先月に引き続きマカオに宿泊しました。
今回は2連泊でしたが、直近のマカオの諸事情をレポート化したいと思います。
香港のBTC両替
今回香港では60,000USDTの両替を行い、現金でHKDを引き出しました。日本円では800万円近い金額となります。
最初に保有しているBTCをUSDTに換金。そして、香港のBTCの両替商の店頭に向かいます。両替商はこんな感じです。
小さなテナントの入る商業ビルの一角にあり、何やら怪しい雰囲気ですが安全安心です。
両替商の店頭でUSDT送金のQRコードを提示してもらい、そこにウォレットのUSDTをまとめて送金します。即座に入金確認され、現金と交換です。
今回の場合、金額がまとまっていますので、前もって両替商に伝えて現金を用意してもらいます。流石にこの金額を店舗に置き続けるのはリスクがありますから。
今回はこの資金はそのまま積立生保に入金です。大手保険会社の担当者も一緒に両替商に来てもらい、その場で現金を預かってもらいました。
香港のBTC両替というのは実は法的に言えばグレーなのです。以前はBtoBでウェブで完結できたのですが、今はここに規制が入り、暗号通貨系の会社から銀行に入金があると香港・マカオでは注意がきて、2度これを行うと銀行口座が閉じられます。
先日香港のHSBCでBTCの現物ETFがスタートしましたが、香港当局の姿勢がいまいちはっきりしないところがありますね。
中国人観光客でいっぱいのマカオ
今回も前回と同様にグランドリスボアパレスに宿泊です。ホテルはほぼ満室状態で、チェックインも時間がかかりました。夕食はよく使う金悦軒という火鍋が美味しい店に行きましたが、今回は海鮮を含めた中華を頂きました。
料理の種類は6種類か7種類、5人で最初はビールを飲んだ後にウイスキーをボトルでオーダー。
締めて金額は6,000HKDほど。日本円で11万円を超える程度ですが、以前にマカオに住んでいた時よりも大きく物価は上昇しました。昨日の香港の牛丼と同様で、インフレ*円安で、日本円換算だと以前の倍程度になったように思います。
それでも店はほぼ満員で大賑わいです。どこのテーブルでも巨大なタラバガニや刺身の盛り合わせを食べています。
このお店はカジノVIPも多く訪れますので、カジノのジャンケット側が食事をVIP顧客にご馳走しているのかもしれません。マカオはコロナ禍前に完全復活した感じがします。
ベネチアンもたくさんの人
ベネチアンには巨大なショッピングモールが隣接していますが、ここも物凄い人で賑わっていました。価格は決して安いとは思えませんが、エルメスやシャネル、ルイヴィトンなどは店の前に行列ができて、かなりの時間待たなければ入れない状態でした。
日本のインバウンドの状況を見ると、中国からの来訪者がまだまだ少ないようですが、この理由がわかりました。
今、中国人が日本旅行のためのビザの申請には、年間所得が50万元。日本円で言えば年収1,000万円以上なければビザが降りないようです。
これでは多くの中国人の訪日は不可能です。この辺り中国政府のコントロールもあるのでしょうね。しかし反対に言えば、この条件が先々緩和された時には中国人の訪日が一気に増えることになるでしょうから、インバウンドビジネス、関連株はさらに大きな上昇余地があるとも言えると思います。
街中にはウィスキーバーも!!
マカオ半島側の旧市街地にはこんなウィスキーバーもできていました。スコッチが中心でしたが、数百種類揃っており、なかなかの品揃えです。
中国のジュハイからマカオ半島側に直接入れる橋も作っていたり、大きな埋め立てをしていたり、コロナ禍前のマカオとは一段と様変わりしています。
マカオの隣の中国の横琴も大規模開発は進んでいますし、中国の地方部の経済悪化、不動産価格の下落はひどい有様ですが、広東省に関して言えば、非常に経済は活発だと感じます。
成長力という面で考えても、マカオという国は定期的に訪れるには刺激も多く楽しい街だと改めて感じさせられますね。