週間市場動向

円安と日本の国力低下が加速中

先週末のNYダウは昨年12月以来の8日続伸となり、3月28日につけた最高値に迫っています。

アメリカの様々な経済指標も落ち着いてきており、FRBの利下げへの期待も高まります。(といってもできて年内1回程度でしょうが)

高い金利状態が続けば、金融市場には重しになるわけですが、緩やかにインフレが収まり、経済が急速に悪化するような状態にならなければ、2024年の株式市場、暗号通貨市場は継続的に利益を得やすい環境になりますので、このタイミング、チャンスを活かしていきたいところです。

日本の弱い現状を実感する

半年ぶりに日本を訪れ、九州を回りました。

一番感じたことは、とにかく全てが安いということです。

日本に来て地方を回る時には、必ずそれぞれの町の大型スーパーに立ち寄ります。できるだけ地元資本のスーパーを訪れます。

今回は熊本市の街中にある大型スーパーに買い物に行きました。

とにかく驚かされるのは価格の安さです。

タイバーツで頭の中で計算したときに、確実に全ての品物が圧倒的にタイより安いです。野菜も肉も卵も魚も牛乳もパンも・・・・全てが安いのです。

全てがタイと比較して日本の地方の方が圧倒的に安いのです。そしてなによりも品質が良く、圧倒的にクオリティが高いです。円安を本当に実感させられます。

日本のスーパーの経営者、流通に携わる人々。そして生産者。全て素晴らしいと思います。長く続いたデフレの時代に、徹底的に無駄を削ぎ落とした結果だと思いますが・・・・

しかし反対側から見たときに、その価格でしか買えない消費者(日本国民)のために、価格が超長期間抑えられているということですから、日本の超長期間の低成長の裏返しともいえます。

今回も平日の昼間にも関わらず、熊本のスーパーでも外国人が大量のお菓子や食料品を爆買いしていました。

今後は観光で日本を訪れるのではなく、安全でクオリティの高い食材を求めに、大量の外国人が日本のスーパーを訪れるようになると思います。

大きく需要が伸びればどうなるか?

需給バランスが崩れることになりますので、価格は上昇します。日本の国内で完結できる生産物であっても、外国人の爆買いによって提供されるものが減ってしまえば価格は自ずと上がっていきます。

そして海外からの輸入するものは今後どんどん価格が値上がりすると思います。

オリーブオイルの価格が爆上がりしたそうですが、カカオ豆の価格も高騰していますので、チョコレートも来年になれば信じられないほど値上がりすると思います。

企業努力ではどうにもならない食品の値上がりが続くと覚悟をした方が良いです。

GDPが低いタイよりも日本の方が野菜の価格が安い

一人当たりのGDPで日本よりも圧倒的に低いタイよりも、野菜の価格も日本が安いというのは本来であればあり得ません。

生産者にそれだけ負担がかかっているわけで、この形では農業自体が維持できるはずがありません。この歪な構造が崩れたときに、日本の仕組みそのものが崩れていくように思えました。

既にインバウンド需要によってホテルの宿泊費が急騰しましたが、この価格上昇は恒常的なものになるでしょう。そして、同じような価格上昇が様々なサービス、食事、食材価格上昇につながっていくように思います。日本の家計はますます厳しく、苦しくなっていきます。

日本のアルゼンチン化、トルコ化がこのあとさらに加速していくことになると考え、備えていくべきでしょうね。

地方の厳しい現状を実感

熊本の翌日は鹿児島に入りました。加世田という小さな町に宿泊したのですが、夜のご飯は加世田の街中にある和食の料理屋で食事を取りました。

ひとつひとつのつまみ、料理が非常に丁寧に作られてとても美味しいのですが、価格が安いことに驚かされます。絶妙で香ばしいく、非常に美味しいチューリップ(鶏肉)の唐揚げが1本150円でした。

タイで食べてもこの味なら倍の価格はすると思いますし、東京や大阪で食べても当然倍以上の価格は取られると思います。

お店の大将と話をしましたが、” 価格は上げたいが、価格を上げるとお客さんが離れてしまい、この街ではこの価格が限度なんです・・・ ” という答えが返ってきました。

加世田は元々は市だったのですが、周辺の市町村との合併があり、現在は南さつま市となりました。

南さつま市の人口は、2005年の41,677人をピークに減少しており、2022年には32,275人となっています。 国立社会保障・人口問題研究所によると、2040年には総人口が20,772人となる見込みとなっています。

25年で人口が半減してしまうのです。人口が半減すれば、当然のことながら、売上も減ることになり、様々な店舗が継続できなくなっていきます。

南さつま市には著名なウイスキー蒸留所があり、そこには多くの外国人が訪れます。

日本の地方の厳しい現状

しかし、彼らは近隣の加世田に宿泊することはなく、鹿児島市に帰ってしまうそうです。インバウンドのお金は加世田にはほとんど落ちてこないそうです。

お店の大将は「地方の人たちの給与水準も安く、それに合わせて仕事をしていくしかない」とも言いましたが、日本の地方の厳しい現状をみた感じがします。

驚くほど空き家も多く、そういう戸建ては家賃もほとんどかからないそうですが、過疎化する街に移住する人も殆どいないそうです。

地方再生に成功させて、人口流入につなげている街もありますが、多くの町で同様のことを行おうとしても、人口そのものが急速に減少している中では、人気のある移住先の街に人は集中することになります。

人が集まるから店もでき、施設もでき、サービスも向上しますし、予算も取れますから中途半端なところは、お金だけかけても、一切結果に繋がらず、借金のみ膨れ上がるという悪循環になっていくでしょうね。

国の借金1,276兆円

日本の借金増加に歯止めがかかりません。2023年度末で1,276兆円です。

国民一人当たり1,025万円ですが、今後人口はどんどん減少していきますので、一人当たりの借金はこの後は急増することになります。金利が上昇すれば、さらに増加ペースは早まります。問題を先送りし、アベノミクスではお金をばら撒き続けた結果がこの数字です。

ここまで膨れ上がった借金など返せるはずがありません。100%無理だと断言できます。

本格的なキャピタルフライトも加速

先月後半から当局により何度か為替介入が行われ一時的には152円程度まで円高になりましたが、先週末の時点では155.75円とじりじりと円安が進んでいます。

日本円を外貨に変えた企業、個人が日銀の介入のタイミングでドルを買っていきますので、為替介入効果など継続しません。

いよいよ持って、本格的なキャピタルフライトも加速し始めているように思います。

海外に長く住んでいるからこそ、為替の大きな変動や、日本の地方の実態を俯瞰的に見て、先々どのようなことが日本に起こるのか?を予測できます。

皆さんも是非、今の厳しい円安のタイミングにはなりますが、海外を訪れ、今のその国、町の状況を体験してみてください。

両替し、現地でお金を使うことで、円安がどれだけ大きな問題なのかを実感し、これから起きるであろうことがイメージできると思います。

茹でガエル状態から抜け出すためにも、自ら実感し、腑におちる体験をしてみてほしいと思います。

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