” 日本の農業に変化が出てくる ”

このように考えているようですが、これは高齢化する現在の農業が世界に買われるということか?と最近の種苗法などの動きを見ていると感じる部分があります。

この辺を見据えての考えかもしれませんが、投資としては日本の農業は形を変えて進化するタイミングであるということですね。

まだまだベア相場継続。

では、すでに投資をしていけばいいのか?これはまだまだベア相場が続く可能性があると考えているようです。

ベア相場とは、下落相場という意味で、相場はブル相場とベア相場があります。

ブルとは上昇、ベアとは下落です。

ではこのベア相場はいつまで?

不安な時代は2015年〜2021年と考えているようです。

「あの頃は大変だったね」

といえるような未来が楽しみです。

最後に興味深い内容。

” 今後中国が米国に変わって世界の覇権を握ることになることを考えている。”

新型コロナウィルスの収束後のスピードの速さはたしかにそれを感じることもあります。中国共産党ならではのスピード感を考慮しての発言かは不明ですが、コロナショックで世界が大きく変化することには違いありません。

以上がジム・ロジャーズの見解ですが投資は最終自己判断、責任です。この辺を踏まえて実績の高い投資家の声に耳を傾けるのは非常に勉強になりますね。

他にも、「世界3大投資家」のウォーレンバフェットの記事もぜひご覧ください。

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Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。
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