4日の米国株は4日連続の続落となりました。地銀株売りはパニック状況で下げ止まりません。
この日売買停止になった金融株は、ウェスタン・アライアンス・バンコープとパックウェスト・バンコープです。いずれも一時は60%を超える下げとなりました。
規模の大小を問わず他の金融機関が巻き添えとなり、ファースト・ホライゾンはトロント・ドミニオン銀行との合併破棄が嫌気されて30%を超える下げとなりました。
非常に悪い負のスパイラルが起こる
今の地銀の抱える株価下落リスクの中では、JPモルガンが行なったような破綻後の破格での買収以外はとても手を出せないと思います。
株価の急落した地銀からは、SNS上で悪い噂は拡散されます。
株価下落→資金流出→株価下落→資金流出
非常に悪い負のスパイラルが起こり破綻に向かいます。そして資金流出リスクに備えるため貸し出し姿勢はより慎重になります。
アメリカの経済は確実に悪化に向かっています。
↓↓銀行連鎖破綻から経済悪化の負の連鎖↓↓
そしてFOMCでは今回も利上げを行いましたから、借入金利は当然高くなりますから、次の資金の行き詰まりが銀行以外に広がります。シャドーバンクおよび商業不動産部分に確実に飛び火します。
↓↓次の金融ショックはリート市場から↓↓
金融リスク拡大はまだまだ止まりません。
リーマンショッククラスの金融危機が訪れる可能性は今の時点で30%程度はあると考えています。
金融危機回避のための緊急利下げもあり得る?
金利スワップ市場では、FOMCが今週の会合で決定した0.25ポイントの利上げを、7月までに反転させる可能性が高いとの見方が織り込まれています。利下げが6月に実施される確率は約25%と示唆されています。
地銀破綻がこのあと連続で幾つも起こるような事態になれば、6月のFOMCでの緊急利下げはあり得るかもしれません。
しかし、緊急利下げが行われる場合は、相当酷い状況になっている可能性が高く、株式市場はこの先急落するリスクも高まっていると考えるべきです。
4月の6日の時点でハイテク株は一時天井ではないかと記事にまとめましたが、チャートを見ても伸びきれていません。リスクを回避することも重要な投資判断です。
↓↓米ハイテク株の今後↓↓
インフレ率はまだまだ上昇する
インフレ率が高止まりする中で利下げを行えばインフレ率は上昇することになります。
まだまだ労働市場は逼迫しており、サービス部門のインフレ率は非常に高いです。金融危機を救うために利下げを行う判断をするようであれば、インフレ率は再度上昇することになるでしょうね。
そして当然のことながら日本でのインフレも止まらなくなるでしょうね。紙幣の価値はどんどん下落していくということです。
アメリカよりインフレ率が高い欧州は?
EU統計局の発表によれば、食品やエネルギーなど価格変動の激しい項目を除くコアインフレ率は3月に5.7%に上昇しました。
総合インフレ率は6.9%と、前月の8.5%から低下しました。3月はコアインフレ率が過去最高を更新しました。
インフレ率はアメリカよりも高い状況が続いています。
そのような状況の中でECBは4日、0.25ポイントの利上げで中銀預金金利を3.25%としました。
利上げ幅を縮小させたものの利上げは今回が最後ではないと強調しました。あと2回の0.25ポイント利上げが見込まれていますが、アメリカよりもインフレ率が高いのにアメリカよりも金利水準が低い。これではインフレは止まらないと思います。
欧州各国のインフレ率は大きく違っています。2月のインフレ率は6%弱のスペインから、20%を超えるラトビアまで国によってインフレ率が大きく違うのです。
ラトビアに合わせようとすれば、とても今の金利水準ではインフレは抑えられません。ラトビアのインフレを抑えるための急激な利上げを行えば、スペインやインフレ率の割合低い北欧各国の経済が死にます。残念ながらユーロ圏経済そのものに矛盾があります。
ユーロは円やドルに対して上昇するでしょうが、残念ながら大きな矛盾を抱えるユーロには
怖くて投資はできません。
↓↓欧州株が強い理由がわからない↓↓
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