週間市場動向

BTC現物ETF承認、48,700ドル台に上昇

先週も世界では金融市場を揺るがす恐れのある大きなニュースが幾つも出てきています。

日経平均は今年に入り大きく上昇していますが、ボラティリティの非常に高い1年が予想できます。

台湾総統戦は台湾独立支持の与党の頼氏が勝利

13日投開票の台湾総統選で、民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統が当選を決め、民進党が3期連続で政権を担うことになりました。

頼氏は最近はあまり中国に批判的な発言もしていませんが、アメリカ寄りの姿勢をさらに強化することは間違いないでしょう。

それに対して中国は、米国との関係を重視する頼氏を戦争を扇動していると批判しています。習主席は頼氏を「トラブルメーカー」「分離主義者」などと批判してきました。

バイデン氏はこの日、短いコメントを発表し、” 米国は台湾の独立を支持しない ” と語り、あくまでも慎重な姿勢で様子を見ているようです。

現在の中国では軍に対して静粛も行っていますし、中国経済も低調な状況が続いていますので、
早々に緊張感が高まるリスクはないと考えられますが、日本周辺の地政学的なリスクは確実に高まることになりますので、この辺りは常に慎重に最新状況を理解する必要があります。

中東情勢の緊迫化が加速

イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、米英両国の商船を標的にすると明言し、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦争が地域紛争にエスカレートする懸念が高まっていました。

ロシア産石油を運搬していた船舶が12日、イエメンからミサイル攻撃を受けましたが、危うく命中を免れていますが、紅海を通行する船舶へ継続的に攻撃を行っています。

これに対して、米英軍がフーシ派の拠点に11日に大規模な空爆を行い、翌日の12日にも米軍は単独でフーシ派のレーダー施設を新たに攻撃しました。紅海の商船を標的にする同派の能力に打撃を与えることが目的です。

イスラエルの内部で起こっていた戦闘が、米英を巻き込み、中東周辺に広がっており、今後さらに激化していくと考えるべきでしょう。

海上輸送コストは4週間で2倍に

フーシ派による船舶への攻撃のため、スエズ運河を通る主要な輸送ルートが混乱しており、アジアから欧州への海上輸送運賃は過去4週間に2倍余りに跳ね上がっています。

12日には中東地域での戦闘拡大懸念で原油価格が上昇ました。北海ブレント原油先物は一時4.3%値上がりし、1バレル=80ドルを突破しました。

輸送コストの上昇は再度のインフレ率高騰につながります。そして戦闘が激化するようであれば、エネルギーコストも再上昇する可能性は高く、こちらもインフレ高騰を加速させます。
そして金融市場にも大きなマイナス影響を与えますので、注意深く見ていく必要がありますね。

香港最新事情

香港での新たな証券会社での口座開設のために先週は香港入りです。空港も混雑し、街中は非常に活気があります。香港は確実に中国化が浸透していますが、街中の様子は特にそれを意識させるようなものはありません。

香港の不動産市場は今は大きく下落しています。中国化の浸透も影響していますし、中国本土の不動産価格が継続して下落していることも一因です。

しかし、賃貸市場については、中国からの人の流入が続いているために上昇しているという面白い現象が起こっています。ちなみにマカオの不動産市場も引き続き香港と同様に継続的に下落しています。

ホテルの宿泊料金も高く、一流どころのホテルは日本円で8万円以上と、東京の一流ホテルよりもさらに高いイメージです。

そして、食事代金は非常に高く感じます。ミシュランの星付きだと、飲茶でも1人2万円程度はランチでもかかります。物価的には東京よりもさらに高い感じがします。

シンガポールもそうですが、香港に住んで快適な暮らしをするには、家賃も高いため、月に手取りで最低で100万円は必要だと感じます。

金融業界から海外への流出も言われていますが、その分を中国本土からの流入で埋められているような感じもします。

そんな香港ではありますが、銀行口座開設等で香港に行く人にお勧めのレストランを紹介します。銅鑼灣(コーズウェイベイ)のハイサンプレイスの12階に入っている何洪記というレストランです。

ここの正斗鮮蝦雲吞麵/海老入りワンタンメンは絶品でした。

海老の出汁が濃厚で、麺もパスタのアルデンテのようで、独特の歯応えがあり、さらには海老雲呑が超プリプリです。

超一流店の非常に値段の高いお店に行けば美味しいワンタンメンは食べられますが、ここはリーズナブルな価格で非常に美味しい料理が揃っています。

飲茶も充実しています。香港空港にも入っているようですから、これも便利です。香港を訪れる機会があれば、是非立ち寄ってみてください。

HSBC口座開設を一時的に受け付けます!!

オルカンの略称で知られる、三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の9日の資金流入額が1013億円に急増しました。

たった1日で2023年12月の月間流入額(1088億円、推計値)に相当する資金が流入したことになります。

そして、このうちの多くはアメリカ株の買いでした。個人の資金もいよいよ継続的にキャピタルフライトが加速しているのです。

しかし国内で外貨への資産分散を行うよりも、より安全な方法は海外の口座で外貨資産を保有することです。香港のHSBCの口座開設受付を1週間に限定して再開します。

口座開設を希望される方はこちらから申し込みをどうぞ!!



BTC現物ETF承認 48,700ドル台に上昇

BTCの現物ETFがいよいよ承認されました。これにより先週BTCの価格は急騰しました。メルマガの中では昨年の秋の段階でBTCの上昇については何度も説明していました。

当時のBTCの価格は3万ドル以下でしたが、先週は48,700ドルの高値をつけ、たった数ヶ月で70%以上上昇したことになりました。

しかし、高値をつけた後にファクトセルとなり、その後は42,000ドルを割り込むまで急落がありました。

クリプトトレンドリサーチでは今回も見事にこの価格推移を当てています。

こちらはETFが承認される前の9日の投稿です。

【 今回のBTCの価格上昇の目処 短期的目線 】

BTCは少し値段も落ち着き46,700ドル台です。さて目先の上下動がどの程度で動くか少し考えてみました。3ヶ月、1年、5年のBTC価格と出来高推移を見ると、今回は特に急激に出来高が増えているわけでは無いことがわかります。

2021年、2022年と比べても出来高はまだ少ないです。ちなみにこの3つのグラフはチャットGPTに指示して作ってもらっています。正しい元データを提供すれば、このように正確な情報をもらうことはできます。

ただし2021年当時は取引所やヘッジファンドがピンポントレードを行い出来高を作っていた可能性もあり、この点は注意も必要です。(見せかけの出来高を大きくすれば、そこに追随する個人投資家が増えますので。そして結果的には刈り取られます)

短期的な上値の目処は48,500ドル程度化とみています。(ちなみに先日レバ2倍で買ったBTCの売り指値は47,980ドルにいれています)

BTCは過去の上昇ラリー時には20〜30%の下落がありますので、高値達成後利確の動きが加速し、調整に入る可能性が高いと考えます。

個人的には現物保有分はまだ指値を入れていませんが、まずは10日の状況を見て判断してみようと思います。中長期的な目線は上昇であることは間違いありませんので、継続保有でも問題ないと思います。個人的には今の暗号通貨運用資金で、あと20%はBTCを増やしておきたいと考えているので、今回はそのチャンスを狙います。

今回の高値は48,700ドル台でしたので、誤差はわずかに200ドル程度でした。そしてその後の下落率も高値から比べて20%程度でしたので、これも想定通りでした。

今回は12月の一時的な下落時に41,000ドル程度でレバレッジ2倍でBTCを買っており、今月の10日を超えた時にこの分は売却を行い、27%程度の利益を得ています。

そして再度一昨日の下落時に指値を入れて、42,010ドルという安値でレバレッジ2倍でBTCを買い直しています。

今年の暗号通貨市場はこのようなチャンスがたびたび訪れると考えていますので、最も効果的に資産を増やすことができる投資市場になると確信しています。

しかしこれも市場の動きをしっかりと理解をしてこその投資となりますので、状況もわからず慌てて市場参加することは要注意です。

高値掴みをして後悔することになりますからね。

2024年は金融市場全体が非常にボラティリティが高くなると見ていますが、チャンスも非常に大きな1年になります。

上手にそれを理解し、大きく資産を増やすチャンスを掴んでいきましょう。

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