週間市場動向

ガソリン200円時代に突入か?円安145円突破後は加速??

こんにちは、AI TRUSTです。

みなさんお盆休みをどのようにお過ごしでしょうか?

生まれ故郷に帰省されている方が多いかと思いますが、Uターンに台風が重なっていますので、戻る日程には十分注意を払ってください。

ガソリン200円時代へ?

参照元:ヤフーニュース

高速道路のサービスエリアのガソリンスタンドでのレギュラーガソリンの価格が200円を超えているニュースをみました。(タイでも日本のニュースは生放送で見れます。)

市中でのガソリンスタンドでの価格も180円を超えているところが多いようですが、補助金が10月にはなくなりますので、この後もガソリン価格は上昇していきます。

上記は過去5年のWTI原油価格のチャートになりますが、ウクライナ戦争後に急激に価格は上昇後、昨年5月の120ドルを天井にガソリン価格は下落し始め、今年の5月には66ドルと、半値近くまで下落をしました。

しかし、そこから再度上昇が始まり、現在は83ドル台で推移しています。

サウジアラビアを初めとして原油生産を抑えていますので、世界的に原油は需要に対して供給不足に陥っています。

年末に向けて100ドル程度まで再度価格は上昇していくと見られています。

円安:145円台に

先週末ドル円は一時145円台をつけました。

こちらは過去1年のドル円チャートになりますが、年初の127円台から20円近く円安が進んでいます。

日銀の政策会議前後では、利上げの警戒感から一時的に円高には動きますが、前回の10年国債のYCCの0.5%から1%への変更後も、10年国債が売られると、必死に日銀は金利上昇を抑えるために買い支えを繰り返しており、結局のところ、円安を容認するような姿勢が見えるため、安心して円が売られています。

日本がお盆の最中の今週は大きく円安に動く可能性がありますね。

そこに対して当局がどのような行動を取るのかが見ものです。

口先介入はもう効かないと個人的にはみています。

円安×原油高=ガソリン価格上昇

円安が進み、原油価格が上昇すればシンプルにガソリン価格はさらに上昇することになりますので、政府の補助金の追加支援策が行われなければ、市中のガソリン価格でも200円を超えてくることになるでしょうね。

車を日々利用する家庭では、家計費に占めるガソリン代が増えることになります。(政府が支援を行えばさらに紙幣をばら撒くということですから、インフレは加速します)

電気代、ガス代価格が再度上昇する可能性が高い

そして、原油価格が上昇すれば、当たり前ですが電気代にも跳ね返ってきます。天然ガスの価格も急上昇していますので、再度の電気代、ガス代価格上昇も想定しておくべきでしょう。

さらに言えば電気代金の上昇はものを生産する工場のコスト高につながりますから、様々なものの価格が上昇することになります。

レストランやホテル等の宿泊施設も原価高になりますから、値上げを行うことになります。

中国からの団体旅行が解禁になりましたので、中国人観光客が押し寄せてくれば、ホテルやレストランも日本人のために価格を維持する必要もなく、外国人からすれば非常に割安の円を使えるわけで、インバウンド顧客に向けた価格転嫁ができます。値上がりするということです。

日本のインフレは構造的に収まらない

本来はインフレに対しては利上げを行うことでインフレを抑える必要があるわけで、世界の中央銀行がそれを行っています。

既に日米のインフレ率は逆転しているにもかかわらず、アメリカはさらに利上げを行う姿勢も見せている中で、日本は利上げを行えません。

日銀は莫大な日本国債を抱えていますから、利上げを行えば債務超過に向かいます。

地銀や生保も既に保有国債では大きな含み損を抱えていますから、金利がさらに上昇するようであれば、一部地銀では今後は取り付け騒ぎが起こるリスクも高まるでしょうね。

アメリカのシリコンバレーバンクとまさに同じ状況が起こるわけです。

インフレ=紙幣価値の下落&実質増税

インフレが起これば可処分所得は減ることになります。使えるお金が減るということです。

そして、もう一つ大事なことは、仮に年間4%のインフレが進めば、紙幣の価値は4%減ることになるということです。

10年間4%のインフレが続けば、合計で40%紙幣の価値が減ります。誰が一番得をするかと言えば、1,200兆円以上の負債を抱える日本政府です。

インフレというのは実質的な増税

4%のインフレで、年間48兆円以上の借金が目減りするわけです。インフレというのは実質的な増税だということです。

日本という国は破綻もせず大丈夫かもしれませんが、日本国民の生活はさらにズタボロになっていくということです。

ここに円安がさらに進むとすれば?多くの日本人にとっては海外旅行など夢のまた夢になり、外国人からすれば格安の日本円を使い、バーゲンセールのようなものですから、不動産や上場株など様々な優良資産が買い漁られることになるでしょうね。

資産バブルは続くことになります。

海外に資産を保有する

日本のインフレと円安から資産を手堅く守るシンプルな方法は下記の4つです。

①海外に銀行口座を持ち、リスクの低い日本より圧倒的に高い金利を得る

②海外の安定した優良資産を保有する

③ BTCへの一部資産の分散

④ 海外のAI関連株への分散

今はこの4つかなと考えています。

日本の優良株や日本の優良不動産については、価格がたとえ上昇したとしても、円安によって相殺されてしまうことになり、リスクヘッジにはならないと考えています。

ウォーレンバフェットを初めとする外国勢は為替部分を非常にリーズナブルな金利でヘッジしていますので、日本株、日本の優良不動産を安心して買えるのです。

先々月に一時的にお知らせした、香港のHSBC銀行の口座開設と香港財閥大手系列生保の積立生保ですが、月内に再度案内を開始する予定です。

専用サイトではチャットボットを設置し、全ての質問に対して人工知能が答えてくれます。わからないこと、素直な疑問をなんでも質問してもらえれば良いかと思います。

海外の優良AI企業への分散投資については ” GPT Investors “ で紹介していきます。優良AI企業の進捗も日々専用サイトで確認ができますので、本当に大きく成長する企業を絞り込み、上場時に株式を買えば、より高い投資成果につながると思います。

エヌビディアの決算に注目!!

AI関連銘柄の筆頭株としてエヌビディアは年初から3倍近くまで上昇しました。

しかし、先週は連日下落をし、先月の475ドルと比較して、週末は408.5ドルと80ドル近く下落をしています。

自分自身は1月の段階で大量に既に保有をし、大きな含資産ができていますが、押し目買いのチャンスを常に待っていました。もう一段の下落があればそこで追加で購入する予定です。

8月23日にはエヌビディアの決算発表があります。非常に良い決算内容になるのは当然ですが、次の決算を再度上方修正するようなことになれば、サプライズで一気に値段を上げて、7月の高値を超えていくと考えています。

(市場を裏切るようなマイナスイメージの決算内容になれば、利確売りで下落するでしょう。しかし、考えようによっては絶好の買い場とも言えます。)

エヌビディアの決算発表には注目していきましょう。

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