経済ビジネス

【 2021年ダボス会議 】世界激変計画・グレートリセットとは

ダボス会議延期

毎年1月に世界経済フォーラムがスイスで開催されます。スイスダボスで開催されることから「ダボス会議」ともいわれるのですが、このダボス会議には、約2,500名の選ばれた知識人やジャーナリスト、多国籍企業経営者や国際的な政治指導者などのトップリーダーが集まります。

別名「金持ちクラブ」ともいわれるこの集まりですが、2020年は節目の50年目となり、1月21日から開催されトランプ大統領やグレタ・トゥーンベリ氏の参加に大きな注目を集めました。毎年開催されているダボス会議ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、延期となり2021年は、5月25~28日にシンガポールで開催されることが決定しています。

ダボス開催中に新型コロナウイルス報道

2020年は、デジタル法定通貨の話題などが出ていた中、中国武漢の新型コロナウイルス報道が飛び出したのがダボス会議の時期です。

結果的に世界が新型コロナ一色の1年となり、2020年のダボス会議の討議テーマであった「持続可能で団結力ある世界を築くためのステークホルダー間連携(Stakeholders for a Cohesive and Sustainable World)」が足踏みとなったイメージがあります。

コロナ禍で世界が激変、グレートリセット

今年は、コロナ禍で激変してしまった世界を大きく変えてしまおうという動きが加速しそうです。テーマは、「ザ・グレート・リセット」です。グレートリセットとは、コロナ禍で出てきた気づき、社会経済システム・働き方・生き方、それら全てをリセットし、持続できる新しい世界を作り出そうという内容です。

悪くいえば、コロナで恐怖を植え付け一気に経済や今までの仕組みを破壊し変えてしまおうという見方も出来ます。僕たちに直接影響を受ける部分として大きく以下の3点です。

・働き方・生き方
・金融システム
・国と国の関係の再構築

働き方でいえば、具体例でいえば、国内では、テレワークの導入などで多くの経営者が気づきを得ました。細かい話でいえば、営業マンに個々にデスクは必要か?シェアすればいいのではないか?出勤は必要か?オフィスの費用はここまで必要か?などなど無駄を見直す機会となっています。これは当然生き方にも繋がります。

すでに大手企業の中には、東京からオフィスを地方へ移し従業員の生活も地方暮らしや出勤しなくていいシステムの構築など、変化が出て来ています。これらは、企業に限ったことではなく、世界でもコロナをきっかけに世界の首脳もリモートの導入などで対応している。もちろんリアル会合の価値は今後も続くがこのように少しずつ世界が変化していることには違いありません。次に金融システムの大改革でまずピンとくるのが、デジタル法定通貨ではないでしょうか。

中国のデジタル人民元を皮切りに今年は、大きく金融に変化が出ると考えられます。紙幣からデジタルへの流れが加速する1年と見ています。国と国との関係は、コロナ禍で米中の関係が一層悪化しました。さらには、米国大統領選にも中国が手を貸したのではないかということで分断が起こっています。離れる国、歩み寄る国などに注目されます。

グレートリセットはビジネスチャンス

グレートリセットは漠然とした内容ですが、日本国内ではすでにこのような動きは菅政権で見られています。それが菅政権が掲げている「グリーン」と「デジタル」です。グリーンとは、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すということですが、これは世界の動きを視野に入れた内容といえます。さらにデジタルについても同様です。

看板政策に掲げデジタル庁を創設しました。これもコロナ禍で大きく日本自体が大きく直面した内容です。もちろん世界もパンデミックで、オンライン診療やオンライン授業、ITやAIを活用した社会サービスが爆発的に拡大しています。新型コロナウイルスがあって一気に加速しているという流れですが、当然ここにはビジネスチャンスは多くあり、世界規模でこの動きが強まるというイメージです。

既存の常識をリセットする意識を

これらの流れが世界のテーマだということをまずは踏まえておく必要があります。人は変化を嫌います。しかし、いつの間にか変化した世界で生きている、生かされているのも事実です。10年前にスマートフォンを保有していた人は?20年前にパソコンを操作出来ていた人は?30年前にカードで支払いをしていた人はどれほどいたでしょうか。

常に時代は、変化、進化しています。新型コロナウイルスとの付き合いは今年も続く可能性は高くゼロになることはないと見ています。しかし、ワクチンの開発やコロナウイルスが、専門家によって分析されていくことによってさらに解明されていきます。経済はしばらく低迷期に入ることは免れることは不可能ですが、グレートリセットによって、1年、2年先さらに10年先の未来を見据える視点も重要です。

目先の出来事だけに振り回されず、ダボス会議のテーマは、世界のテーマと捉えどのように進んでいくのか、日本政府、企業はそれにたいしてどう向き合っているのかをしっかりと情報を得ることで、意識が変わります。今ある常識は未来の非常識と捉え向き合いたいですね。

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Hatanaka
Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。
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