S&P500とは
株取引や投資をされている方は、ご存知の方も多く、全く投資をされない方もニュースなどでたまに耳にするであろう、S&P500。
実際S&P500とはどういうものなのかを簡単に解説します。今回の記事を最後まで読んでいただくと、米株の基礎を理解すること、そして投資としての、S&Pの強さを実感することが可能です。
まず、S&P500とはStandard & Poor’s 500 Stock Indexといい、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している米国の代表的な株価指数のことをいいます。もっと簡単にいうと「米国の代表的な500銘柄」です。その500銘柄は、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している銘柄です。
米国Standard & Poor’s 社が算出した(s&p)+米国の代表的な企業(500)社の株価の指数=S&P500
指数とは、例えるなら学校のクラスの点数の平均点みたいなものと考えてみてください。さまざまな企業の株価を算出した平均値ということです。
S&P500の始まりは1923年
S&P500の誕生は、1923年。26業種・233の企業を含む複数の指数を開発したのが始まりでした。現在の形になったのは、1957年。現在2020年ですので、63年にも渡り銘柄を変えながら、マーケットに反映され続けています。
S&P500とNYダウの違いとは?
米国株といってもS&P500、NYダウ、NASDAQなどがあります。NYダウは、ダウ平均、NY株価指数などともいわれ、米国経済を代表する30銘柄で構成されています。
構成銘柄は、2020年9月時点で、アップルやゴールドマンサックスグループ、アメリカン・エキスプレスなど米国の中でもよりすぐりの企業で構成されていることが分かります。NYダウの歴史は深く最初に発表されたのは1896年で、歴史はS&P500よりも深いです。
S&P500の算出方法
S&P500の算出方法は、「時価総額加重平均」で算出します。各企業の「時価総額((株価×上場株式数))」をベースに平均値が算出されます。一方、NYダウや日経平均は「株価平均型」で算出されます。
世界的な流れとしては、S&P500の算出方法である時価総額加重平均が主流となってきています。時価総額加重平均型は時価総額の大きい企業の指影響を受けるというのが特徴です。
時価総額加重平均型
・TOPIX
・S&P500
・NASDAQ
・上海総合指数
・香港ハンセン指数
株価平均型
・日経平均株価
・NYダウ
現在、S&P500やNASDAQは史上最高値を更新しており、ITセクターの貢献によるところが大きい訳のですが、NYダウは伸びがイマイチです。
これは、アップルの株式分割が上値を重くしています。時価総額加重平均型と株価平均型の違いによるものです。株価平均型である、NYダウや日経平均株価は株価が高い企業の影響を受けやすいです。
S&P500とNYダウは、米国の二大株価指数ですが、計算方法が違うというところは覚えておきたいですね。
S&P500に投資するなら
S&P500は、米国を代表する企業であることはご理解いただけたかと思います。ここからは、S&P500に連動するおすすめの投資信託について解説します。
S&P500は、米国株式市場は、将来が有望という見解から、投資をする上で投資信託で分散して投資をしている人が多いです。すでに積み立てNISAなどで選んでいる人も多いのではないでしょうか。過去のチャートを見ても伸びていますし、アップルやアマゾン、フェイスブックやグーグルなど将来有望ですね。s&p500でおすすめの投資信託は2つあります。
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
・SBI・バンガード・S&P500
手数料(信託コスト)も安いですが、手数料で注意したいのは隠れコストですので、この辺をじっくりと調べてみることも重要です。S&P500は、最強投資法といわれていますが、あくまでも「投資」ということですのでリスクはあります。
投資の神様と呼ばれる、ウォーレン・バフェット氏も推奨しており、コロナ下で投資ブームに火がついている中、s&p500に投資していれば、手堅く儲かるという流れが現在きています。だからこそ注意しておく必要があります。
必ず、毎年プラスになるわけではありません(なれば誰でもやっていますね)し、年次リターンでいえば約30%はマイナスの年はあると認識しておく必要があります。10年間投資したら、3年ですね。短期でマイナス、長期では過去のデータからいえば強い投資といえますが、未来のことはだれにもわからないという観点の元で、投資をされるのであれば自己資金と相談の上、行って見てはいかがでしょうか。
上記の紹介した、eMAXIS Slim米国株式、SBI・バンガード・S&P500ともに個人的にいいと思っている観点でのご紹介ですので、その点もご了承ください。
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