お金の使い方を真剣に考えてみると?
お金の使い方を大きく分けてみると、お金の使い方の考え方には基本的には次の3つしかないといえるのではないか。その3つとは消費と浪費と投資である。ではこの3つをそれぞれ具体的に例に取りながら説明してみよう。
消費とは?
普段の生活の中で使っているお金の使い方の大半は消費に当たる。これは払ったお金と同じ価値を手に入れるということであり、まさにゼロサム経済である。新型コロナが流行っている中で、298円を支払って、298円のトイレットペーパーを手に入れるというお金の使い方は、プラス・マイナス・ゼロの状態であり、得もしなければ損もしない。( トイレットペーパーが今手に入れば安心ではあるが。) 家賃の支払いも電気代も食料品の購入も全て消費に当てはまる。
浪費とは?
払ったお金よりも実際の価値が低いものを手に入れる行為と考えればわかりやすい。
損をするお金の使い方であり、一番避けなければいけないお金の使い方だ。
同僚との付き合いでの飲みは浪費
会社が終わったあと同僚と飲みに行き、愚痴ばかり話をしているとすれば、それは自らの成長にもつながらず、時間の無駄だと言える。無駄の為にお金を使うのであれば、これは浪費と言えるだろう。
趣味の為に使うお金というのは、周りの人には理解されなくても、使っている本人にとっては満足感を得られ、それが次のモチベーションにつながるとすれば浪費とはいえない。
そして、浪費をすればするほど残念ながらどんどん貧乏になり、貧困の罠に陥り、いつまで立ってもそこから抜け出すことはできなくなってしまう。
日本という国が行っている行為は浪費なのか?
102兆円を超える国家予算で運営される日本だが、新型コロナ問題での補正予算が大々的に組まれることになり、今後は様々な形でばら撒かれることになる。そして補正予算の多くは国債という形の借金として積み上がり、日本国民ひとりひとりの負担になり、先々国民全員が背負っていかなければならない。
今必要なお金を必要な人、必要な企業、必要なところに使っていくことは浪費ではない。
しかし森友学園問題のように、本来価値を圧倒的に下回る価格で国民の資産を特定企業に売り払ったり、桜を見る会のように、特定の自らの関係者に国のお金が使われるとすれば、これは国が行う浪費といえるだろう。
投資とは?
投資というお金の使い方はどのようなものか? シンプルな答えとして、“ 払ったお金以上の価値を得るお金の使い方 ” であり、誰もが一番心がけるべきお金の使い方となる。
例えば1,000円で買った本で、知識や知恵を習得して仕事が向上すれば、将来は1,000円以上のお金を手に入れることができる。1,000円というお金を使い、1万円、5万円の得を将来に渡って得ることもできる。
インターネットを通じ、フィリピンの先生とマンツーマンで英語を学ぶのは投資
語学の専門教室に通うよりも圧倒的に費用対効果を高く英語を習得できるかもしれない。
投資として使うお金というのは、使い方を工夫することで、より大きなリターンを得ることもできるのだ。これを繰り返し、積み重ねていけば、どんどんお金は効率よく働き出す。
投資というお金の使い方をマスターし、より上手に使えるようになれば、どんどんお金は増えることになる。投資にお金を使えば、出ていくお金より入ってくるお金のほうが必ず多くなる。時間の経過とともにお金持ちになれるわけである。
お金持ちと貧乏人の最も大きな差は何処にあるのか?
貧乏人は投資をせず、浪費に偏ったお金の使い方をしている。
お金持ちは無駄な浪費は抑えて、投資に偏ったお金の使い方をしている。
そして時間の経過とともに上手にお金を使えるようになることで、お金の増え方が加速するのである。
一番の価値はなんだろう?
人間にとって一番価値のあるものはなにか?
“ 経験 ” ではないだろうか。
そして、次に価値のあるものはなにかといえば?
“ 考える ”ということではないだろうか。
どんなつまらないことでも、仕事でも、仔細なことでも、自ら考えて行動することが大切なのである。たとえ失敗しても、考えて行動していれば、それは経験として身につき、次に繋がる。そしていつかきっと役に立つのだ。
一番ダメなのは何も考えないで行動すること。これではせっかくの経験も次に活かされることがない。自ら考えて、投資にお金を使っていこう。
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