グリッドトレード

グリットトレードを動かす4つの判断基準【トレードツールもほぼ完成】

過去数日のグリットトレードの収益の変化を見ていきましょう。

現在、検証中なのは、下記の5種類です。

・暗号通貨2種類(BTCとETH)
・為替3ペア(ドル円、ユーロドル、ポンド円)

では、それぞれ説明していきます。

BTCとETHの状況報告

現在、暗号通貨についてはビットコインとイーサリアムで検証をしています。

BTC(ビットコイン)

まずはBTCです。

1%のグリット幅については-197.5 ドルのマイナスでロスカットとなりましたが、これは設定指示の不徹底により、1%幅だけ日々に新規立ち上げ直しをしていたからです。

これがなければ16日以降のトータルはプラスです。

18日の午前中に1%グリット幅は新規設定しましたが、上記のBTCの1,000ドル下落でロスカットとなっています。

他のグリット幅のポジションについても17日から19日にかけて利益を減らしています。0.6%のグリット幅については17日に新規で設定しましたが、18日、19日と順調に利益を積み増しています。

過去1週間のチャートを見てもわかりますが、一定のレンジでの動きに対してはピンポングリットは非常に有効に働くことがわかります。

ETH(イーサリアム)

続いてイーサリアムの状況をみてみましょう

ETHのグリットトレードのポジションは各グリット幅とも順調に利益を積み上げています。

過去1週間のETHのチャートは下記になりますが、一定のレンジでの上下を繰り返しています。

グリット幅によっての利益の違いの理由は今のところまだ理解し切れていませんので、継続的に検証を繰り返します。

2万ドルの元本に対しては5日目で5%から8%弱の利益になっています。

①グリットトレードツール:重要経済日程

グリッドトレードは設定した瞬間から一方的な上昇、下落が進むとロスカットになる可能性があります。

CPI・金融政策発表、さらには市場を動かす可能性のある経済日程、時間を外すこともポイントだと考えます。

この点を補うために、クリプトトレンドリサーチのグリットトレードツールの中に、重要な経済日程指標を自動更新する形で設定しています。

これをチェックすることで、市場が動くリスクの高いタイミング前に今保有するグリットトレードポジションを外すことができるわけです。

②グリットトレードツール:RSI&ボリンジャーバンド

今回のツールにも採用したのが、RSI&ボリンジャーバンドです。

それぞれどんな役割なのかを説明します。

ボリンジャーバンド:変動指標として正確

ボリンジャーバンドは最も人気のあるテクニカル指標の1つです。

主として、変動指標としての正確さから、相場がどの程度高いか、どの程度低いかを判断するために使用されます。

ボリンジャーバンドは次の3つのバンドで構成されています。

Middle band: 移動平均線(SMA)。

Upper band: 移動平均線と2つの標準偏差を足したもので、upper bandとlower band が相場の変動に応じて伸縮できるようになっています。

Lower band: は移動平均線から2つの標準偏差を引いた値です。前述のように、ボリンジャーバンドは移動平均線の上下に2本の線で構成されています。基本的にこの指標は 20日の移動平均線と、上下線のそれぞれに 2 つの標準偏差があります。

横方向のバンド間の距離は標準偏差によって異なります。このため、相場が落ち着いているときはバンドが狭く、変動が大きくなるとバンドが広くなります。

RSI:買われすぎ・売られすぎを判断

RSIは相場の買われすぎ・売られすぎを判断するオシレーター系のテクニカル指標です。RSIの値が20%以下になったら売られすぎ、80%以上になったら買われすぎと判断されることが多く、主に逆張りのシグナルとして活用されます。

20%と80%というラインは買われすぎのシグナルとして機能しますが、エントリーポイントはRSIの天井や底である「ピーク」の少し後が一般的です。「ピーク」に達した後にトレンドが反転したと見えたタイミングでエントリーすることが効果的です。

グリットトレードツールの2つ目としてRSI&ボリンジャーバンドを重ねたものを、BTC、ETH、ドル円、ドルユーロ、ポンド円、ユーロドルを用意しています。

BTCについては4月26日、30日に80%を超えていますが、それ以降は枠内に収まっており、ピンポングリットが有効なことが明確に理解できるかと思います。

為替グリット進捗

先日から為替グリッドについても進捗を記載していましたが、

・ドル円
・ユーロドル
・ポンド円

の3つのペアが今どうなっているかについて記載していきます。

ドル円:含み損失

ドル円のポジションについては16日以降19日までの間に含み損失が増えています。

これは理由は明確で、途中で円高になることなく、下記のチャートでも分かるように一方的に円安が16日以降続いたからです。

ユーロドル:少額の利益

それに対してユーロドルについては少額の利益が出ていますが、一方的な下落から途中の反転があったこと、下げ止まったことにより、ピンポングリットの利確が進んでいます。

ポンド円:マイナス幅が拡大

ポンド円についてはマイナス幅が拡大しています。

設定時から2円以上の円安が進んでいますが、ポンド円はおおよそ一定枠でのレンジで動いていますので、週明け円高に反転すれば利益が出始めると考えています。

為替3ポジション全体で含み損益合わせて-0.25%から-1.21%幅ですから、リスクは非常に低いこともわかるかと思います。

③グリットトレードツール:直近の市況状況

アメリカ株3指数及びテスラ株、米国先物市場、BTC,ETHの前日の値動き、変動率、暴落率、さらにはRSIが自動更新されて表記されてます。

さらにここに過去1週間、1ヶ月の変動率、暴落率が加わります。そして、さらには為替グリットで動かす通貨ペアについても同様に加えていきます。

暗号通貨市場の大きな動き、為替市場の大きな動き、イメージを掴みやすくするためのツールとなります。

④グリットトレードツール:ステーブルコインの時価総額割合

チャートにはBTCの値動き、USDT,USDCの時価総額変動。

さらには下のチャートでステーブルコイン全体が、暗号通貨時価総額にどの程度の割合を占めているかをチャート化しています。

ステーブルコインの割合の上昇とBTC・ETHの下落は相関関係があります。

BTCやETHから資金が逃避する先はフィアットではなく、ステーブルコインとなる場合が殆どです。

そして、ステーブルコインの時価総額割合への減少はBTC、ETHの上昇につながります。

急変動の傾向が見えた場合、ピンポングリットを外すタイミングとなります。

まとめ:ツールを活用することでよりリスクを低減できる

いかがでしたでしょうか?

グリッドトレードについては日々研究を行っており、本当に誰もが運用できる仕組みを作っていっています。

このあたりの詳細もまた当日のセミナーでお話させて頂きますので、楽しみにしていてください。

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