株、為替、仮想通貨動き出すと大きい
3月6日に米国では上院で追加経済対策1.9兆円が可決されました。さらに巨額財政出動が決まった状態にあります。これがマーケットに反映されると大きな流れが継続すると考えられ株、為替、仮想通貨と高ボラティリティが期待されます。
ただ、どうしても流れが出ていても間違った方法を行うとトレードでは、大きな損失となったり、せっかくの流れに乗れずに終わってしまったりすることがあります。
トレンドはフレンド、順張りと逆張り
相場格言に「トレンドはフレンド」という言葉があります。これは、トレンドが出ている際には、逆らわずについていく方が無難である、利益を得やすいという意味です。これを順張りといいます。
その逆で、流れに逆らうことを逆張りといいます。もちろん、見る足によっては違ってきますので、チェックする順番として、、
週足⇒ 日足⇒ 4時間足⇒ 1時間足
といったように、大きな流れからみて、小さな流れに落とし込んでいきます。もっと短期で売買する方なら、5分足などまで見ます。週足などは、週に1回確認する程度で問題ありませんが、常に頭の中で、現在どのような位置にいるか?を把握しておくと流れを掴みやすくなります。
画像は、ビットコイン円です。コロナショックの昨年3月末以降、ずっと上昇が続いていることが見てとれます。
引用:トレーディングビュー・ビットコイン円日足
そろそろ、、の売り(買い)は危険
日本人は逆張りを好んで行う傾向にあります。そろそろもう売っていいだろうや、流れが変わるかもしれないといった安易な発想からです。
プロでも流れの変わりを掴むのはむずかしく、時間がかかります。素人が流れの初動を掴もうと努力するのであれば、今出ている流れに乗る意識(順張り)をする方が、難易度が下がります。当然、逆張りの売りを否定するわけではありません。
仮に逆張りを行うとすれば、しっかりと諦めるポイントに損切り設定をすれば問題ありません。どこからどこまでの動きを得るのか、をはじめから決めておくことが大切です。
ただ損切りになっているということは、順張りの流れが始まっているということですので、流れに乗れない機会損失にあうということも理解しておきたいところです。仮に大きな流れが変わるときは、短期足から変わっていきます。
判断材料は、高値切り上げ(下げ)安値切り上げ(下げ)
流れの継続、そして流れが変わるタイミングで重要なのは、高値切り上げ、安値切り上げの上昇相場であれば、その状況が否定された場合は、注意です。だからといってすぐに流れが
下降相場にならずに、レンジ入りする際もあります。
レンジとは、高値、安値が切り上げたと思ったら切り下げたりとバラバラな状態です。ドル円のチャートをご覧ください。2020年のコロナショック時大きく乱高下しましたが、最終ジリジリと高値切り下げ、安値切り下げの下降トレンドが続きました。しかし、1月に入りドル円の流れが一気に変わっているのがお判りいただけますが、この頃、だれもがドル安でドル円は100円を割るのではないかと考えていました。
しかし、チャートが教えてくれています。そして同時に菅首相の円高懸念を受けて、1月7日に三者会合(財務省、金融庁、日銀)が開かれています。チャートとニュースを合わせて確認することで、ドル円の流れに変化が出たと考えることができます。
引用:トレーディングビュー・ドル円日足
現在のマーケットの流れ
” もうはまだなり、まだはもうなり ”
この言葉の意味は、もう底だと思えるようなときは、まだ下値があるのではないかと一応考えてみなさい、反対に、まだ下がるのではないかと思うときは、もうこのへんが底かもしれないと反省してみてはどうかということですが、現在は、バブル相場でそろそろ危ないなどという声が増えているように感じます。そうなると、まだ上昇するかもしれないと考えることができます。
昨年3月のコロナショック以降、政府主導のマネーが各国から入り込み、そんな中で動く官製相場となっている今、流れに逆らうことはあまり賢い考えとはいえません。個人投資家は、長い物には巻かれろのイメージでついていくことに意識を集中させることが大切です。とはいえ、大きな逆の流れが出ると「ほら、もうこのトレンドは終わりだろ」という考えが出ると思われます。
先のことはだれにも分かりません。ただ、大きな逆の流れが出たら、引きつけて買い場(売り場)を探ることで、結局ただの調整だったということがなんども続いています。だからこそ、もう終わるでしょ?もう終わるでしょ?となりますが、先ほどのドル円のように、いつかは流れは変わります。その際は思い切って損切りし、それまでとことん流れに乗って利益を積み重ねる意識をすることに集中してみてはいかがでしょうか。
利益を得ることばかりに目をやるのではなく、負けないトレードとはを意識することも重要です。人によっては、「木を見て森を見ず」となっている場合が多くあります。落ち着いて、客観的にチャートを見直してみると見えてくるものが増えてきますので、是非行ってみてください。
引用:トレーディングビュー・日経平均日足
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