暗号通貨

ビットコインは年内どこまで上昇するか?

ビットコインの継続上昇の要因は?

BTCの価格は先月末から既に30%を超える上昇幅となっています。暗号通貨市場の上昇幅、アルトコインの上昇幅を大幅に上回っています。

ここにきての上昇幅が加速している要因のひとつが大型アップデートを控えていることにあると考えるべきでしょう。

今年はメジャーなトークンのアップデート前後では大きく価格が上昇しています。イーサリアム・ADA・Solanaなどですね。

そして、このタイミングでは暗号通貨市場全体が大きく上昇する展開が続いていますので、短期的な視点で利益を上げるには良いタイミングです。前回の上昇期は7月21日〜9月7日の期間でしたが、このタイミングではETH、ADAのアップデートがあり、両方のトークンとも上昇しましたが、暗号通貨市場の成長率自体も非常に高いものとなりました。

特に過去数ヶ月の高値からの戻り率の低い銘柄で、高成長カテゴリーに入っている銘柄が強くなる傾向が続きますので、これを理解して投資をするとかなり効率の良い投資リターンが期待できます。

ビットコインのアップデート ” Taproot  ”とは?


今回のビットコインのアップデートは2021年11月なかばに実装が予定されているTaprootです。4年ぶりの大型アップデートとなり市場の期待も高いです。

一般的にアップデートとは運用中に生じた不具合や問題点を修正する機能改善、ローンチ時にはなかった機能の追加をするために行われます。今回のビットコインのアップグレードにおいては「Speedy Trial」という方法が採用されています。Speedy Trialは5月1日から開始されており、既に支持率は90%を超えているため、11月中旬にはアップデートが実施される見込みです。

ビットコインには責任者が当初から存在しません。コミュニティの合議制でコンセンサスが得られてから物事が進むため、流動的で時間がかかるという特徴があります。しかし、こうした問題に対しても「Speedy Trial」による対応が進められるなど、ビットコインの開発は以前よりも柔軟性や機動性が上がってきていることを感じられます。

タップルートは、これまでビットコインのブロックチェーン上で不可能だったことを可能にする重要なアップグレードであり、他の仮想通貨に対する優位性を強固にする可能性も秘めています。

アップデートでビットコインの価格はどこまで上昇するのか?

これはあくまでもAI TRUST編集部としての意見となりますが、まずは早々に過去最高値を視野に入れた動きとなり、経済・金融市場で大きな混乱がなければ、高値を超えればそこからアップデート後まで一気に上昇する可能性が高いと考えています。

65,000ドルの過去最高値水準を超えれば、そのあとは真空地帯で上昇する可能性もあります。7万ドルは早々に超えていくる可能性も高く、その次は10万ドルを目標とした展開となる可能性が高いと考えられます。

原油等の資源高が続き、インフレが継続する傾向も強く、インフレへのリスクヘッジとしてビットコイン保有を増やす機関投資家、資産家も多いと考えられます。

米10年債のチャートとビットコインのチャートは似通った動きに


そして、米長期金利が上昇傾向にありますが、米10年債のチャートとビットコインのチャートは似通った動きを過去にしており、金利上昇傾向は続きますので、この辺りも注意してみていくのがよいでしょう。

イーサリアム、アルトコインはどう動く?

イーサリアムは2020年の12月1日に「イーサリアム2.0」アップデートのフェーズ0が始まりました。このアップデートの大きな変更点はコンセンサスアルゴリズムの変更になります。現在はPow(プルーフオブワーク)と言われるアルゴリズムが採用されていますが、最終アップデートであるセレニティが完了するとPoS(プルーフオブステーク)と言われるアルゴリズムへの移行が完了します。

また、9月下旬にイーサリアム2.0最初のアップグレードである「Altair(アルタイル)」のメインネット実装日が2021年10月27日に行われることが発表されました。これは、イーサリアム2.0ネットワークのフェーズ0での最初のアップグレードなっており今後の動向に注目が集まっています。

イーサリアムはこれらのアップデートも続きますから、ビットコインの上昇幅と比較してイーサリアムの上昇幅が小さければ、その後はイーサリアムの上昇幅が大きくなることが予想できます。

そして、イーサリアムの上昇に合わせて、イーサキラーが値を上げ、さらには主要アルトコインの出遅れ銘柄が巡回買いされる。こんな展開が予想できますね。

年内は暗号通貨市場の強気相場が続くと予想していますが、BTC・ETHという暗号通貨市場を引っ張る二つのトークンのアップデートにその理由があるからなのです。

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