日銀が金曜日の金融政策会合後の植田日銀総裁の記者会見で、金融政策の変更を発表しました。
円は数分で3円も乱高下しましたが、今日はこのあと起こり得ることについて深掘りして考えてみましょう。
その前に・・・・週末から久々に台湾の台北を訪れていますので、現地の様子をお伝えしたいと思います。
台湾・台北訪問
今回の台北の訪問はトランジットを除けば本当に久しぶりで5年以来程度かと思います。その時も1日だけの立ち寄りでしたので、あまり深い記憶がありません。
台中関係が悪化していますが、悪化が更にひどくなれば、台湾に訪れる機会がなくなってしまう可能性もありますので、その前にゆっくり美味しい台湾料理を食べたいというのも今回の一つの目的でした。
そして実際の台中の緊迫関係がどうなっているのかを肌で感じたいということもありました。
結論から言えば、台中関係の悪化を旅行者の外国人が感じられるようなピリピリ感というのはありません。
日本からも最も身近に訪れることができる外国の一つですから、今のうちに台湾旅行をしておくことはお勧めです。
空港から台北までMTRで1本で
台湾の国際空港から台北中心地までMTR(電車)で1本で、快速であれば35分で到着します。
金額は150台湾ドルですから、日本円で600円ちょっとです。非常に便利でそして安いです。
成田エクスプレスは普通車で3,000円以上しますが、そこと比較しても圧倒的に割安感がありますね。
外国人からみれば日本の物価は円安により下がったわけですが、タクシー、電車といった交通費に関しては日本はアジアの中では非常に高い水準です。
宿泊費は?
ホテルは台北では最高ランクであるシャングリラホテルにしましたが、1泊:35,000円程度でした。
東京のシャングリラホテルの価格を調べてみると、一休で最低価格は1泊:156,000円です。
東京の一流ホテルの宿泊代金は本当に高くなったと感じます。それと比較して割安感を感じます。
台湾料理
初日の夜はホテルのスタッフに美味しい台湾料理のお店を予約してもらいました。青葉というお店を初めて使いましたが、優しい中華の味を堪能しました。
鮑やカラスミといった高級食材のコース料理を選びましたが、お酒も飲んで2人で13,000円ほどでした。
先日のマカオで食べた中華料理は6人で13万円程度でしたので、一人当たり2万円を超えていました。今回の台北の美味しい台湾料理は一人あたり6,500円ですので、1/4近くでありコスパが非常に良いですね。
街中のタクシーでの移動も大抵1,000円以内で済みますし、140円台の円安であったとしても、台北は日本人がそれほど割高感を感じない外国の一つだと思います。
美味しい台湾料理を堪能するだけでも訪れる価値は高いと思います。個人的にはこれからは、台中関係が大幅に悪化するまでは、年に数回は台湾料理を堪能するために訪れてみようと考えています。
日銀の政策変更で日本円はどうなる?
日本銀行が28日の金融政策決定会合で決めたイールドカーブコントロール政策の柔軟化措置は、日銀の想定を上回って推移する消費者物価の上昇に対応した実質的な緩和修正といえます。
約7年にわたって続く長期金利を抑制する異例の緩和策の形骸化が進んでいくことになります。
日銀は会合後に公表した声明で、「上下双方向のリスクに機動的に対応していくことで、この枠組みによる金融緩和の持続性を高める」のが狙いとしましたが、植田総裁は記者会見で上振れリスクを繰り返し強調しました。
経済・物価情勢が上振れた場合、それを反映する形で長期金利が「0.5%と1%の間に上昇していくことを容認しようという姿だ」と語りました。
今まで0.5%を10年債の上限と決めて、それ以上に上昇すれば全て日銀が国債を買っていました。
しかし、この上限を1%にしましたので、急激な国債下落がなければ、日銀の国債買いは行われないでしょう。
個人的には春前の段階で日本国債をショートしていましたが、金曜日の段階で35%ほどの利益幅で利確を行いましたが、これは明らかに判断ミスでした。
金曜日の会見中から国債価格は一気に下落して0.44%から0.55%まで進み、さらには週末の時点では0.573%となっています。
1%まで容認するわけですから、このまま1%までは金利は上昇すると判断すべきでした。凡ミスです。
金利が1%まで上昇すると日銀はどうなる?
日本銀行の雨宮正佳副総裁は昨年12月の参院予算委員会で、国債の金利が1%上昇すると、日銀の保有国債に28兆6千億円の評価損が発生するとの試算を公表しています。
時価評価が簿価を下回るためで、5%上昇では評価損は108兆1千億円に上ります。
日銀は国債の満期保有を前提にしており、雨宮氏は「決算上の期間損益に影響はない」と説明していますが、金融政策の正常化局面では金利が上がり、このあとは評価損の拡大が想定されます。いよいよ日銀は債務超過に向かって進んでいきます。
ドル円の動きは?
金曜日、植田総裁の発表後、ドル円は141円弱から138円まで3円幅で乱高下しました。
日銀の金融緩和修正で金利が上昇することで、当初は円高が見込まれていましたが、その後円は下落し、141.147円の水準まで円安が進んでいます。
日本の金利上昇により、日米間の金利差縮小による円高の流れよりも、日本の財政基盤の悪化、日銀への信頼性、日本円への信頼性への不信感による円安が進んだのではないかと考えられます。
そして週明けの市場で円がさらに売られるようであれば、動きを合わせる形で日本国債売りが膨らみ、負のスパイラルが一気に進む可能性も高まると考えています。
地銀、生保は既に巨額の国債の含み損を抱えていますが、国債価格が下落すれば、さらに損失は膨れ上がることになりますので、財務状況の悪い地銀からは資金の流出が続くこともリスク要因として考えるべきでしょうね。
考えたくもありませんが、日本でもシリコンバンクバレーの時のような取り付け騒ぎが起こる可能性もなきにしもあらずです。
今回の日銀の決定は、日本の経済、社会においては悪い意味で節目となる1日だったと感じています。
GPTinvestors
日本人の家計が円の価値の下落により破壊されるリスクはさらに高まっています。今まで以上にそのリスクからどのように回避をすべきかを考え実践していきましょう。
AI関連株への分散は暗号通貨への投資以上に今は必須だと考えています。今週はそういう意味で注目すべき企業の決算発表があります。
8月1日はAMDの決算発表日
8月1日はアメリカの大手半導体企業であるAMDの決算発表日です。
第一四半期の決算が予想を下回り株価が下落していましたが、この後はいよいよAI普及による恩恵を受けていくと思います。
AMDの場合今回の決算ではその効果はまだ少ないかもしれませんが、今年後半では明確になっていくと考えています。
先々の決算内容に対しての上方修正が行われれば、株価は大きく上昇する可能性も高くなるとみています。
AMDの上場来の株価上昇率は24,545%
上場時に100万円AMDの株を買っていれば、2億4,545万円まで増えたことになります。
チャットGPTを使いこなすことは特にある程度の年齢以上の方には難しいかもしれません。しかしアメリカを中心とした世界中の有望なAI関連株を理解し、それを上場時に分散して購入することは誰にでもできることだと思います。
上場株ですから、暗号通貨と比較して100倍お手軽です。小難しい理解も必要なくなります。
GPTinvestorsでは世界中の優良未上場AI関連株を定点観測し、成長率、利用者数の伸び、時価評価等をウォッチし、専用サイトで誰もがわかりやすく理解できる形を作り上げていきます。
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