生成系AI界隈は日刊ペースで産業革命が起きている状況です。
本日は最新状況を少しまとめてみました。
画像編集系AIの進化
まずは画像編集系AIがどのように進化しているのか?
これをいくつかの事例をあげてみます。
https://github.com/fishslot/video_loopback_for_webui
写真のリタッチ系AI
https://i.imgur.com/DyOG4Yz.mp4
リアルな方向に特化
https://www.reddit.com/r/StableDiffusion/comments/11aluf4/testing_realistic_vision_14/
VRと融合して4Dの思い出アルバム
アプリ・ソフトウェアのデザイン、テキスト指示から複数のUIデザインを生成する
https://uizard.io/autodesigner/
MagicPoserでポーズ作成+ControlNetを使用+Realistic Visionモデルを使用
このレベルのものが既に出来上がっているとすれば、早々に撮影モデルは必要なくなりますね。
下記をみると、初期の画像生成AIでしくじりやすかった手と指の出力はほぼ解決した様子です。
By separately rendering the hand mesh depth and open pose bones and inputting them to Multi-ControlNet, various poses and character images can be generated while controlling the fingers more precisely. pic.twitter.com/Y4B3hYa9jd
— toyxyz (@toyxyz3) February 25, 2023
実際にAIで画像を作成してみると?
最初のAI:https://stablediffusionweb.com/
次のAI:https://discord.com/invite/midjourney
生成系AIの雇用やビジネスへの影響
MicrosoftのAIが画像の〝意味〟を理解できるようになり、別のAIでは、患者の脳波から「患者が見ているもの」を画像として生成できるようになりました。
生成系AIの進化のスピードは本当に日進月歩です。
下記は面白い記事なので読んでみてください。
このAIを使うこととで、少し前に話題になっていたいわゆるディープフェイクは既に簡単に作成できます。
例えばアップルのサポートコールセンターにかけるとスティーブ・ジョブズの声のAIが応答してくれるなどもやろうと思えば可能になります。
フィリピンやインドなど、所得の低い国で、英語圏のコールセンターが数多く行われ、大量の雇用を生み出しています。
しかし、今後はその殆どはAIに置き換わると考えられます。当然日本でも同様に雇用はなくなります。人件費の安さで仕事を受けていた多くの部分が、AIにより職を奪われます。
長期の昏睡寝たきりの状態でも家族と意思疎通が出来る
人の寿命は伸びることになりますが、これにより国レベルでの医療費は増大します。社会保障システムはますます断ち行かなくなる可能性が高いです。
死別したパートナーとAIを通じて話が出来る
PCのモニターを通じ、死別したパートナー、昔付き合っていた最愛の人の動画が写り、本人の声で自然な会話ができるとすれば?
若い世代の人はますます結婚願望がなくなり、少子化は壊滅的に進むでしょうね。
高齢者の一人暮らしでも寂しさは紛らわされます。人は確実に外出は減り、モニターの前にいる時間が長時間化します。人類皆ニート化ですね。
買い物もAIで完結、経営コンサルも不要に
こちらのTwitterの記事は、AIを使った実際の事例ですが非常に参考になります。
AIで買い物アシスタント
ShopifyのChatGPT API連携してのチャット型コマースは今後結構伸びると思う。
モノが溢れて何を買えばいいのか分からず、それを探す軸の言語化の壁で止まっている人が多いので。
自分自身、Bing AIで買い物相談をしてみた体験がすごく良かった。 https://t.co/1sNByeNh4p pic.twitter.com/QFtiSJkeyW— KAJI | 梶谷健人 (@kajikent) March 5, 2023
経営コンサルタント
全スタートアップ戦士の父、ポール・グレアム(PG)の全エッセイをGPTに突っ込んで相談できるサイトを見つけた。
強いチームのつくり方やアイデアの見つけ方などを聞くと、彼の過去のエッセイを元に生成されたPGの回答と関連エッセイが表示される。
起業家の孤独な夜を助けてくれそうな良いサービス。 pic.twitter.com/uHu17um7BP
— KAJI | 梶谷健人 (@kajikent) March 5, 2023
アパレル 店舗もスタッフも不要に
買い物アシスタントと立体スキャン(店の全景スキャンと個別商品スキャン)があれば、アパレルの店舗もスタッフも必要なくなります。
コロナ禍の状況を思い出してください。
ほとんどの時間を家で過ごすようになれば、多くの人はファッショへのこだわりはなくなります。
不動産営業スタッフも不要に
不動産の内覧もAIを使って立体的、さらに動画として見ることができれば、不動産の営業スタッフも大多数は必要なくなります。
不動産需要の低下と一部での上昇
オフィス、店舗の需要も相当減ることになり、入居率の低下は商業不動産価格の下落につながるでしょう。
アメリカの多くの都市でオフィスの空室率が20%を超えていますが、同様のことが世界の都市部で起こるでしょう。
そして地方のショッピングモールは存続不可能なところが多数出てきそうです。
居住用不動産も二極化は進みます。利便性の高い都市部のマンションの価格は最上位のものは価格は上昇。利便性の悪い物件の価格は下落。
戸建て物件は人口減少により継続下落。
そして、その国だけで考えるのではなく、世界基準でみて、人が住みやすい中立国の主要都市に富裕層は移動をしますから、その都市の高級レジデンスの価値は上昇することになるでしょう。
宅配ニーズは増加
今まで以上にネットで買物をする人が増えますので、宅配ニーズは継続上昇します。
ただし、先々はこの部分でもロボットやドローンが活躍する機会が増えそうです。
インバウンドでも二極化が進む
訪日外国人需要に期待する日本ですが、数年単位では拡大するとしても、長期的な視点から見た場合、特徴に乏しい観光地については、ネットの3D空間で雰囲気体験したらそれで十分になると思います。
AIの進化により旅行擬似体験の質は格段に上がります。そのような観光地は廃れますし、不動産価格は下落することになるでしょうね。
人の寿命は伸びるが多くの人の仕事はなくなる
AIの進化により人の寿命は伸びますが、多くの職はAIにより奪われます。AIや自動化ツールを使いこなすプロフェッショナルは途方もないお金を稼ぐことができるでしょう。ただしこれは最小人数の雇用しか生み出しません。
GAFAM等の企業でも雇用はどんどん削られ、AIがその仕事を代行するようになるでしょう。飛び抜けた企業の業績は今まで以上の高収益を上げるようになり、株価は上昇するでしょう。
そしてここでレイオフされた人材は高いスキルがありますから、所得は下がったとしても雇用先はいくらでもあり、困ることはないでしょう。
しかし、元々再雇用先企業で働いていたスキルに劣る人材がレイオフされることになり、これが繰り返されます。そして、そのスキル自体を人が学習するスピードよりもAIは上回り、人の職はどんどん奪われることになるでしょう。
社会保障、体制の維持は?
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