恐慌特集

【ソフトバンク暴落】Weworkの破綻リスクに備えよ

wework 破綻

WeWork(ウィーワーク)の破綻リスクが迫っている

WeWork(ウィーワーク)の原型は、ニューマン氏とミゲル・マッケルビー氏が2008年5月に創業した企業「グリーン・デスク(Green Desk)」である。

設立時の主な事業内容は「地球に優しい」をコンセプトにしたコワーキングスペースの提供である。

ニューマン氏とマッケルビー氏は、2010年2月には同社を売却し、 WeWork(ウィーワーク)を創業した。そしてその後、2017年には、ソフトバンクグループから3億ドルを調達し、同社と合弁でウィーワークジャパンを設立した。

2019年1月に再度ソフトバンクグループから20億ドルの調達とウィーカンパニーへのリブランディングを実施した。そして、このときの時価総額は470億ドルにまで達することになった。

WeWork(ウィーワーク)の現状とは?

しかし、2019年、株式上場のための情報開示で公開された事業内容が酷評されたことなどをきっかけに、同社は米国証券取引委員会に提出していた上場申請を9月末に撤回することになり、創業者のアダム・ニューマン氏も、CEOを退くこととなった。

WeWork(ウィーワーク)はIPOが延期になったことで11月末の資金が足りず、このままいけば破綻するという状況にあったが、その後ソフトバンクによる1兆円にも及ぶ救済も決まり事業継続できているが、資金繰りは非常に厳しい状況が続く。

WeWorkは画期的だったのか?

ウィーカンパニーは、単なるシェアオフィス事業を展開するのではなく、パートナー企業と協力し、さまざまなITサービスや研修、教育や福利厚生、社会保険を提供する会員制のビジネスプラットフォームを目指している。

しかし、一方で、そのビジネスモデルは、実質的には既存のレンタルオフィスやシェアオフィス事業と変わらず、同社の現在のビジネスモデルには、テクノロジーを活用した要素はほとんど見られない。

創業から9年間、一度も黒字化したことはなく、2019年11月に発表された第三四半期だけで1,358億円の赤字を出しており、大規模なリストラを行っているが、このままいけば確実に資金繰りは詰まることになる。

 WeWorkが破綻するとどうなるのか?

WeWork(ウィーワーク)は500億ドル近いリース債務を持っており、今後15年に渡り合計で500億ドル、日本円で5.5兆円の家賃を払い続けなければならない。

1年間に平均して33.3億ドルという膨大な家賃支払が続く。

WeWork(ウィーワーク)が破綻することになれば賃料が支払われないことになる為、テナントビルは入ってくるはずの家賃が入らず、テナントビル自体が借入をする金融機関への支払いに滞り破綻するリスクも高まる。

多くが金融派生商品となり債権化されているため、債券市場にも激震が走り、ここに関連する多くのリート、不動産投資信託は大暴落することになる。

WeWork(ウィーワーク)はニューヨークなどの主要都市部で多く拠点を持っていて、WeWork(ウィーワーク)のマンハッタンにおけるオフィス占有面積は民間企業の中で最大であり、530万平方フィートを借り入れている。

破綻となれば、これらエリアの空室率が一気に上昇することになり、家賃相場の下落が起こることになる。

家賃相場の下落は不動産価格の下落にも直結する。

物件利回りは低下し、空室率上昇し、更には不動産賃貸業へのリスクを考え銀行融資が渋ることになり、連鎖的なマイナスが続くことで、不動産価格を大きく下落させる可能性が非常に高い。

株式市場もそれに連動する形で、不動産関連銘柄、リートが下落し、更にはユニコーン企業への大きなマイナスの風が吹き、上場済みユニコーン企業の多くが暴落することになる。

それに連なる形でIT企業全体に広がり、更には株式市場全体が大きく下落する。

この激震はアメリカだけに留まらず、中国、インドなど多くのユニコーン企業がある地域の株式市場に大ダメージを与え、世界中の株式市場は大暴落となる可能性が高い。

金融市場が収縮し、未上場ユニコーン企業へのベンチャーキャピタルの投資は、一気に後ろ向きとなり、ベンチャーキャピタルの評価も厳しく、非常に慎重になることとなり、新規の大型資金調達は難しくなる。

短期的な急成長を狙う見せかけだけの多くの企業は、ITバブルの終焉のときと同じようにほとんど消えて無くなることになるだろう。

そして、ユニコーン企業への投資を大きく行っているベンチャーキャピタルは、巨大な含み損を抱えることとなり、そこに投資をする機関投資家も大きな損失を出すことになる。

世界中のユニコーン企業に最も投資を行っているのが、ソフトバンクグループであり、ソフトバンク・ビジョン・ファンドである。

もし、 WeWork(ウィーワーク)が破綻することになり、それが様々な形で波及することになれば、ソフトバンクの業績は 世界でも過去最大の大赤字を出すことになるのは間違いないだろう。

ソフトバンクの株価が今後どうなるか?はレポートを作ってみたのでぜひダウンロードしてみて欲しい。

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AI TRUST編集部の為替担当大泉です。FX、為替歴は11年。今までにトレーダーとしても活躍。最近は為替の自動売買ソフトのアドバイザーなども務めており、為替のプロフェッショナル。
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