先週のメルマガ配信時のBTC価格は67,000ドル程度でした。
そして ” 高値圏に近づいていますが、押し目をしっかりと拾い、資産分散先としてBTCを保有するのは日本人として正しい選択肢になると考えます。” とメルマガの中では書きました。
先週は過去最高値手前まで上昇し、10月30日には73,400ドル台をつけました。日曜日の午前中の時点でのBTCの価格は69,200ドル前後で推移しています。
年末に向けて高値更新に向かう確率は非常に高く、押し目を上手に拾っていきたいところです。
ただし、重要なことは確実に利確を行うことです。
暗号通貨市場はボラティリティが非常に高く、定期的にくる大相場の中で、確実に利確を行い、そして安値圏で買い直しをすることが大切なのです。
世界中が紙幣を刷りすぎる中で、発行枚数の決まっているBTCの価格は中長期的に言えば右肩上がりです。
しかし、大相場の後は、毎回半値、三分の一、五分の一まで下落しています。大きな波を捉えることが重要なのです。
SUIの強さが際立つ
先週のメルマガの中で、アルトコインのSuiを紹介しましたが、チャートで見比べてみるとその強さがよくわかります。
こちらは過去3ヶ月の主要暗号通貨の値動きです。BTCの上昇幅は10%弱に対してですが、ETHは20%弱のマイナスとやはりETHは弱いです。
主要アルトコインも多くのものがマイナスになっており、BTCの先月の上昇に対して、アルトコインの多くはその恩恵を受けていません。
ミームコインのDOGEは35%以上上昇し、SHIBUも12%以上上昇していますので、アルトコインはミーム中心に今はトレーダーの目が向かれているのがわかります。
そして圧巻なのがSuiです。3ヶ月で185%とダントツで上昇しています。
Deepも上場から急騰しましたが、今のSuiの勢いが続いていれば、このあと上場する注目アルトコインは、5倍、10倍まで急騰する可能性は非常に高いと考えられます。
このアルトコインの上場のタイミングについては引き続き最新情報をクリプトトレンドリサーチのなかでシェアしていきます。
資本主義と社会主義 日本はどちらか?
先日の衆議院選挙では自公連立政権が大敗しました。民主党、国民民主党の勝利というよりも、自民党、公明党の今までの支持者の多くが今回の選挙に行かないことにより、投票率が大きく下がった結果として、自民党、公明党の候補者が敗北したわけです。
自民党が行ってきたことは、国民を馬鹿にするにも程があります。しかしそれを支持し続けてきたのも日本人なのです。
日本という国は本当に資本主義であり民主主義国家なのか?
この点は昔から疑問に思っています。わかりやすくシンプルに比較してみます。
資本主義:資本主義とは売り手と買い手に自由にものの売買やサービスをさせることであり、その結果として起業家、資本家が豊かになります。
社会主義:一方で社会主義とはその自由を奪うことであり、その結果、起業家どころか社会全体も貧しくなることは歴史が証明しています。
ソビエトは何度もハイパーインフレを起こし崩壊していますし、北朝鮮など崩壊、瀕死の状況です。社会主義は長期的な継続ができず、最終的には破綻していくのです。
中国はもともと社会主義国家ですが、鄧小平時代に解放政策を取り、資本主義を加え、大きく成長してきました。しかしここにきて、習近平による独裁、権威主義的な方向に向かっていますのでこの先は厳しい時代が続くでしょう。
資本主義の国と社会主義の国を見分ける方法とは?
資本主義の国と社会主義の国を見分けられる簡単な方法があります。
誰が誰に ” ごまをすっているか” を見ることです。
資本主義では起業家がお客に対してごまをすります。より良いサービスを行うということです。より質の高い商品を提供するということです。
起業家が優しくリベラルで親切で慈善的精神のある人間だからこんなことをするのではありません。お客が良い思いをすれば、より多くのお金を払ってくれるからです。
これがまさに資本主義のインセンティブの本質なのです。
社会主義の国に行けば状況はまったく違ってきます。社会主義の国では、例えば買い手が肉屋にごまをすろうとあらゆる努力をします。そうすれば良い肉を自分の家族に分けてくれるからです。
今はそうでもないですが、15年、20年前に中国に行った時は、空港ではとにかくイミグレの職人が威張り散らしていました。体制側、権力を持つ側が圧倒的に強いのです。
社会主義の国では人々は電話会社や水道会社にごまをすります。そうすれば電話を6ヶ月ではなくて3ヶ月で手配してくれ、水道も早く引いてくれるからです。
そしてこれが腐敗の温床です。腐敗はどんどん広がり、悪化し、最後は体制を崩壊させます。
歴史がそれを証明し、繰り返されてきているのです。
何が作られるべきかを政府が決定する社会主義の国では、良い商品を作る人ではなく、政府に権限を与えられた人に報酬が与えられます。
資本主義国家では権力者が大衆にごまをすり、社会主義国家では大衆が権力者にごまをするのです。
さて、日本を見て見ましょう。
日本では人々が誰にごまをすっているのか?
日本人の多くが ”自民党 ” にごまをすってきました。
今回の選挙だけみれば、” 国民民主党 ” にごまをすっているように見えます。
なぜごまをするのか?国民民主党が最も国民に対してのばら撒き政策をとってくれるとみられているからでしょう。(しかし一切、支出に対しての財源の出所については触れていません。)
自民党はばら撒きを大衆に対して常に行い続けてきました。
しかし結果としては、日本の借金だけがそれによって積み上がり、さまざまな問題は先送りされるばかりです。
そして、ここからくる結論は明確です。他の社会主義国家が破綻したように、日本も実質的に破綻をします。
といっても日銀が破綻するのではなく、長期的で、今までよりも高い、激しいインフレが起こることにより、借金の価値が相対的にどんどん減っていき、それに伴い、国民の金融資産の価値もインフレによって大きく目減りするということが起こります。
国の財政問題の解決には、この方法しかありません。
今の日本は本来であればもっと高いはずのインフレ率を、電気代、ガス代の補助等により無理やり抑えています。しかしこれもばら撒きです。
日銀は利上げを行おうにも、利上げを行えば利払い費用が急増し、さらに紙幣を刷らなければならない状況に陥ります。将棋で言えば既に積んでいる状態なのです。
これからどのような時代が訪れるのか?
日本国民総貧困化時代の幕開けです!!
しかし、一部の富裕層及び既得権益側はますますこのような時代であっても富を増やし続けます。
継続して下落する紙幣から自らの資産をどのように守るか?
紙幣の価値の継続下落の中で、金融市場は今まで以上にボラティリティが高まります。
8月の上田ショックのようなことが定期的に今後は起こるでしょう。
それを理解した上で、投資を行い、資産を守り、増やす必要があります。
改めて一番大切なこの点を理解し、行動しなければいけませんね。
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