インフレ上昇が加速!!
先日、日本の11月CPIが発表されましたが、生鮮食料品を除いた数字で予想通りの前年同月比+3.7%でした。
この数字は前月より0.1ポイント高く、1981年12月以来約41年ぶりの高インフレとなりました。
年明けから3月までは様々な商品の価格の値上げが予定されていますので、日本のインフレ率は更に高まることが想定されます。
↓↓2023年インフレは更に加速する↓↓
可処分所得は減少している!!
国税庁の民間給与実態統計調査によると、令和3年度の平均年収は443万円となり、この30年間大きく変わっていません。
一般にいう年収は、税金や社会保険料を引かれる前の額面金額を指します。年収500万円の場合、実際に銀行口座に振り込まれる金額は個人差ありますが400万円前後になるでしょう。
会社員など給与所得者は、所得税、住民税、社会保険料が天引きされ、残った手取り額が「可処分所得」になります。
所得は伸び悩む中で、税率は上昇し、社会保険負担も増額され、インフレが進んでいますので、日本人の可処分所得は確実に減っています。使えるお金が減っていること。使えるお金の中で買えるものがどんどん減っていることは、誰もが今のインフレの中で感じることだと思います。
日本人の所得は今後も伸びない!!
岸田総理、日銀黒田総裁は声高に所得増加を訴えますが、これはあまりにも就業現状の実態を無視した無責任な発言です。高い利益をあげる大企業では一定の賃上げは行われることになると思いますが、利益の上がらない中小企業、個人商店ではとても無理な話なのです。
従業者数で見ると、全体の従業員数4,794万人に対して、大企業は1,433万人、中小企業は3,361万人となっています。 そのうち中規模企業が2,234万人、小規模事業者は1,127万人です。 割合では、大企業が29.9%、中小企業が70.1%となっています。
全体の2/3以上の就労者は中小企業に勤めており、多くの中小企業はコロナ禍の中で多額の政府保証での負債も増え、その支払いも始まり出す中で報酬を増額させる余裕などありません。結果的に多くの日本人の所得は増えません。
インフレが進む中で、ますます国民生活は貧困化していくのが2023年の実態となるでしょう。
ちなみに生涯所得の差は下記の表となりますが、今後生涯賃金は更に二極化が進むと考えられます。
一般会計歳出額は114兆円以上で過去最大!!
政府が23日閣議決定した2023年度予算案は一般会計歳出総額が114兆3812億円と11年連続で過去最大を更新しました。
防衛力強化を打ち出した岸田文雄政権の下、焦点の防衛費は2割超増加です。
コロナ禍からの経済活動回復で税収の伸びが見込まれるものの、歳出圧力が高まる中で財政再建への道筋は一切見えません。
↓↓防衛費2% 財源問題を考える↓↓
補正予算の異常な積み上がり!!
一般会計予算が過去最大を年々更新する中で、それとは別に大型補正予算が積み上げられています。
2020年のコロナ対応では3回の補正予算が組まれ、合計では72兆円を超えました。世界中が同様のばら撒きを行い、過剰流動性バブルが発生したわけです。
2021年もコロナ対応ということで36兆円近い補正予算が組まれ、そして2022年にはよくわからない理由で29兆円近いばら撒きが行われます。
これらのほとんどが国債で賄われているのです。世界中が財政規律に走る中で、日本だけが巨額の借金を積み上げ続けているのです。
全てのツケは結局国民に全て戻ってくる!!
結局最後にはそのツケは増税、社会保障の劣化という形で全て国民に戻ってきます。いまだにそれを理解できないとすれば、その人は本当に大馬鹿だと思います。馬鹿な政策を続ける自民党を支持し続けるわけですから自業自得とも言えます。
この後確実に、日本はますます厳しく落ちていくことになります。ここまではジワジワと落ち続けてきましたが、この後は加速度的に落ちていくことになると考えています。
日銀は降参!! しかしこれは入り口でしかない!!
先週、日銀の黒田総裁は突然のサプライズで実質利上げを開始しました。
今回の実質利上げですが、0.5%で収まることはなく、春までに更に0.25%の枠は広がり、10年債利回りは0.75%程度まで上昇することになると予測しています。
その状態では日銀の持つ国債は大きな含み損の状況となりますから実質的に債務超過状態になります。
↓↓日銀降参↓↓
日銀保有国債 たった10年で5倍以上に増加!!
日本銀行が19日に発表した2022年第3四半期の資金循環統計によると、9月末現在で短期債券を除いた国債発行残高1065兆6000億円のうち日銀の保有分は535兆6000億円に達しました。
発行残高全体の50.26%で、50%を超えたのは今回が初めてです。日銀による国債保有比率は10年前は約10%でしかありませんでした。
たった10年でそれが5倍まで膨れ上がっています。
アメリカや先進各国の中央銀行は量的金融緩和政策を既に停止し、量的引き締めを開始しています。金融市場から継続的に資金が引き上げられていますから、株価や暗号通貨市場には重しになります。
日本は量的引き締めなど行えず、日銀以外に大規模な国債の買い手など見当たらず、結局日銀は日本国債を買い続けることしかできません。買うことを止めてしまえば、その時点で金利は急騰し、国債価格は暴落します。日銀や銀行が抱え込んだ既存国債で巨額な損失が発生します。
大手ヘッジファンドの日本国債ショートが起こる?
日銀は簿価会計で損失は含み損のままで処理するのでしょうが、銀行や生保は時価会計で処理しなければなりませんので、その時点でとんでもない額の損失が発生します。
多くの地銀、信金の破綻リスクが表面化する可能性も高く、日本経済は間違いなくその時点では大混乱に陥ります。
今は小さなヘッジファンドが日本国債をショートしていますが、年明けからは本格的に大手ヘッジファンドが参戦してショートをかければ暴落一直線というリスクも高いと思います。
リスクが最小で、確実に勝てる勝負が日本国債のショート
日本国債の金利が下がるリスクはほぼなく、上昇していく確率がほとんどですから、リスクが最小の上で、確実に勝てる勝負が日本国債のショートです。大手ヘッジファンドが本格的に日本国債をショートを行った場合、日本国債は暴落し、上記の負の連鎖が起こると考えています。
日本円を持つことは今の状況はリスクだらけなように感じます。今は円安は落ち着いたように見えても、中長期的な観点から言えば、確実に日本円の価値は下落し続けると考えられます。
日銀の行っている財政ファイナンスは完全に限界にあるにも関わらず、政府はそのリスクを理解せずに、財源の確保ができない中で、無駄な予算を積み上げています。
残念ながら日本の財政・金融政策は完全に終わっています。
そしてそのツケは全て国民に回ってきます。
このリスクを改めて理解し、皆さんには2023年を迎えてほしいと思います。
為替EA”GODZILLA” 2022年12月19日〜12月25日(運用13週目)
新規口座を開設して10,000USDT(テザー)を運用資金として入金、「完全にシステムに任せて、人は一切何もしない」ことをルールにしてゼロから運用しているトレード(GBP/JPYペア)の実績・公開解説。
今回は運用13週目のレポートです。
〜新規アカウント〜
運用期間:2022.9.26~2022.12.25
運用期間:13週間
運用開始額:10,000 USD (増資後は82,799 USD)
利益合計額:9,079 USD(現在のレートで約121万円)
利確出金額:3,361 USD
含み損益:0 USD
↑こちらは毎週レポートしている新アカウントの数字です。
先週もご報告の通り途中でロットレベル及び運用額を変更しているので、月利として適切に表現するのが難しいので、利益額まで参考としてご覧ください。
より分かりやすい数字として、昨年から今まで運用を続けているアカウントの数字も今週から掲載しておきます。こちらは運用額の変更はせず回しているものなので、運用をこれから検討いただく方に参考にしていただきやすい数字となります。
〜既存アカウント〜
運用期間:2021.4.22~2022.12.25
運用期間:20ヶ月
運用開始額:5,000 USD
利益額:34,799 USD(現在のレートで約462万円)
月利:35%
それでは、新アカウントのこの1週間の動きを見ていきましょう。
まず、収支としては、6,053 USD のプラスとなりました。
先週末に保有していたGBPJPYのショートポジションはEAの予想通りGBPの下落トレンドに乗り、含み益を積み上げていましたが、先週の日銀による事実上の利上げに伴う円の上昇とも噛み合い、大きく含み益を伸ばしました。
GBPJPYの相場が反転して上昇傾向が見られ始めた週末近くに、EAはこのポジションを利確。
1週間で約80万円のプラスという大商いでした。
この1ヶ月はEAはちゃんとトレンドを読んでポジションを保有したのに、リスクが少しでも見えたタイミングで早々に手仕舞いする我慢のトレードが続いていましたが、蓋を開けてみると今月は大きなプラスで終わりそうです。
運用19ヶ月目に突入した既存アカウントも、月利35%をキープしています。
今回の日銀の利上げをEAが読んでいたわけでは当然ありません。
大きなトレンドの動きを見つつ、少しでもリスクが見えた時はポジションを整理して、ポジションの無い状態にして次のチャンスを待つ。
このような動きを徹底しているロジックだからこそ、今回のような大きなチャンスを掴むことが出来たわけで、これを人間がトレードで継続できるか?というと非常に難しいことだと思います。
しっかり守りを固めて、ワンチャンスをものにする。
今週終わったW杯で行われた、素晴らしいサッカーの試合の数々を彷彿とさせる、そんな戦略・戦術のEAですし、やはりこのEAを今、活用するのは資産構築の戦略としても非常に面白いと感じますね。
今回の日銀の発表を受けて、市場ではまだまだ様々な思惑が渦巻いています。
大きなトレンド展開が頻繁に起きやすい環境が整っており、このEA GODZILLAの得意とする相場が続く見込みです。
ご利用を検討中だった方はこの機会にぜひ、お試ししてみてください。
また、すでにご利用されている方も、今回の利益を元に、来年に向けてロットレベルの変更を検討されると宜しいかと思います。
この為替EA”GODZILLA”の概要を知りたい方、こちらのフォームからご登録ください。
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