コロナ下で投資ブーム加速
コロナ禍で失業者がじわじわ増えています。失業していないにしても賃金の低下、ボーナスカットなど、あらゆるところにしわ寄せがきているのが現状です。東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドでは、約4000人の正社員と嘱託社員の冬の賞与を7割削減、USJでは、アルバイトの雇い止めなど大打撃を受けている業界もあります。
GoToトラベル、GoToイートなどの経済策での巻き返しを狙う菅政権ですが、経済効果は限定的と考えられますし、さらに先を考えると、新型コロナウイルスの感染拡大は、まだまだ世界で広がりを見せている中での東京五輪開催も危ぶまれると考えられます。9月20日現在、スペインのマドリードでは再度約85万人を対象にロックダウンが行われ、フランスでもロックダウン後、最高の感染者数が出ています。
感染の不安、経済の不安から、8月の自殺者数も急増し1849人となり、前年同月比で246人増加しました。自殺の原因が全て経済的影響ではありませんが、不景気になると自殺者数が増えるのはデータが示しています。このような状況下でブームが加速しているのが投資です。特に若年層の投資意欲が増しています。
TBSテレビ 【新・情報7daysニュースキャスター】
投資とは、ごく一部の人がやっているイメージがありますが、投資熱が加速するとある現象が起こります。それは、「メディアがピックアップしだす」です。
そうなると、普段あまり投資を意識していない人、少し気になっていた人などが、投資に興味を持つようになります。メディアの威力はある意味脅威ですね。9月19日の TBSテレビ 【新・情報7daysニュースキャスター】では、興味深いタイトルで、投資についての内容が報道されました。
若い世代に投資ブーム到来・“投資はギャンブル”から「学び」へ
投資=ギャンブル、なんか危険で怪しい臭いがするもの、このような発想の日本人は少なくありません。これは、欧米と比較すると日本の教育に問題があります。日本では、お金についての教育が全くといってされない中で社会人となっていきます。
そして、投資に興味がある人は独学で学び、いつのまにかギャンブル的な内容で資産を減らしてしまう、このような負のループに陥る人もいます。そのようなイメージで、投資はギャンブルだ!あんなものはやってはいけないといった発想にたどり着きます。では、ギャブルから学びと簡単に表現されていますが、投資とギャンブルの違いとはどのようなことでしょうか。
資産を増やす投資家、ギャンブラーは統計、確率を知っている
結論からいいますと、別に投資であろうとギャンブルであろうと、” 資産が増えればいい ” こう思いませんか? いや!わたしは、ギャンブルで資産が増えるなんて許せないわって方は、ここからは読み進める必要はありません。
さて、投資とギャンブルの違いですが、結局はのところ、資金管理をしっかりとして統計や確率を理解していないと、共に生き残ることは出来ません。ビギナーズラックは投資でもギャンブルでもあるでしょう。なにも考えていないから当たる、このような現象です。ギャンブルで簡単に例えるならば、カジノでも人気のバカラでしょうか。
プレイヤーとバンカー、どちらが9に近いカードになるかを当てるだけです。コインの裏表を予想するのと大して変わりません。勝敗も約50%です。ただ、このバカラでも勝ち組、負け組が出ます。
勝ち組
・資金管理
・確率、ルール
・逃げ時
負け組
・感情的になる
・とことんやる
FXトレードも似ている
FXトレードも株式投資でも、ギャンブルに変わってしまうことは簡単におきます。これはやる人次第です。いや、FXは立派な投資だ!といっても勝たないと意味がありません。 ” あ〜ギャンブルですよ ” こんなのことをいっている人であっても、勝っていればだれも反論できません。
言葉の定義よりも、要するに勝ち続けることができるか?という点では、バカラと共通する点は多く潜んでいます。結局は、上か下かですよね。あとは、ルールや資金管理、感情的にならないなど自身でコントロールできるかが鍵となります。
損失の確定を意識する
勉強したから、株で勝てるようになる、とは言いきれません。勉強してもだれがやってもうまくいかないときはうまくいきません。そういうときはサクッと損を認め次に挑むべきです。バカラの場合は、一回、一回でベットした資金が増えたり、減ったりしますのでやめやすいですが、FXや株の場合はズルズルとマイナスを保有し続ける状況が出やすいので、ここは要注意です。学べば資産が増えるのであればだれでも学び続けます。
しかし、そこまで甘くないのが投資の世界です。ではどうすればいいのか?自分自身の考えとしては、「目先の利益に固執せずに経験を積む」これだと考えています。文字にすれば簡単な話ですが、これはなかなかクリアできないポイントで、ついつい目先の利益が欲しくなります。ここに投資の罠が潜んでいるのです。
日本人個人投資家、米株など世界投信へ
現在、日本の個人投資家の海外志向強まっています。世界株で運用する投資信託に1~8月1兆6000億円が流入しており、この数字は急激に増えています。ネット証券の米国株取引は前年の約4倍となっており、これらの要因としては、コロナの影響もありますが、世界の情報や投資の情報が得やすくなったことも要因と考えられます。
しかし、情報が得やすいから勝てるのかといえばそうではなく、情報と経験、さらには軸で学ぶことも需要と考えます。過去の経験も用いていえることは、投資で軸とする情報を得ること、そしてギャンブルをやったことがない人は、ギャンブルを楽しむのではなく、確率として資金管理としてどうすれば資産を残すことができるのか?
これを徹底的に研究することをお勧めします。あと失敗することも重要です。大きな失敗をする前に、小さな失敗をして学ぶことで得ることは非常に大きいです。投資はギャンブル、ギャンブルは投資、どちらも資産を増やすことが目的で行っている行為であるということは忘れずにいたいですね。
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