米大統領選も終わりバイデン氏が勝利したあと金融市場がこのあとどうなっていくのか?
今日はAI TRUSTとしての大局を予想してみることにしましょう。
新型コロナ問題
11月9日時点での感染者数は5029万人を超え、死亡者数は125万人を超えてきています。アメリカの感染者は1000万人に迫る勢いで、4000万人から5000万人までの1000万人の増加にかかった日数はたった3週間でした。
アメリカ、ヨーロッパの感染拡大は止まらず、これから冬を迎える中で、空気の乾燥もあり、更に感染拡大は続くことになるでしょう。ロックダウンの長期化および拡大が予想されます。これによって経済は一定以上は必ず落ち込みことを想定すべきでしょう。
各国の中央銀行が経済支援策を打ち出すことになりますが、例えば欧州など各国の調整が長引き、揉めて時間がかかるようであれば、そこで金融市場はショック安の可能性があります。ただしスムーズな継続支援が行われれば、極端な金余りが続くことになりますので、紙幣から金融市場への逃避は引き続き続くことになります。
株式市場
アメリカはバイデン大統領になっても、議会でねじれの状況が続くようであれば、補正予算は当初の民主党の求める額までは行かず、一定額で抑えられることになるでしょう。ただし大幅な増税案も通りにくくなりますので、米株式市場はコロナ問題でのロックダウン等がなければ少しずつ上昇する強い展開が続くでしょう。
そしてその中でやはり選ばれる銘柄はGAFAMを中心としたテック銘柄が最も強いでしょうね。そしてなんと言ってもバイデン政権が掲げる政策に関わる銘柄に注目すべきです。環境銘柄、クリーンエネルギー系に引き続き注目すべきでしょう。この流れは日本株も同様に考えても良いかもしれません。
為替
ここにきて急速に円高が進んでいますが、100円までの円高が進めば、政府、日銀からの円高を抑える発言等もでるでしょうし、その辺りのドル買いにはチャンスがあると思います。
流石に90円台の円高は行き過ぎだと思います。日本も紙幣を継続的に刷り続けていますし、日本国債の利回りはほぼゼロ状態ですから。ようは米ドルという紙幣も、円という紙幣も価値は継続的に下落する可能性が高いと考えるべきでしょう。
イギリスポンドの動きにも注意が必要です。そして欧州でのコロナ感染がひどい状況にありますので、ユーロに対して円の上昇もしばらく続くことも考えるべきでしょうね。
紙幣からの逃避だということ
業績に伴わない株式市場の上昇は紙幣からの逃避による上昇だと改めて理解してください。好業績企業の株価はこのあとも継続上昇し、新興市場はバブル気味の相場になり、コロナの影響があまり関係もない業績もパッとしない企業であっても、相対的に紙幣からの逃避は続くことになるでしょう。
日本では新型コロナはじわじわ拡大はするものの、春先のようなパニックは起こらないだろうと考えられますので、株式市場急落があるとすれば、日本発ではなく、欧州、アメリカ株での急落の影響によるものになるでしょう。
コロナでの影響が継続的に大きく続く企業の株については当面の間は触らないほうが良いでしょうね。
やはり中心は暗号通貨
紙幣からの逃避は貴金属にも継続的に流れますから、金、銀、プラチナはじっくりとこのあとも上昇するでしょう。ロビンフッター等からの流れが加速することになれば、急騰する場面も出てくるでしょうが、これから上を目指していくには既に高値にあるものは妙味は小さく感じます。
やはり金融市場を全体的に見渡した時、相対的に考えると、暗号通貨市場が最も上昇余力が大きいと考えられます。暗号通貨市場の時価総額は9日の時点で4500億ドル程度です。2018年1月の高値である8000億ドル程度から比べてまだまだ安値ですし、相対的に他の市場と比較して割安感があります。
ビットコインは過去の高値を当然超えてくると考えていますし、上昇する時には過剰に資金が集中することで、一時的には想像以上の高値をつけていくと考えています。
そしてやはり技術的な点でIPFSの可能性は圧倒的に高く、他の暗号通貨とは比較になりません。メインネットも公開されましたし、ファイルコインの継続的な上昇は期待できると考えています。
この辺りの詳細は11月21日(土)のウェブセミナーでも話をしますので、是非こちらからご参加ください。今回も無料開催です!!
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