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【 今さら聞けない 】ビットコインの誕生と半減期

ビットコインの誕生と半減期

これは暗号資産投資を古くからされている方は聞けばピンと来る内容ですが、最近では多くの方がビットコインの誕生の歴史や半減期を知らずに投資している現状があります。

半減期を知ることでビットコインについての見方、向き合い方も変わってきますので、今回はビットコインやその他にもある半減期について説明します。

ビットコインの仕組みの始まり

ビットコインは2008年にサトシナカモトという人物(団体)ともいわれる人の論文から始まっています。

誰でもインターネット上で閲覧可能な形で論文が公開されました。

2008年10月31日
暗号理論に関するメーリングリスト「Cryptography」
論文の名義「Satoshi Nakamoto」
タイトル「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」

謎めいた論文でも「中身は素晴らしい」とブロックチェーン技術、ビットコインに興味を示した人たちがネット上に現れました。

これがビットコインの仕組みの始まりです。

ビットコインはマイニングで成り立っている

ビットコインはマイニングが行われており、それはマイナーというビットコインの計算をする人たちで成り立っています。

今回は難しい用語は割愛しますが、

ビットコインはマイニングで “ 10分に1回計算競争を行うことでセキュリティが保たれている “

これを覚えておいてください。

そして10分の1度の計算競争に1番に到達する人が世界で1人(1組)現れると、ブロックが生成されます。この計算がずっと連なっているのでブロックチェーンと呼んでいます。

はじめてブロックが生成されてから、2020年現在に至るまでこのブロックはずっと連なっていて、これでセキュリティとして成り立っています。

そして、そのセキュリティは今までで1度も破られていません。

その計算(マイニング)を行って支払われるのがマイニング報酬(ビットコイン)です。

これももちろんサトシナカモトが考えた仕組みですが、始めのマイニング報酬は50BTC。2009年1月3日、サトシナカモトにより初のブロック(ジェネシスブロック)が生成されています。

サトシナカモトは行方不明

当時はサトシナカモトは2010年の中頃までは積極的にビットコインの開発に関わっていましたがその後、姿を現さなくなります。これには様々憶測がありますが、現在の価値を覆す仕組みであることに身の危険を感じたのではないか?といわれています。

サトシナカモトがいなくなって10年以上経った現在でもビットコインは多くの人に認知され、どんどん広がっており各国中央銀行も意識する存在になっています。

半減期でマイニング報酬が半分になる

ビットコインの始まり、そしてマイニング、マイニング報酬で成り立っている仕組みはご理解いただけましたでしょうか。

では、次は、マイニング報酬が半分になるという何とも意味が分からない?内容について説明します。ただ最後までご覧いただくと理解は深まります。

マイニングは技術に魅了された人たちから始まった

サトシナカモトが始めて得たマイニング報酬は50BTC。

これは現在のビットコインの価値でいいますととんでもない数字でしょう。日本円で1BTC=100万円だとしたら5千万!?

これを10分に一度はあり得ない・・ と思いませんか?

しかし、当時はビットコインには価値がありませんでした。

あなたがビットコインを知った時は1BTCいくらでしたか?

ビットコインの価値は変動する

ビットコインが価値化されてからもビットコインは数円にもなっていませんでした。

そんな中、マイニングを行っていたマイナーは現在でいう営利目的よりも ” 楽しいから “ が先行してマイニングを行っていました。最初は技術に魅了された人たちの集まりだったのです。

マイニングの過去、現在

その後マイニングでビットコインがもらえる、そして価値がついたビットコインに興味を持つ人が増えると始めのマイニング競争は自宅のパソコンで手動で行えていましたが、今ではそんなことではまず計算競争で1番を取ることは不可能です。

大きな工場で大量のマイニングマシーンを稼働させたり、プールマイニングといって多くの投資家から資金を募りチームで行ったりと競争が激化しており、それほどビットコインのマイニング報酬は魅力があるということです。

マイニングマシーンの需要が増えるとマシーンはどんどん新しいものに変えられそして競争も激化していきマイニングマシーンやチップを売る業者なども現れました。

マイニング報酬が半分=半減期

さてマイニング報酬ですが、4年に1度半減期を迎えます。

これは始めからサトシナカモトが設計していますので今後も変わることはありません。

約4年に1度というのが正しい表現ですし、日程もズレることがありますが過去の半減期と報酬そして今回の半減期予定は以下の通りです。

2012年11月29日:25BTC
2016年7月9日:12.5BTC
2020年5月11日:6.25BTC

報酬が半分になっています。

ただ価値が上がっています。

貰えるビットコインの枚数が減っても価値が上がっていればマイナーにとっては問題ありません。

サトシナカモトはここまで未来を見据えて半減期を決めていたのでしょう。

これは今後も4年に1度半分に報酬は減っていきます。

その時、ビットコインの価値はどうなっているか?

上がっていない限りビットコインのマイナーは継続することが不可能です。

ここにビットコイン投資の魅力があります。

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投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。