人生

世界中で行った様々な投資

日本では株式投資からスタート

今年の夏で54歳となりますが、最初に投資を始めたのは20歳のときでした。ですので投資歴は既に33年を超えているということになります。

]20歳の当時、既に美容室を静岡県島田市で営んでいましたが、マネー雑誌や邱永漢氏の本を読みながら、投資に興味を持ち、実家からも近かった証券会社に口座開設をし、鉄鋼株を買ったことが自分の投資歴の始まりでした。

20歳 鉄鋼株でビギナーズラック

当時はまさに日本のバブルの真っ最中で、1株:200円台だった株が翌週には300円台になり、100円程度値上がりし、1週間で10万円程度儲かった記憶があります。まさにビギナーズラックです。美容の仕事で10万円を稼ぐには、客単価3,300円だとすれば30人施術する必要がありました。

それと比較し、お金に働かせてお金を増やすことはなんと簡単なんだ!そう思ったわけです。

自分は天才かもしれない。投資で儲かった事がある人であれば、誰もが思うことかもしれませんが、自分も当然そう思いました。

単に市場が上昇する中で、タイミングよく投資参加しただけで、鉄鋼株を選んだのも、マネー雑誌で推奨していたからだけなのですが。しかし調子良くスタートできたことで、投資への興味はどんどん深まっていき、美容室が暇だったこともあり、独学での投資の勉強を徹底して行っていきました。

20歳 ワンルームマンション投資

株式投資は継続的に行いましたが、邱永漢氏の本の中では中国や香港の不動産投資のことが多く書かれており、不動産投資への興味が増す中で、新築のワンルームマンション投資を、地元の静岡県の浜松の物件で行いました。

当時脚光を浴びていたマルコーという会社の物件でした。1,000万円程度のマンションの95%のローンもついていたので、頭金50万円と諸経費で、合計100万円程度で投資できたことが投資への後押しとなりました。

しかし購入後様々計算してみると、入居者がずっと入り続けたとしても、回収して儲けるという意味では相当に時間がかかることも理解でき、地方のワンルームマンションの価格上昇は、バブル当時であってもあまり旨味がないと判断し、購入後半年に買った金額と同額で、マルコーが仲介に入る形で転売し、終了となりました。

後々マルコーは破綻しましたし、地方のワンルームマンション投資はかなり悲惨なことになっていると思いますし、良い判断だったと思いますね。

21歳 香港のホテルへの共同投資

邱永漢氏の本の中で、香港への憧れがどんどん強くなっていき、香港に一人で旅行にいきました。そして香港のこれからの成長を確信し、マネー雑誌の中で広告があった、環境開発研究所という会社が売り出していた、ホテルの1部屋の共同投資の案件。1口:1,000万円を購入しました。

当時1,000万円という現金を持っていたわけではなく、父親に保証人になってもらい、美容室のメインバンクである銀行に融資をしてもらい購入しました。

年間18泊程度の自己使用もできた上で、毎月のホテル運営での収益も入ってきます。利回りも年間12%程度と想定され、物件価格上昇による権利価値上昇も見込まれていました。

当初2年間は3ヶ月毎の3%の利益も入り、年間6回ほどの香港への渡航でも利用し、十分に旨味もある投資でした。しかし残念ながらその後、販売会社が破綻。

権利は宙に浮く形となり、当時は弁護士に直接相談することもなく、投資をしていた権利所有者の会で定期的な報告ももらいましたが、最終的にはその後の回収もできず、この投資は失敗に終わりました。

銀行の借り入れは物件からの収入を当てにしていたわけでは元々なかったため、事業からの収益で支払いを行いました。痛い失敗ではありましたが、ますます投資への興味が増し、海外への憧れも強く持つようになっていくきっかけとなりました。

21歳 会員制リゾート権の購入

当時はバブル真っ最中、ゴルフ会員権の値上がりが毎月のマネー紙の中でも掲載されていました。ゴルフをやらないので、ゴルフ会員権自体への興味はあまりわきませんでしたが、旅がもともと好きでしたので、国内リゾートの会員権には興味がありました。

既に組織の名前も忘れてしまいましたが、マネー誌で広告掲載されていたリゾートクラブに連絡し、営業担当が来てくれることになり、説明を受けることになりました。

120万円のリゾート会員権は今後施設が増えることで、200万円、300万円と販売価格をあげていく。他者への転売もできる。縁故会員で特別に今すぐに決めてもらえれば80万円で入会できる。

しかも金利無しで24回の分割払いでOK。今はいらなければ絶対に損をする、そんな流れがどんどん進み、ついつい申し込みをしてしまいました。

地元からも近い奥浜名湖に最新の温泉付きの施設があったことも入会に踏み切った理由でした。土日休みであれば満室で取れないことも多いのでしょうが、休みが平日だったので、毎月のように浜名湖の施設は訪れていましたので、最初の数年でじゅうぶん元が取れたのではないかと思います。

ちなみにこのリゾート施設もバブル崩壊後に破綻。権利自体も紙くずになりました。ま、これも経験ということです。

投資心得1:興味を持ち徹底的に学ぶこと

投資を実践するためには原資が必要となります。自分の場合は事業を行っていたために借入を活用することもできましたが、多くの人は自己資金で行う事になります。

投資のチャンスはいつでも何処にでもあります。焦らずまずは徹底的に興味を持った投資について学ぶことから始めまていきましょう。

世界中で行った様々な投資② に続きます。

世界中で行った様々な投資②投資からビジネスに注力 実は21歳の投資のあとは、長い間ビジネスに注力することになります。投資でお金を増やすより、ビジネスで増やしたほ...

 

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