ビットコインの半減期を改めて理解する
Bitcoinには発行上限数がプロトコルとして定められており、合計2100万BTCとなっている。
ビットコインのマイニングを行う人達のことをマイナーというが、マイナーはマイニングに対しての報酬として定期的にビットコインを受け取っており、マイナー全員にビットコインが均等に配られるわけではなく、1つの数当て問題を先に解こうと競争(マイニング」)する中で勝つことができれば、Bitcoinを報酬として得ることができる。
マイナーが報酬として貰うことができるBitcoinの量は、プログラムによって管理されたペースで段階的に減っていく。
このペースは21万生成されるごとと定められており、多少ズレることがあるものの、ビットコインはおおむね4年に一度に減っていき、これを半減期という。
最初期のビットコインの報酬は50BTCだったが、2012年11月28日の半減期に25BTCに、そして2016年7月9日の半減期に12.5BTCとなった。
今、世界中のマイナーが10分に一度のペースでブロックを生成しているが、彼らはそのたびに12.5BTCを受けとっているのだ。そして、2020年5月18日前後に報酬が6.25BTCとなると予想されている。
マイナーといっても基本的には個人ではなく、マイニングプールとよばれる巨大なマイニング施設の運営企業が担っている。
したがって、6.25BTCという巨額のBitcoinは、実際には、運営するためのコスト、維持費に支払われ、更には従業員や出資者、協力者などに分配されている。
暗号資産の半減期はマイニング報酬が半減する時期で、ビットコインの場合は今年の5月18日前後に半減期が来ると見込まれている。
ビットコインの価格が5万ドルを超える!!
半減期は暗号資産本来の仕組みであり、ビットコインはこれまで2度、半減期を迎えた。
1回目の半減期:
2012年にマイニング報酬は25ビットコインと、それまでの50ビットコインから半分に引き下げられ、ビットコインの価格は1年間に8200%上昇。
2回目の半減期:
2016年に2度目の半減期を迎えたビットコインは、その後18カ月間で2200%を超える値上がりを記録。
上昇率は最初と二回目では1/4程度落ちたが、今回の半減期もこれに当てはめてみると550%程度の上昇が見込まれることになる。
1月に入り、中東の緊迫化によりビットコインの価格は上昇基調にあり、8,600ドル台まで回復している。(1月17日現在)
8,600ドルから550%上昇したとすると47,300ドルとなる。
日本円では約500万円ということになるが、世界中の様々な暗号通貨関係者の予想値を見ても、同程度の予想をする専門家も多く、十分に達成できるように感じられる。
中東情勢が緊迫化し、金融バブル、債権バブルが不安定な状況に陥れば、逃避先のひとつとしてビットコインはより希少価値は増すことになるだろう。
今回のビットコインの半減期を前後し、ビットコイン価格が大きく上昇した場合、同様に半減期を迎えるアルトコインはその段階で注目され、上昇に繋がる。
ビットコイン価格が大きく上昇すれば、市場への新規投資家は増すことになり、市場全体が再度活況を増し、上昇速度が加速する可能性も高い。
市場が活性化することにより、アルトコインへも注目が行き、出遅れ感のあるメジャーなコインの価格も上昇するかもしれないが、ボラティリティも非常に高いため、最新の注意を要する。
短期的な上昇、下落時は換金することも重要だが、フィアット化(現金化)して、取引所口座から出金をするとコストも余分にかかり、手間もかかる。
USDT等のステーブルコインを活用できるようになることも重要戦略である。
そしてなにより、2020年はビットコインを保有し続けることが成功の最大要因となるであろう。
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