投資ブーム到来につきもの
投資がブーム化する流れが出ています。米国ではロビンフッド証券がブームとなり、若い世代を中心に給付金をそのまま投資に回す動きが出ました。日本でもそこまでの熱気は感じませんが、楽天やSBIなどネット証券の口座開設が増加しています。
それと同時に出回るのが、投資系の商売や詐欺です。今回はこの見極め方について解説します。投資でこのような商材系を検討される方の参考になれば幸いです。
結論：仕組みが理解出来ないならやめるべき
初心者のやりがちな行動は、お金を使って早く増やしたいという欲です。そこにつけ込む業者は数多くあるでしょう。しかし、それはあなたのただの被害者意識かも知れません。正しく理解していない中で、思っていたことと違うなどといった認識のズレです。
これは、根本的に内容を理解せずに参加、購入しているケースがあります。かつて僕もそうでした。10年前、FXの売買サインがでるツールを5万円で購入。買い場、売り場でサインが点灯します。最強のツールを手に入れた！と当時は興奮していましたが、結局は損切りをせずに痛い損失が出て、「使えないもの」扱いをしました。
その後、チャートが読めることになり、理解したのが、ただ移動平均線がゴールデンクロス、デッドクロスした際に売りと買いのサインを出している「だけ」だったのです。今でも多くの自動売買などの内容を見ますが、なるほどな、このポイントを自動化しているだな、などと理解が出来ます。
これを知った上で参加するしないをするべきだというのが、今回の見極めの結論です。
見極め力をどうつけるか
では、初めのうちどうやって見極め力をつけるのか？というところですが、これは正直のところ「近道はない」と個人的に考えています。多くの人は、投資で真剣に向き合う前に、投資とは別のことに投資をしています。それが先ほど紹介した自動売買や投資情報商材などです。これはこれで参加したのであれば、その内容を投資同様に徹底的に向き合うべきです。
そして、サポートがしっかりしていないところは、絶対にやめるべきです。サポートとは、質問に対しての明確な回答や丁寧な対応です。商売で考えると売り切ってしまいたいのが、心情でしょう。ですので購入前にサポートに徹底的に連絡をして質問をし、見極めることも１つの手段です。
人伝いは、情が出るので、より厳しく
会社の同僚や先輩、知人、友人など人の紹介で、ある日突然投資系の商材などの話を持ちかけられることがあります。これは、その人もやっていて良いという理由が殆どと推測されますが、実際のところ酷い言い方をすると、「紹介料目的」であると考えて向き合うべきです。
知り合いが故に断りにくいと考える方もいるでしょうが、自身の大切な資金。さらにそこから投資を委ねるのであればなおさら重要ですので、ここはさらに厳しく接するべきです。
出会い系サイトに注意
最近では、SNSでの勧誘ではなく、出会い系サイトでターゲットになる人がいるようです。男性側としては、女性との出会いを探していても、女性側は、ただのカモを探しているだけの場合もあるということは頭に入れておくべきです。当然男性、女性が逆の場合もあります。
最近ニュースになった詐欺ですが、30代の男性がマッチングアプリで知り合ったシンガポール人に結婚を匂わせられ、ビットコインを送金してしまったということです。男性の結婚したい願望を利用した手口ですので、この辺りも注意するべきです。この場合はただの詐欺ですが、あわよくば資産も増えれば良いかな、、といった心理を掴んでいます。
販売元を徹底的に調べるべき
最後に、気になった商材等があればその販売先を調べることです。どのような規模の会社なのか？過去にどのようなビジネスをしているのか？この辺りの精査も重要です。
販売ページなどの一番下に企業名が小さく記載されています。表示しないといけませんので、仮に見当たらない場合は、どんなに儲かりそうなうたい文句が書かれていても避けるべきです。当然、大手企業で実績がある＝今回も儲かるとはいいきれませんが、ある程度の目安にはなります。
全ては経験、勉強、ラクを選ばない
僕の経験からすると、そんなものに投資するのであれば、マーケットと向き合い損切りした方が経験値としては積み上がるのが早かっただろうなということです。ただ、当時はそうは思いませんでした。なんとかラクして、もっと簡単に儲かる方法、、そんなことばかりを探していました。
それは、果たして投資でしょうか？ここにまず注目し、自分自身はなぜ投資をしていて、なぜ今この商品が気になっているのか？常に客観的になる視点は大切です。ブームとなったり、2,000万円問題などニュースで大きく取り上げられると、このような情報系は多く出回ります。しっかりと精査し、向き合ってみてください。
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