バブル崩壊は何かのきっかけでいつでも起こり得ます。原因は過剰流動性資金にあります。有り余った資金が市場に過剰流入する中で、新規投資参加者が、訳もわからず市場に殺到することでバブルが形成されます。
バブルが崩壊するのは投資家達が売りに殺到した時だけ
アメリカの10年物国債金利が少し上昇するだけで、びくつく資金は逃げに走り、急落します。しかし、市場で押し目買いが入れば安心し、また市場に戻ってきて慌てて買いに走ります。だからこそ日々のボラティリティが高くなるのです。
” なぜ売るのか? ”
バブルが崩壊すると感じる人が多くなったと、周りの多くの人が感じるようになったからです。投資家は誰もがバブルを知っているのです。
バブル中の投資家の心情
投資家はバブルがいつ崩壊するのかをビクビクしながら見ており、いつでも逃げようと思いながら投資をしています。
しかし上昇している市場では、多くの人が利益を上げることができるため、なかなか自らの欲に勝てずに ” まだ大丈夫。もう少しだけ ”そんな気持ちで市場に居続けます。
そして結果的に急落時にはフリーズ状態になり身動きが取れず、損切りもできずに放置することになります。レバレッジをかけていれば、全てのポジションをぶっ飛ばし、投資資産を失うことになります。
バブル崩壊を救済するための金融政策は新たなバブルを作り出す
2008年のリーマンショックでの金融市場暴落は、リーマンを救済しないということが決定打となりました。そこに参加する投資家達を救済する理由は本来政府にはありません。しかし救済せざるを得ない理由があります。リスク資産市場が崩壊すれば、金融システムそのものの崩壊につながりかねないのです。経済、社会全体の崩壊につながりかねないからなのです。
そしてバブル崩壊を救済するための金融政策が行われ、過剰流動性資金が金融市場に流れ込み、新たなバブルが作られるわけです。
しかし既に巨額な借金を積み上げる状況の中、これ以上のバブルの継続は不可能だと考えられます。だからこそ、今回のバブルが最後のバブルとなり、歴史上最悪の崩壊となる可能性が高いと考えているのです。そしてこのバブルの破綻が財政破綻にもつながる可能性が高いのです。
唯一の救いの可能性は中国?
しかしこのバブル崩壊を、次のバブル形成が形成される可能性があるかもしれません。
中国の成長により次のバブルが起こる可能性です。しかしこれは完全に、世界が中国に取り込まれる流れに入ることになります。
中国の経済システムに参加し、中国経済圏に入ることでそこに成長を享受し、バブルの仲間入りをすることはできるかもしれないということです。
しかしこれにより、世界の中心はアメリカから確実に中国に変わっていくことになります。このシナリオは一定の確率であると考えられます。日本は今まで以上に米中間に挟まれる中で、自国の立ち位置の取り方が難しくなるでしょう。ここには大きなリスクが発生すると考えておくべきでしょう。
中国は日本よりも悲惨な急速な高齢化社会に向かっています。今の中国の共産党体制のシステムそのものの崩壊の確率の方が高いように思いますし、カオスの時代に向かっていると考えておくべきでしょうね。
過剰流動性バブル、現状を常に理解すること
過剰流動性バブルの中で ” 木を見て森を見ず ” この状況にならないように、常に全体、先々を俯瞰することを意識しましょう。
AI TRUSTでは今後も常に過剰流動性バブルの崩壊についての警告記事は発信していきます。 そしてバブル崩壊を確実に掴むための、様々な指標から推測していくサロンをスタートする予定です。今まさに様々な情報を集約させたサロンサイト作りを行っていますので、こちらの発表を楽しみにお待ちください。投資家全員にとって、なくてはならない情報源に仕上げていきますので。
毎週1回情報をまとめてお送りします。
AI TRUSTでは日々の金融市場に影響を与えるニュースを独自の視点から解説を行っています。是非ご自身の投資指標としてご活用ください!!