恐慌特集

ソフトバンクが倒産の可能性も!? weworkから始まる世界恐慌の危機

ソフトバンク 倒産

ソフトバンクが倒産の危機とも言われているが、一体今ソフトバンクに何が起こっているのか?ソフトバンク・ビジョン・ファンドの闇についてあなたはどのぐらい知っているだろうか?

ソフトバンク・ビジョン・ファンドは総額917億ドルの規模でソフトバンクグループ自体も281億ドルの投資を行っており、ソフトバンクグループはアリババの筆頭株主として、上場により多額の利益及び含み益を得ることができた。

それ以外でも今までの数多くの投資成果を見せたことによる信頼により、ソフトバンク・ビジョン・ファンドには外部から600億ドルを超える投資を受けている。

そして、既にソフトバンク・ビジョン・ファンドは数多くの世界中のユニコーン起業に投資を行い、ウーバーなど既に上場している会社も出てきている。

ただし、ここに来てweworkへの出資の経緯、企業評価価値への信頼性、そもそもその方法自体がポンジースキームではないかと海外の多数のアナリストから疑問視されている。

ソフトバンクが倒産するのは2020年!?

ソフトバンクのweworkへの投資手法はどのようなものだったのか?再度ここで簡単に説明してみよう。

直近の資金調達である2019年1月を基にした推定企業価値は470億ドルにのぼり、この時に追加投資を行うソフトバンク・ビジョン・ファンドの評価額もこの価値で投資を行っている。

ソフトバンクグループとソフトバンク・ビジョン・ファンドでは合計約1兆円の投資を行っている中、weworkはIPO申請を2019年8月に行ったが、様々な問題が表面化しIPOは先延ばしされた。

2018年だけでも2,000億円以上の赤字を垂れ流し、2019年の上半期だけでも1,000億円近い赤字が続き、IPOの延期により、2019年11月末の時点では資金繰りが続かず破綻も懸念された。

そのような中で2019年10月23日、ソフトバンクグループは合計95億ドル(約1兆円)の金融支援を行うことを発表した。

この時、改めてソフトバンクグループが評価した時価総額は80億ドルに引き下げられた。

自ら年初に470億ドルと評価したものを、たった10ヶ月で80億ドルと再評価し、既に投資をした持ち分は当初価値より83%も毀損したことになった。

ソフトバンクは2019年11月6日に過去最悪の約7,000億円の赤字を発表し、ソフトバンクが倒産に繋がるリスクが懸念されています。

この赤字の多くが、weworkの評価損9,000億円が原因であることは言うまでもない。

ソフトバンクが倒産する理由となる投資手法とは?

ソフトバンクは投資した企業の評価額を上げていく手法を取っていたが、今回はそれがキッカケで倒産するとも言われているが、その手法がどんなものだったのか?

ソフトバンクグループはweworkの時価総額が低い段階から、継続的にweworkへ投資を行うことで、weworkの評価額が上昇するたびに多額の含み益を得ていた。

そしてweworkがIPO・上場に成功すれば、含み益は現実化し、株式市場で売却もできるし、その株を担保に多額の資金調達も可能となる。

ソフトバンク・ビジョン・ファンドは世界中の多くのユニコーン企業(時価総額10億ドル以上の未上場企業)に対して中心となって投資をする役割を果たしてきた。

しかし、ソフトバンクグループが投資を行う企業に対して、追加投資をしながら評価額をあげていく方法自体が問題なのである。

ソフトバンクの評価額を上げていく手法とは?

ソフトバンクグループが自らユニコーン企業を勝手に作り上げているのでは?という疑問が世界中のアナリストから問題視されているのだ。

時価総額1,000億円がどれだけの規模の企業なのか?

マザーズに上場する企業の中でも13社東証ジャスダック上場企業に至っては11社のみである(2019年12月20日時点)

例えばソフトバンク・ビジョン・ファンドがAという企業に対して

1)時価総額1億円のときに1,000万円投資を行う
2)翌年の次の増資には企業価値を10億円として1億円投資を行う
3)更に次の増資時は価値を100億円と評価をして1億円投資を行う
4)更に次の増資時に価値を1,000億円として1億円の追加投資を行う

2.3.4の増資時には他の機関投資家、ベンチャーキャピタルも投資参加する。

そしてA社の調達額は1.2.3.4の合計で30億円だとする。

では、その時に当初から出資をしたソフトバンク・ビジョン・ファンドの資産価値はどうなっているのか?

投資した合計額は3.1億円に対して時価総額が1,000億円になった時点では、211億円の価値になっており、約208億円の含み資産を持つことになるわけである。

A社が見事IPOに成功し、4回目の増資時の価値で上場したとすれば、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの211億円は実際の流動性のある資産になるわけである。

上場時に手元の株式のごく一部を売却するだけで、当初の出資資金は回収することができるわけだ。

ソフトバンクグループが投資を行っている方法、投資先の企業価値推移がまさにこれに当てはまり、weworkで出した大きな損失だけに留まらず、ソフトバンクグループ及びソフトバンク・ビジョン・ファンドが投資をする多くで、同じリスクが潜んでいると考えられている。

weworkの持つ隠れ負債は一体いくらあるのか?

weworkは2018年末段階で340億ドルのリース債務を抱え、現在は更にそれが大きく膨れ上がっており、平均して15年のリース契約は原則的に途中解約はできない。

2020年〜2023年までは年間20億ドルを超えるリース料支払いが発生する為、今回ソフトバンクグループが支援した資金はあっという間に枯渇するリスクが高い。

ソフトバンクグループ及びソフトバンク・ビジョン・ファンドにとって、weworkは今後も大きな足かせとなることは確実なのである。

これが原因となりソフトバンク・グループ全体の倒産するリスクが危ぶまれているのである。

リーマン・ショック当時と同じ現象が行われている

中身を開けてみれば単なるシェアオフィスであるweworkをソフトバンクがなぜそこまでの評価をつけて投資をしたのか?更には高値でIPOをさせようとしたのか?

ここを考えてみて欲しい。

主要幹事証券や関わる金融機関は大きな手数料を得る事ができ、既存株主は大きく利益をあげて、上場後には投資資金を回収することができる。

常に最終的に市場でババをつかまされるのは、その時のテーマ、ここでいえばユニコーン企業というテーマで市場人気化した銘柄に飛びつく一般投資家や後乗りする機関投資家ということになるわけだ。

現在の金余りの状況下であれば、株式市場の加熱が継続することで、上場後にもっともっと企業価値が高くなる可能性もある。

需要と供給のバランスで株価は形成される為、金余りの現状であれば行き場の無い金が人気銘柄に飛びつく可能性も高い。

このようなババのつかみ合いはリーマン・ショックの前をまさに彷彿させる。

当時はサブプライムローンを幾つも組合せて、更にレバレッジをかけて膨らませ、見た目だけはお化粧した金融商品として大量に売買されていた。

大手の金融機関や年金投信が皆引っかかり購入し、販売をした大元のひとつであるリーマン・ブラザーズは、それを抱え込み最後に資金繰りが尽きて破綻をした。

2008年の株式市場の大暴落、リーマンショックの大きな要因のひとつは、金余りによって起こったサブプライムローン及び金融業界のグリードだった。

今また何が起ころうとしているのか?詳しくは下記の記事もぜひ読んでみて欲しい。

サブプライム再来
サブプライム、リーマンショックが再来の可能性が高まっているリーマンショックから11年以上が経過しているが、それが起きた一番の要因の一つがサブプライムローン問題にあった。 一定以上の安定所得...

ソフトバンクグループの投資先の倒産から何が起こるか?

ソフトバンクが倒産の可能性、weworkから始まる世界恐慌が起こるリスクについては理解できただろうか?

ソフトバンク・ビジョン・ファンドが過半数の株を所有するインドのユニコーン企業である、ホテル運営スタートアップ企業であるOyoは、現在多数の問題を抱え先行き自体が危ぶまれている。

世界中の多くのユニコーン企業の化けの皮が剥がれ始めてきた今、ユニコーンというテーマの終わりのときが近いように感じられる。

2019年以降に上場したユニコーン企業はアメリカでも中国でも株式市場が大きく上昇する中で冴えない動きをし、大きく下落したものも多い。

ユニコーン企業への投資では上場後に市場で株式を購入した個人投資家が日本でもアメリカでも中国でも大きな打撃を受けている。

株式市場の宴の終焉は思っているよりもずっと近いのかもしれない。

次のバブルの崩壊はソフトバンクグループの投資先の破綻から始まる可能性も高いのである。

ぜひ下記の世界恐慌を予測する方法も合わせて読んでみて、世界恐慌への対策を考えてみて欲しい。

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日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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