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混乱するアメリカ、米大統領選挙の行方は?

米大統領選挙まであと2週間

11月3日の米大統領選まであと2週間となっていますが、ここにきてアメリカの混乱が加速しているように感じます。AI TRUSTでは先々週の時点で株式市場の下落リスクについていくつか記事をまとめましたが、まさに市場は混乱状況にあります。

このあともボラティリティの高い相場展開が続きそうですが、大統領選までは相当の混乱も考えられますので、注意した投資取り組みが重要となります。今日は迫る大統領選関係でいくつかの注目すべき点をまとめてみました。

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金融市場の変調に要注意を金融市場は大きな調整局面にあると考えるべき 金融市場がかなりボラティリティが高い状況にあります。株式市場も1日の中での上下動が非常に激...

トランプ大統領:敗北しても結果を受け入れない可能性が

トランプ米大統領は、11月の大統領選の集計結果でバイデン前副大統領が勝利した場合、敗北を認めて平和的に大統領職をバイデン氏に譲るかどうか明言しませんでした。トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で記者団の質問に答え、「われわれは何が起きるかを見なければならないだろう」と発言しています。

「私が郵便投票について非常に強く不満を示しているのはご存じだろう。郵便投票は最悪だ。」と語っており、混雑する投票所で新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される状況で複数の州が提案している郵便投票について、トランプ大統領は不正につながり得ると、根拠を示さずに批判してきました。

トランプ陣営の代理人を務める弁護士は幾つかの州で郵便投票に異議を申し立てています。トランプ大統領は、「郵便投票をなくすなら、極めて平和的な移譲が行われる。だが率直に言えば、移譲はなく、継続となるだろう。ご存じのように郵便投票は制御不能だ。それを誰よりも分かっているのは民主党だ」と語っており、暗に大統領選で敗北しても、移譲をする気がないことを明確に話しているわけです。

過去の大統領でこのような勝手な発言をするような人物は当然おらず、なぜ大統領選が直前まで迫っているにもかかわらず、自己中心主義以外何者でもないトランプを、なぜいまだに支持するのか? 多くのアメリカ人が何か悪いものに取り憑かれてしまっているのか? 先行きが非常に不明確であり、金融市場全体に対して物凄く大きなリスクとなっていると考えるべきです。 無理なポジションは持たないことが、大統領選までの正しい投資戦略だと感じます。

コロナワクチンの政治利用化鮮明に

トランプ米大統領は、米食品医薬品局(FDA)が新型コロナワクチンの緊急使用許可(EUA)の指針を厳格化する決定を下した場合、大統領がそれを拒否し得ると示唆しました。大統領選を控え、コロナワクチンの政治問題化への懸念がさらに強まっていると考えるべきでしょう。FDAはコロナワクチンのEUAについて向こう数日以内に最終的な指針を公表する見込みです。

規制当局者と医薬品メーカー各社は、ワクチン実用化の時期については政治ではなく科学に基づいて判断すると表明しています。トランプ氏はこの日の記者会見で、FDAがワクチンのEUA指針の厳格化を検討しているのかとの質問に対し、「政治的な動きのようだ」と答え、厳し過ぎると判断すればホワイトハウスが働き掛けを行う可能性を示唆ました。「それはホワイトハウスの承認が必要になる。承認する可能性もあり、しない可能性もある」と語っています。

自分の考えに合わない判断をFDAが行えば、それを拒否するということは、トランプ大統領自体が、自分の好きなように政治利用、得票率アップにつなげようとしているわけで、馬鹿げた程、なりふり構わない言動をとっています。

米社会の右化加速の可能性

米連邦最高裁判所のリベラル派判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏の死去は、米国における将来の司法と生活にとって非常に大きな意味を持っています。共和党のトランプ大統領には、連邦最高裁において6対3の保守派優位を確立する機会が訪れたことになっているのです。

これにより、大統領選に自らに都合の良い結論・判断を下す恐れが多く、アメリカ社会が右傾化するリスクが高まっています。少なくともこの2つは覆される可能性が高いです。

妊娠中絶などの社会問題

米連邦最高裁が1973年の人口妊娠中絶の権利を認めて以来、保守派の活動家はこの判例を覆そうと試みてきていました。しかしいつもあと一歩及びませんでした。トランプ大統領がギンズバーグ氏の後任に強硬な保守派を指名すれば、連邦最高裁が人工妊娠中絶の権利を大幅に制限する可能性がかつてないほどに高まることになります。

キリスト教右派は中絶には絶対反対であり、トランプ大統領はこの後の2週間で宗教を徹底的に政治利用しようとする発言を繰り返すことになるでしょう。

オバマケアが危うくなる

連邦最高裁は2012年に5対4でオバマケアを支持する判決を下しています。ギンズバーグ氏は多数派5人のうちの1人であり、同氏の後任次第では優劣がひっくり返る可能性があり、オバマケアそのものが廃案化される可能性があります。

オバマケアとは?(WikiPedia)

医療保険制度改革(いりょうほけんせいどかいかく)とは、アメリカ合衆国で試みられているユニバーサルヘルスケア制度の取り組み。バラク・オバマが2008年アメリカ大統領選挙で公約として掲げた。オバマが大統領に就任し、上下両院で民主党が優位となった議会を通過し、2010年3月に大統領が署名して成立(完全実施は2014年以降)したことから、オバマケアとも呼ばれる。主に二つの法律からなる。

Patient Protection and Affordable Care Act PPACA) 、通称 Affordable Care Act (ACA) が中心となる。日本語では、「患者保護並びに医療費負担適正化法」あるいは「患者保護及び購入可能な医療の提供に関する法律」などと訳される、アメリカ合衆国連邦議会予算局の試算では、以後10年間で、保険加入者は3100万人増加し、加入率は83%から94%に上昇するが、費用も9400億ドルに昇る。

オバマケアがなくなれば、医療を受けたくても受けられない層が拡大し、犯罪率の増加にもつながると考えておくべきでしょう。これが正しい方向だとはとても思えません。

ファイスブック:大統領選勝利広告掲載せず!

フェイスブックは、大統領選前の1週間は新たな政治広告の受け入れを中止し、投票日の翌日から再開すると発表していました。今年の大統領選では郵便投票が過去最多数に達し、集計の遅れが予想される中、トランプ大統領がフェイスブックを使って投票当日に自身の勝利を主張するかもしれない、との懸念が民主党から示されています。

フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者も先に、選挙結果の判明が遅れれば、混乱が起こる恐れがあると述べていました。広報担当者のツイートによると、フェイスブックはロイターと全米選挙プール(NEP)を通じて選挙結果が発表された時点で、結果が「布告された」と見なす方針です。両社は開票状況のライブ配信でフェイスブックと提携しています。

トランプ大統領は大統領選当日、投票時間の最中にも何度も自らの勝利宣言を、あたかも本当のことのように発信しそうで、当然SNS各社はその発言を削除するでしょうが、なりふり構わない戦略で、選挙が終了するまでは、本当に何が起こるのかわかりません。

今回の大統領選のような混乱は過去に例がなく、世界中の注目も高いですが、新型コロナの世界各国での感染再拡大も加速しており、アメリカでの政治混乱により、経済支援策が遅れることで、金融市場が下落することは今年の2月、3月の市場をみても明確であり、この後のショック安には備える必要があります。今の市場には売りに妙味があると考えられます。

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チャーリーTAKA
チャーリーTAKA
日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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