満月、新月アノマリー
以前、ご紹介した満月と新月。これは、月に1回ずつの周期で訪れます。月の満ち欠けでマーケットが動くのか?と不思議がる方もいますが、結論からいえば動きます。満月を起点に上昇、新月を起点に下落みたいな感じです。ただ、当然ですが必ず満月は上昇するというものではなく、あくまでも『転換点』であるということを認識しておく必要があります。
なぜ、満月、新月は意識されるのか?
これは、簡単にいえば「多くのトレーダー、投資家が意識しているから」です。例えば、マーケットが満月を機会に上昇し続けていたとします。そこで参加していたトレーダーやこれから参加しようとしちえるトレーダーはこのような心理が働きます。
「そろそろ満月か・・ 持っていたポジションを決済しよう」
「そろそろ新月になるので、逆張りで売っていこう」
そうなるとどうなるか?買い保有者の決済は、売りとなります。そして新規売りの保有者が増えると、売りが圧力がかかるということになります。このように注目されているポイントであるということです。買いが市場を押し上げるのは、もっと上で買いたい人がいるから上がります。
逆に売りがさらに下がるのは、もっと下でも売りたい人がいるからです。この迷いポイント、転換点の意識には、チャートでいえば前回の安値など意識されるポイントもですが、多くのマーケット参加者が見ているポイントだということです。
6月6日の満月から起こったクロス円暴落
直近でいえば、6月6日が満月でした。ここでは、上昇を続けていたクロス円が急に勢いをなくして下落に転じました。まさに満月を意識した転換とも言えます。クロス円を一気に上げてみましたので、チャートでご確認ください。
赤い縦線ラインが満月です。
・ドル円
・オージー円(豪ドル円)
・ポンド円
・ユーロ円
Twitterでは、このように呟いています。
これは、僕自身がドル円とオージー円の売りに注目をしていたということです。理由は、もちろん満月でもありますが、それプラスチャート形状も含めて判断しています。転換せずにさらに上昇していく可能性もあります。ここは、慎重にチャートを見ながらの判断、そして満月、新月はあくまでも一つの判断材料として利用しています。
要注意・水星の逆行期間
今回要注意なのが、水星の逆行期間に入っている点です。水星の逆行も投資家が意識するポイントですが、投資だけではありません。交通機関の乱れや電波障害、書類不備などトラブルが多く発生しやすい期間とされており、意識する人は意識しています。
あまり新しいことにチャレンジするのには相応しくないとも言われており、じっくりと腰を据えて物事を見直す機会にする人もいます。もちろん、そんなことに振り回されてたまるか!という考え方もありますが、あくまでもそういう期間があり、過去に色々なことが起こっているということは、覚えておいて頂けたらと思います。
水星の逆行期間と新月で株価大暴落
記憶に新しいのが、2月末から3月の株価大暴落です。あれは、新型コロナウィルスで、金融市場がパニックに陥ったイメージですが、そのときは水星の逆行期間でもあり、新月でした。
水星の逆行期間
2月17日〜3月10日
2月24日新月(青線)、ここから株価は大暴落をはじめています。そして3月10日の満月(赤線)と水星の逆行終了で止まるか?と思われた下落も売りが売りを呼び、異例の下げとなりました。さらに加速ということです。最後に下落が止まり上昇に転じたのは、3月24日の新月(青線)です。果たしてこれは偶然でしょうか?
6月21日新月&水星の逆行期間
これからですが、満月から新月に変わります。そして水星の逆行期間です。新月と水星の逆行期間は、コロナショックと同じ状況です。これらのことから株価、為替市場に注意が必要です。占い師ではないので上か下かなど当てれませんが、上昇傾向だった株価が暴落に転じる可能性は、チャートや月の転換から見ても考えられます。株価が綺麗に反応したり、為替だったりとまちまちですが、どこが現時点でピークに達しているように見えるか?などを上手にウォッチすることで、見えてくるものがありますので、是非満月、新月、そして水星の逆行は意識されてみてください。
次の水星の逆行期間ポイント
少し先の話ですので、再度機会があれば記事にさせていただきますが、次の水星の逆行期間は、10月14日〜11月4日です。さてこのとき何があるでしょうか? 米国大統領選ですね。トランプ大統領が継続するのか?果たしてバイデン氏が大統領になるのか?重要な局面です。重要な局面に水星の逆行期間が重なっています。満月、新月も当然あります。
10月17日:新月
10月31日:満月
11月15日:新月
イギリスのブレグジットもその頃には、話が最終段階に来ているだろうと推測されますので、ポンドの動きにも注目します。当然、そのときにチャートを見ながら判断したいとこころです。
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