※この記事は、「ゼロから学ぶ、スマホでFXトレード 5日間メルマガ講座」、4日目の補足資料として執筆しています。
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初心者がトレードのエントリーポイントを見極めるチャート分析の方法
FXトレードで脱初心者を目指すために、チャートを見てテクニカル分析を行い、根拠のあるエントリー(ポジションを持つこと)が出来るよう心がけましょう。
そうすることで、分析から導いた予想と結果に誤差があったのか、誤差がなかったのか、という答え合わせができ、トレードの一つ一つが経験になり力がついていきます。
初めての方にはテクニカル分析と聞くと難しく感じるかもしれません。
実際に、そのテクニカル分析には様々な方法があり、それらを組み合わせることで無限の分析バリエーションが存在しますが、
ここでは勝率を上げるための、シンプルな分析方法に絞ってお話ししたいと思いますのでご安心ください。
ただし、記載の内容が100%確実に勝てるというものではありませんので、その点はご理解の上で、参考としてみて下さい。
順張りをするためのチャートの見方『エンベロープ』
「ゼロから学ぶ、スマホでFXトレード 5日間メルマガ講座」では、初心者トレーダーの皆さんにはチャートのトレンドに沿った「順張り」のトレードに特化することをお勧めしています。
その「順張り」のトレードをするにあたり、
どうトレンドを読めば良いのか、
いつポジションを持てば良いのか、
そのヒントになる分析方法の一つとして「エンベロープ」があります。
エンベロープとは移動平均線を上下に一定の割合離したもの。
…と聞いても難しく感じるでしょうが、とりあえず、一度手元のFXアプリやソフトのチャート機能を使って設定してみましょう。
ここではFXソフトとして有名なMT4のスマホアプリを使った例を、ドル円口座のチャートで説明をしていきます。
ドル円のチャートを開き、右側の「f」をタップ。
インディケーターの「メインウィンドウ」をタップ。
「Envelopes(エンベロープ)」をタップ。
数値が変えられる画面になります。
当社が今、分析するために設定しているのが上記の数字です。
よろしければ参考にしてみて下さい。
その後、右上の「完了」を押すと、
「エンベロープ」がチャート上に現れます。
以下はドル円の30分足のチャートです。
この緑の値動きのチャートを挟むように上下に走る紫色の線が、それ。
簡単に言えば、100日間の値動きの平均に対し、上下0.2%のところでラインを引いたものになります。
この2本の線の間でチャートが動いていることを視覚的に把握できますよね。
で、ちょくちょくこの2本線から上や下へチャートが飛び出ているものがあります。
そのポイントは、いわば大きなトレンドの流れからはみ出たタイミングなので、いずれ元の流れに戻る動きが出る可能性が高いポイントになります。
そのようにエンベロープの上に飛び出た時には売り=ショートポジションを、
逆にエンベロープの下にチャートが飛び出た時には買い=ロングポジションを持つと、低くない確率でそのようにエンベロープの中に戻っていく動きをします。
その時に利確する、という方法です。
設定も簡単、考え方もシンプルな分析ですが、相場次第では1ヶ月の勝率が8割を超えることもあるので、必ず身につけていただきたい分析方法です。
ただし、万能ではありません。
というのも、それまでのトレンドを逸脱した大きな転換があった場合、全く効果を失う分析方法だからです。
例えば以下の状況。
ドルが一方的に下がった局面ですが、このようにこれまでのトレンドから大きく変化し、下落(上昇)をしているケースでは、エンベロープの外をずっとチャートが動いている形になります。
全くエンベロープの枠に戻らないので、ここで上記の方法でトレードを仕掛けると負け続ける訳です。
それを防ぐために、このエンベロープを使って分析をする場合、
必ず損切り設定を入れておくことと、
分析した通りに動かず損失を出した場合、しばらくこの分析でのトレードはお休みして、相場が再び反転するなど冷静さを取り戻してから改めて挑戦するのが良いでしょう。
尚、ここまでの内容に関して、
今多くの方がご利用されているLINE FXでの設定方法の解説記事もありますので、この記事と合わせて参考にして下さい。
3本の移動平均線を活用した「パーフェクトオーダー」
エンベロープは一つの設定で完了するシンプルのものでしたが、
より強いトレンドを把握するために、ぜひこの「パーフェクトオーダー」を覚えてみて下さい。
パーフェクトオーダーとは、
ローソク足と、短期・中期・長期の3本の移動平均線が
上に向かって、または下に向かって順番に並んでいるチャートのことを言い、それが現れた時には明確な上昇または下落のサインになります。
難しい話は横に置いておいて、再びMT4のアプリを使って説明しますね。
尚、以下の設定数値は、当社がこの新型コロナの影響が続く為替相場でのドル円のデイトレード に適した分析が出来る数値として調整したものです。
ぜひ参考にしてみて下さい。
インディケーターの追加から「Moving Average」をタップ。
そして以下のように設定。
最後に右上の完了をタップ。
次に再び「インディケーター」→「メインウィンドウ」に戻って、「Moving Average」をタップ。
次のように設定。
最後に右上の完了をタップ。
再び「インディケーター」→「メインウィンドウ」に戻って、再度「Moving Average」をタップ。
最後に右上の完了をタップ。
そうすると・・・
インディケーターがこのようになっているはずです。
これで準備完了。
それでは、30分足のチャートを見てみましょう。
このようにローソク足の近くに3本のラインが引かれていると思います。
ここでは分かりやすく青・黄・赤にしました。
青は10日移動平均線、
黄色は20日移動平均線、
赤は50日移動平均線です。
これで準備完了。
さて、「パーフェクトオーダー」とは、
上から、ローソク足→青→黄色→赤 の順番でチャート上に並んだ状態、または
下から、ローソク足→青→黄色→赤 の順番でチャート上に並んだ状態を言います。
そして、この「パーフェクトオーダー」が発生すると、トレンドの大きなうねりになることが多いのです。
例えば、上の図を見て下さい。
チャート中頃に、上からローソク足→青→黄色→赤 の綺麗なパーフェクトオーダーが発生。
その後、強烈な上昇相場になっていることが分かります。
「パーフェクトオーダー」が発生したタイミングでロングをしておくことで、大きく利益を伸ばすことが出来ました。
もう一つ、例を見てみましょう。
こちらは下降トレンドのパーフェクトオーダーです。
上からローソク足→青→黄色→赤と、綺麗に3色が順番に並び、その後力強い下降トレンドに移行しました。
黄色い丸のようなパーフェクトオーダーの兆候が現れてから、ポジションをエントリーしましょう。
逆に、この黄色い四角で囲ったような箇所を見て下さい。
ローソク足と3本の移動平均線が、絡まった糸のように入り乱れています。
このような状況は、チャートだけだと上下どちらにトレンドが動くか読みきれないタイミングということです。
つまり、無理にトレードをするべきではないということです。
こう考えれば、初心者の方でも「いつトレードをすれば良いか」が、はっきり見えてきたのではないでしょうか。
このように、FXアプリに初めから付いている分析ツールをカスタマイズして使うだけで、テクニカル分析は楽に、そして面白くなるのです。
初心者でも十分に再現性がありますよね。
もちろん、パーフェクトオーダーが現れたからといって、絶対にトレンドが大きく流れるというわけでもありません。
ですから、必ず損切り設定は入れて、予想と違う動きをしたら即座に損切りできる体制にしておきましょう。
尚、私たちは通常、30分足のチャートを基本にしながら、このパーフェクトオーダーを探しています。
結構頻繁に発生するシグナルなので、皆さんも上記のように設定の上でこのパーフェクトオーダーを探し、この後のトレードに活かしてみてはいかがでしょうか。
また、このパーフェクトオーダーを判断するための三本の移動平均線の設定に関しても、LINE FXでの設定方法の解説記事がありますので、この記事と合わせて参考にして下さい。
まとめ
以上、いかがでしたか?
コツさえ掴めば、ここの内容は初心者の皆さんでも決して難しくはありません。
一度でも実践してみれば勝手が分かることでしょう。
慣れてきたら自分のスタイルに合わせて、ご自身で数値などをカスタマイズされても良いでしょう。
続きはまた、メルマガ講座にて。
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