週間市場動向

大きく揺れ動く2025年!!

2025年は世界が大きく荒れるカオスの時代に向かっていくように思います。

紛争がこれ以上世界中で拡大しないことをまずは祈るばかりです。

一時157円台半ばまで進んだ円安

日銀は先週の日銀会合で利上げを見送りました。

上田総裁の利上げに慎重なハト派的な姿勢もあり、円は再度売られる展開が続き、先週は一時157円台半ばまで円安が進みました。

タイバーツは既に過去20年というスパンで見ても円は最安値をつけ、円という紙幣の価値は継続的にどんどん下落しています。

本当に円の価値が下がったことを実際に現地に住んでみて実感させられます。

消費者物価指数 2.7%に拡大

日銀の上田総裁は本当に厳しい状況に置かれています。

先月の物価は2.7%上昇しており、本来であれば日銀は利上げを発表すべきです。

しかもエネルギー支援を行なってインフレ率を抑えていますので、実際は4%近いインフレだと考えられます。

これを考慮すると実質金利は大きなマイナスとなっており、そしてじゃぶじゃぶに金をばら撒いている状況です。

日銀の次の利上げのタイミングに注意!!

利上げを行えば、日銀の抱える国債への利払負担が大きく増えます。

企業、家庭が抱える負債の利払いも大きく増えます。さらには8月の株式暴落の時のように、金融市場へも大きなマイナス影響を与えます。

ドル円は円安を牽制する口先介入がありましたので、現在は156.3円近辺ですが、日銀の身動きできない状況を見越してキャリートレードは再度膨らむでしょう。

年末年始に向けて160円を超えてくるのではないかと考えますし、長期的にはさらに円安は進むでしょう。

そして、ボラティリティはどんどん高くなっている状況に感じますので、日銀の次の利上げのタイミングでは、世界的な大きな金融ショックになる可能性が高いように思います。

このときには日本株は大きく暴落し、日本への資金還流リスクが意識され、米国株も大きく下落することになると思われます。

現物ETFからリスク回避の動きが高まれば、BTCも急落するでしょう。

米高騰の次に来る来年の野菜・果物高騰

日本の米の価格は新米が出回っても全く値下がりはせず、値上がり傾向はさらに続きます。

今年の春に九州を訪れ、熊本のスーパーに立ち寄った時、全ての品がドルやタイバーツで換算したときに、安すぎると感じました。安いのではなく、安過ぎると感じたのです。

これでは日本の美味しいものはどんどん海外の人たちに買われる流れが加速すると感じました。

インフレはまだまだ継続する

異常気象が年々酷くなっていますが、これにより野菜・果物の生作にも大きなマイナス影響が出ています。

今年の米に続き、来年は野菜・果物が大幅に値上がりすることを覚悟しておいた方が良いでしょうね。

収穫量が減った上に、インバウンドの外食需要の増加、更には海外への高値輸出と重なります。

仮に価格が1.5倍になったとしても、日本人にとっては高くても、今の為替を考えれば外国人からすれば、味とのバランスを考えれば激安なのですから。

米に続いて野菜や果物が大きく値上がりする。コーヒーもチョコレートも大きく今年は値上がりしましたが、インフレというのはこのような形で次々と積み上がってやってくるのです。

じわじわと国民生活を痛めつけ、その上で持っている預貯金の価値を継続的に毀損させていくのです。

来年更なる円安が進めば、輸入物価は再度上昇します。

エネルギーを輸入に頼っていますが、この価格も確実に円安で上昇することになりますので、さらに政府による支援を続けるのか?

これは国債によって賄うことになりますから、さらに日本の借金が積み上がることになります。

本当に負のスパイラルが続いており、悪循環が加速しているようにみえます。

2025年 大荒れの一年に備えよ!!

下記はアメリカの10年国債の金利チャートです。

FRBは0.25%の利下げをしたのにも関わらず、金利は上昇を続けています。

9月、10月、12月と3会合で合計で1%の利下げをしているにも関わらず、9月以降で既に1%近く金利が上昇しているのです。

金利が上昇すれば、株式市場にとっては重しになるはずですが、米国株は高値圏にあります。
非常に否な予感がします。

トランプ政権の誕生は1月20日ですが、その直後に矢継ぎ早にさまざまな政策が発表され、実行されることになるでしょう。高い関税、不法移民の強制送還とアメリカのインフレ率は再度上昇していく可能性は高いです。

そうなればFRBは利下げができず、再度利上げの方向に向かうことも考えておく必要があります。これによって何が起こるのか?

①アメリカの国債金利は大幅に上昇します

②円安は更に加速することになり、160円台どころか170円、180円台もあると考えます

③アメリカ株は大きく下落します。インフレ率が急騰すれば、暴落の可能性も高いです

④アメリカ株急落は世界の株式市場にショックを与え急落、暴落が起こります

⑤円安、世界的なインフレ率が上昇し、日本でもインフレが加速します

⑥日銀の利上げはより難しくなりますが、国債金利は大きく上昇します。国債は暴落します

⑦日銀の保有する国債の含み損は巨額になり、株式の含み益は大きく減り、日銀は実質的に債務超過に陥ります

⑧ これにより更なる日本売りが加速し、円安も加速し、インフレも加速します

このような悪循環が来年起こるのではないかと考えています。

株式・FX・BTC等の暗号通貨への投資も、来年は相当注意して取り組むべきだと考えます。

BTCは10月17日には108,000ドル台の最高値をつけました。

しかし、その後は急落し、92,000ドル台まで下落する場面もありました。高値からは16,000ドル、率にして15%程度も急落しているのです。

BTCの価格が20万ドル、30万ドル、中には100万ドルに向かっていくというような楽観的な意見も多いですが、10年というスパンで考えればそのようなことも十分あるとは思います。

この後、大きく下落する場面も出てくる

このあとの半年で見た場合、ある時点で最高値をつけた後、暴落すると考えています。

そして、これはBTCや他の暗号通貨だけでなく、米国株や日本株も同様です。

大手テック株も大きく下落し、AI関連株も大きく下落する場面が出てくるでしょう。

ただし、これは悲観的に考えているのではなく、一度売り抜いた上で、安値で買い戻す大きなチャンスがやってくると考えています。

さまざまな資産が投げ売られるタイミングがやってきますので、バーゲンセールで資産を買い叩くチャンスがやってきます。

このタイミングを上手に見極め、カオスの時代をチャンスに変えていきたいですね。

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